2017年01月23日
三ツ間、最強ボディー
三ツ間、最強ボディー
2017年1月22日 紙面から

ブルペンで投球する三ツ間(篠原麻希撮影)
たとえ大穴でも、先行逃げ切りで居場所をつかむ。「2月1日から100%でアピールするためにやってきました。それが正解だったと」。支配下選手として初めて臨む春季キャンプの舞台は1軍。三ツ間が自信をみなぎらせた。
全精力を注ぐのが初日のブルペン。「できているなと思われるか、まだだなと思われるかで、その後のチャンスも変わってくると思う」。他の投手も並んで一斉に投げる中で「自分のことを見てほしい」と首脳陣の視線をくぎ付けにしたい。
ナゴヤ球場での選手会合同自主トレでは、すでに捕手を座らせて50球。ウエートトレーニングでいじめてきた体も完成した。体重が1キロ増の91キロになったのに対し、体脂肪率は2%減の15%。無駄がそぎ落とされ「今までで一番。最高の状態です」と人生史上最強ボディーで挑む。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201701/CK2017012202000090.html
2017年01月23日
若松、新フォーム手応え 直球10km増だ
若松、新フォーム手応え 直球10km増だ
2017年1月21日 紙面から

ブルペンで投げ込む若松。左肩を下げる新フォームに手応え=中日ドラゴンズ屋内練習場で(小沢徹撮影)
中日・若松駿太投手(21)が20日、打者の体感速度10キロアップの直球に自信を見せた。ナゴヤ球場での選手会合同自主トレで、今年初のブルペン入り。このオフに取り組んできた投球フォームの改良で、球持ちが格段に良くなったと実感する。目指すは体感145キロ。直球が速いほど、得意のチェンジアップが生きてくるのは間違いない。
まだ軽い投球でも、球の伸びは分かる。「投げてみて、ボールをより前で放せている感じはありました」。今季初のブルペンで21球を投げた若松は、手応えを口にする。直球が遅いという乗り越えるべき課題に、スピードガンではなく打者の体感速度で答えを出す。
「目標は145キロくらいの真っすぐだと感じさせることですね」。昨季は疲労の蓄積もあって130キロ後半止まり。他球団の強打者も苦戦する伝家の宝刀・チェンジアップは直球との球速差があるほど生きるだけに、攻略されたこともしばしばだった。
兆しとなったのがフォームの改良だった。昨年12月中旬から地元の福岡県久留米市で1カ月間の自主トレに励んだ際、知人の理学療法士から体が動く仕組みを学習。投球動作に落とし込むと、上から投げ下ろそうと意識し過ぎて肩周りが窮屈になっていることが分かった。そこで、リリースの直前に反対の左肩を少しだけ下げたところ「よりスムーズに右腕が振れるようになったのは間違いないです。ボール1個分くらい前って感じですね」。より打者に近い位置でボールが手から離れれば、その分ベース付近で速く感じる。「低めにも行きやすくなると思います」と見据える。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201701/CK2017012102000112.html
2017年01月23日
翔太、異国・豪州で異色の出会い
翔太、異国・豪州で異色の出会い
2017年1月21日 紙面から

日焼けした顔でオーストラリアでの自主トレを振り返る鈴木=ナゴヤ球場で(小沢徹撮影)
中日・鈴木翔太投手(21)が20日、異国の地での異色の出会いを明かした。自主トレで9日から10日間滞在したオーストラリアで、知人を介して親交を持ったのが落語家の桂ざこば(69)。何度も食事に連れて行ってもらい、日本での再会も約束した。今季は1軍で躍動する姿を見せ、関西の重鎮に恩返しをする。
こんがり小麦色の肌は、極寒のナゴヤ球場で際立つ。前日19日に帰国して選手寮に戻ってきた鈴木が、オーストラリアでの日々を振り返った。もちろんトレーニングの話題が中心だが、ふと思い出したようにつぶやいた。
「ざこばさんに会ったんですよ」。自主トレを手伝ってもらっていた知人を通じ、現地を訪れていたはなし家と初対面。親子以上に年の離れているが、気に入られたようで「4日間で3度もご飯に連れて行ってもらいました」と感謝した。
最終日には練習風景を見学にも訪れたといい「すごく良くしてもらいました。やっぱり落語家さんだけあって、話していてもすごく面白かったです」と新鮮な刺激を受けた。別れ際には「大阪でまたご飯に行こう」と誘ってもらい、「そうなるといいです」と願う。
その約束を果たすべく、異国でも自らをいじめ抜いた。最大の観光地・ゴールドコーストにある母方のいとこ宅に世話になりながら、早朝6時から砂浜でランニング。その後も午後4時までみっちり汗を流した。ブルペン入りも重ね「しっかり指にかかった球がいっていたと思う。手応えはいいです」とうなずく。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201701/CK2017012102000111.html
2017年01月23日
八木、崖っぷちイヤーはい上がる
八木、崖っぷちイヤーはい上がる
2017年1月21日 紙面から

ブルペンで投球するベテランの八木(小沢徹撮影)
中日・八木智哉投手(33)が、早仕上げで背水イヤーに臨む。20日はナゴヤ球場での選手会合同自主トレでブルペンに入り、変化球を交えて53球の熱投。春季キャンプでスタートダッシュを決め、数少ないチャンスをつかむ。
並んで投げる若手は30球程度の中、ひとりギアが違う。「早い段階で試合での感覚を確認したいので、しっかり肩を作っていこうと思います」。受けた捕手の杉山は防具こそつけてないとはいえ、さながら本格的な投げ込みだった。
中日加入2年目の昨季は春先にケガで出遅れ。夏場に得意の広島戦で6イニング1失点と意地を見せ、今季の望みをつないだ。「そんなにチャンスはない」。自らの立場は分かっているからこそ、いつでも臨戦態勢は整えておくつもりだ。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201701/CK2017012102000110.html
2017年01月23日
笠原、脱!!人見知り
笠原、脱!!人見知り
2017年1月21日 紙面から

スタンドのファンにあいさつする笠原=ナゴヤ球場で(金田好弘撮影)
中日のドラフト4位・笠原祥太郎投手(21)=新潟医療福祉大=が20日、「脱・人見知り」を宣言した。捕手だけでなく周囲とのコミュニケーションは必須。奥手な最速147キロ左腕が課題克服へ奮闘中だ。
ド緊張の場面が待っていた。選手会合同自主トレ後の新人選手によるあいさつ。人見知りを自認する笠原がグラウンドでマイクを握る大役を担った。
「これから1軍で活躍できるように頑張るので、応援よろしくお願いします」。決意表明が、どことなくたどたどしい…。前日には同3位の石垣が特技のダジャレでスタンドのファンを楽しませた。「石垣のようにギャグはないですが、練習を終わります」。何とか締めた。「しゃべるのは大の苦手。慣れていかないといけないですね」と、笠原は頭をかいた。
ハードルは高そうだ。「聞かれたことには答えられるが、自分から発信できない」。積極的に話し掛けられないことがネックになっている。大学時代のマウンドでもほとんど捕手の要求通りに投げ、「実家でも静かに過ごしていた」という。
受け身の姿勢を変える足掛かりになりそうなのが同学年の選手だ。笠原を含めて1994年度生まれの選手は若松、浜田達、ルーキーの柳、京田ら計8人。「何かが変わるかもしれない。開かれればうれしい」と若松を筆頭に94年組で集まる「若松会」開催を願った。食事をともにすれば、芋づる式に先輩、後輩とも交流の輪が広がる。コミュニケーションも取りやすくなるというわけだ。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201701/CK2017012102000108.html
2017年01月23日
久本打撃投手は…広島・菊池から学んだファンサービス
久本打撃投手は…広島・菊池から学んだファンサービス
2017年1月21日 紙面から

マイクパフォーマンスする笠原(中)と久本打撃投手(右)の前を邪魔しようと走り抜ける堂上、松井雅、遠藤
昨季で引退し、古巣に復帰した中日・久本祐一打撃投手(37)が20日、広島で菊池から学んだファンサービスのメソッドを取り入れた。練習後、ルーキー笠原のあいさつが終わると、マイクを強奪。「4年ぶりに帰ってきました久本です。Aクラス、優勝を目指し、雰囲気を明るくして頑張ります」と球場を盛り上げた。
「(中日に)戻ってきて、(雰囲気が)暗いなと感じていた」。13年から在籍した広島では名手菊池とも自主トレ。その経験が頭にある。「グラウンドでも場を盛り上げるし、知り合いのお笑い芸人さんにお客さんの前でコントをしてもらってから練習を始めることもあった」
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201701/CK2017012102000107.html
2017年01月22日
沖縄春季キャンプメンバーのお知らせ
沖縄春季キャンプメンバーのお知らせ
2017/1/21 現在
春季キャンプの北谷球場組、読谷球場組のメンバーをお知らせします。
北谷組(北谷公園野球場)

【投手】
田島慎二、岩瀬仁紀、佐藤優、又吉克樹、柳裕也、鈴木翔太、吉見一起、野村亮介、岡田俊哉、大野雄大、福谷浩司、丸山泰資、山井大介、福敬登、三ツ間卓也、バルデス、笠原祥太郎、アラウホ、若松駿太、小熊凌祐、伊藤準規、ロンドン、ジョーダン
【捕手】
木下拓哉、松井雅人、加藤匠馬、杉山翔大
【内野手】
高橋周平、阿部寿樹、森野将彦、遠藤一星、石岡諒太、ゲレーロ、溝脇隼人、京田陽太、亀澤恭平、堂上直倫
【外野手】
藤井淳志、平田良介、大島洋平、古本武尊、ビシエド、近藤弘基
読谷組(平和の森球場)

【投手】
小笠原慎之介、武藤祐太、阿知羅拓馬、祖父江大輔、浅尾拓也、金子丈、藤嶋健人、小川龍也、八木智哉、岸本淳希、木下雄介、浜田智博、濱田達郎、山本雅士、吉田嵩、西浜幹紘
【捕手】
桂依央利、武山真吾、赤田龍一郎、藤吉優
【内野手】
荒木雅博、石川駿、石垣雅海、三ツ俣大樹、福田永将、谷哲也、岩﨑達郎
【外野手】
友永翔太、井領雅貴、野本圭、松井佑介、工藤隆人、赤坂和幸、渡辺勝
※日によってはメンバーが入れ替わる場合もございます、あらかじめご了承ください。
http://dragons.jp/news/2017/camp-member.html
2017/1/21 現在
春季キャンプの北谷球場組、読谷球場組のメンバーをお知らせします。
北谷組(北谷公園野球場)

【投手】
田島慎二、岩瀬仁紀、佐藤優、又吉克樹、柳裕也、鈴木翔太、吉見一起、野村亮介、岡田俊哉、大野雄大、福谷浩司、丸山泰資、山井大介、福敬登、三ツ間卓也、バルデス、笠原祥太郎、アラウホ、若松駿太、小熊凌祐、伊藤準規、ロンドン、ジョーダン
【捕手】
木下拓哉、松井雅人、加藤匠馬、杉山翔大
【内野手】
高橋周平、阿部寿樹、森野将彦、遠藤一星、石岡諒太、ゲレーロ、溝脇隼人、京田陽太、亀澤恭平、堂上直倫
【外野手】
藤井淳志、平田良介、大島洋平、古本武尊、ビシエド、近藤弘基
読谷組(平和の森球場)

【投手】
小笠原慎之介、武藤祐太、阿知羅拓馬、祖父江大輔、浅尾拓也、金子丈、藤嶋健人、小川龍也、八木智哉、岸本淳希、木下雄介、浜田智博、濱田達郎、山本雅士、吉田嵩、西浜幹紘
【捕手】
桂依央利、武山真吾、赤田龍一郎、藤吉優
【内野手】
荒木雅博、石川駿、石垣雅海、三ツ俣大樹、福田永将、谷哲也、岩﨑達郎
【外野手】
友永翔太、井領雅貴、野本圭、松井佑介、工藤隆人、赤坂和幸、渡辺勝
※日によってはメンバーが入れ替わる場合もございます、あらかじめご了承ください。
http://dragons.jp/news/2017/camp-member.html
2017年01月21日
柳、キレる!エグい!!垂直カーブ
柳、キレる!エグい!!垂直カーブ
2017年1月20日 紙面から

ブルペンでカーブを初披露した柳=中日ドラゴンズ屋内練習場で(金田好弘撮影)
中日ドラフト1位の柳裕也投手(22)=明大=が19日、持ち味のカーブをブルペンで初披露した。ナゴヤ球場での選手会合同自主トレで2度目の投球練習。真上から大きな弧を描く落差に、受けたブルペン捕手もうまく捕球できなかった。プロでも珍しい「魔球」は、自らの実力を測る物差しともなる。
柳の宝刀が、初めて披露された。2度目のブルペンでふと思い立った。捕手を立たせたまま直球のみの予定だったが「投げてみようかな」と選んだのがカーブ。高い位置から放たれた回転の利いた緩い球は、文字どおりの急カーブを描いて沈んだ。
「キレるわ、これ!!」。予想だにしなかった軌道に、吉田ブルペン捕手は捕球に苦戦。それ以降に投じられた2球には対応したが「エグいッス。真上から真下に落ちる感じ。映像では見ていましたが、今の中日にはない球ですね」とべた褒めだった。
ドラフト1位をたぐり寄せた大きな武器。140キロ台後半の速球に対して、カーブは持ち球の中で最も遅い105キロ前後だ。明大ではカウント球だけでなく、決め球としても多投した。担当の佐藤スカウトも「フルカウントからでも平気で投げていた。カーブで三振だって取れる」とほれ込んだ理由を力説する。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201701/CK2017012002000102.html
2017年01月21日
田島、心の中で実況中継
田島、心の中で実況中継
2017年1月20日 紙面から

緊張感を自ら高めブルペンで投球する田島=中日ドラゴンズ屋内練習場で(金田好弘撮影)
自己実況中継で緊張感を高める。中日・田島慎二投手(27)が19日、ナゴヤ球場に隣接する屋内練習場でブルペン入りした。昨季17セーブの右腕は、春季キャンプで試合中のあらゆる状況を心の中で実況中継する考えだ。ブルペン投球の緊張感を高めることで、抑えにもセットアッパーにも対応する。
「9回裏2死満塁、リードは1点。バッターは筒香!」-。沖縄・北谷のブルペンで耳を澄ませば、そんなつぶやきが聞こえてくるかも…。いや、あくまで田島の心の中での話だった。点差、走者、打者。楽な状況で投げることはない。練習を練習で終わらせず、実戦に近い感覚を自らに課す。
もちろん、全球ではない。まずは心身の状態をしっかりと上げ、持ち球の精度を上げることが優先。ただ、その日その日の状態を見極めた上で、「ダラダラ投げることに意味はない。そうやって試合中の場面を想定することも出てくる」と話した。
昨季はシーズン途中からクローザーとして起用され、チーム最多の17セーブ。ただ、メジャー経験もあるアラウホとロンドンの加入で勝利の方程式は再構築。キャンプ、オープン戦を経て役割分担が決まる。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201701/CK2017012002000100.html
2017年01月21日
福田、2カ月ぶりキャッチボール
福田、2カ月ぶりキャッチボール
2017年1月20日 紙面から

ノックのゴロをさばく福田=ナゴヤ球場で(小沢徹撮影)
右肩痛からの復帰を目指す中日・福田永将内野手(28)が19日、2カ月ぶりにキャッチボールを再開した。キャンプは2軍スタートが決定的だが、2月中の1軍復帰を目指す。
わずか5メートル、されど5メートル。福田が一球一球感触を確かめながら、投げた。「とりあえずは順調にきてますね。これから徐々に距離を伸ばしていければ」。久々の感触に、安堵(あんど)の表情を浮かべた。
昨季終了後から右肩の状態は一進一退を繰り返していた。キャッチボールを再開しては、ノースローの繰り返し。昨年11月にはヤンキース・田中将大が右肘靱帯(じんたい)部分を断裂した際に受けた治療法「PRP(多血小板血しょう)注射」を取り入れるなど懸命の治療を続けてきた。今年に入り、タオルを使ったシャドーピッチングなどで投げるイメージをつくり、ようやく一歩を踏み出した。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201701/CK2017012002000101.html