2017年01月27日
燃える田島 稀勢の里から直接エール
燃える田島 稀勢の里から直接エール
2017年1月27日 紙面から

稀勢の里の横綱昇進を伝える26日付中日スポーツを手に、キャンプへ向け気合の表情を見せる田島=沖縄県恩納村のホテルで(小沢徹撮影)
沖縄で自主トレ中の中日・田島慎二投手(27)が26日、稀勢の里の横綱昇進に負けじと、タイトル獲得を誓った。2人は2012年から交流があり、田島は稀勢の里が初優勝を決めた際に、もらい泣きをするほど感激した。昇進決定後のお祝いメールには「お互いがんばろう」とエールのお返しがあったという。新横綱から刺激を受けた背番号12が新たなステージへ向かう。
思わずもらい泣きした。初場所14日目。優勝を決めた稀勢の里の取組を、田島は沖縄のホテルで手に汗握りながら見つめていた。「うれしかったというか、感動しました」。その後の支度部屋でのインタビューでは稀勢の里のほほを熱いものが伝った。それを見て、田島もグッと込み上げるものがあったという。
いても立ってもいられなかった田島は、大相撲中継が終わった直後の午後6時6分に「おめでとうございます。こんなにうれしいことありません。めちゃくちゃ鳥肌立ちました」とメールを送信。すると、1分後に「応援ありがとう!」と返信が。報道対応などでバタバタの中での素早い返しに「1通メールが返ってくるだけでも感動です」と笑顔をみせた。
出会いは2012年。知人を介して知り合った。「野球が好きだったみたいで、話が弾みました。テレビで見ていると、あまりしゃべるイメージはないですけど、プライベートではものすごく話してくれる。オンとオフがものすごくしっかりしているのでそういうところは見習いたい」。ブルペンの雰囲気や試合前の過ごし方など、気さくに質問を投げかけてくる稀勢の里と意気投合。そこから名古屋場所で訪れた際に一度は食事をともにする仲になった。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201701/CK2017012702000114.html
2017年01月27日
平田、WBC決勝3・23に29歳
平田、WBC決勝3・23に29歳
2017年1月27日 紙面から

沖縄入りした平田=那覇空港で(黒田淳一撮影)
第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表に選ばれた中日・平田良介外野手(28)が26日、WBC決勝(3月22日、ドジャースタジアム)から逆算して、キャンプ中もWBC仕様で調整する考えを示した。WBC決勝は日本時間の3月23日で、平田の29歳のバースデーと重なる。「世界一の誕生日」にするため、キャンプ中の練習試合初戦となる2月12日のハンファ戦(北谷)に出場する意欲も見せた。この日は、中日の選手57人、コーチ2人、スタッフ32人が中部国際空港から2便に分かれて合同自主トレのため沖縄入りした。
世界の頂に照準を合わせた。WBC日本代表に選ばれてから2日。初めての大舞台で日の丸を背負う喜び以外にも、平田には気持ちを高ぶらせる材料があった。
WBCの決勝が行われる3月22日は日本時間の同23日になる。その日は平田の29歳の誕生日だ。報道陣から知らされると「そうなんですか?」と目を丸くしつつ「決勝まで行きたいですね」。バースデープレゼントが世界一のトロフィー…。そんな最高の物語に思いをはせた。
WBCをにらんで、今オフは前倒しで調整を続けてきた。平田は1月上旬に三重・四日市で行った自主トレからシーズンと同じ体重96キロをキープ。コンディションは問題ない。「(セ・リーグ)開幕に向けていいスタートを切れるようにしたい。開幕の前にWBCがあるので、早めに仕上げていかないといけない」。キャンプ中も、1カ月後に控えるWBCの日程から逆算して調整を進める。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201701/CK2017012702000113.html
2017年01月27日
ビシ、自分超え宣言!
ビシ、自分超え宣言!
2017年1月27日 紙面から

打撃練習するビシエド=中日ドラゴンズ屋内練習場で(金田好弘撮影)
中日のダヤン・ビシエド選手(27)が26日、ナゴヤ球場屋内練習場で来日後初練習を行った。昨年よりも4日も早い日本での始動は、2年目への意気込みの表れ。主砲は具体的な目標を数字で挙げることを嫌うが、「去年よりもことし、ことしよりも来年と向上しなければ」と、22本塁打を放った昨年の自分超えを宣言した。
朝の屋内練習場に陽気なラテンの音楽と鋭い打球音が鳴り響いた。24日に来日したばかりのビシエドだ。キャッチボール、一塁ノック、ティー打撃で体を温めると、リナレス巡回コーチの投げるボールを30球、フリー打撃。最後はウエートトレーニングで約2時間半の2017年日本初練習を締めた。
「長いフライトだったので、筋肉をしっかり伸ばしておこうと。それに時差ぼけもまだあるので、逆に体を動かそうと思って来た」と説明したビシエド。ただ昨年以上の意気込みを感じるのはそのタイミングだ。24日の来日は同じながら、昨年の日本始動は沖縄移動後の30日。ことしは4日も早く、しかもまだ寒い名古屋で、だ。それも自信の表れ。「やっぱり去年の経験があるので、調整はうまくいっているよ」と笑みを浮かべた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201701/CK2017012702000112.html