2017年01月28日
ゲレーロ、来日初練習 コンパクトスイングで強い打球連発
ゲレーロ、来日初練習 コンパクトスイングで強い打球連発
2017年1月28日 紙面から

リナレス巡回コーチを相手にフリー打撃をするゲレーロ=中日ドラゴンズ屋内練習場で(谷沢昇司撮影)
浮上のキーマンが、その片りんを初めて見せた。中日の新外国人、アレックス・ゲレーロ内野手(30)、エルビス・アラウホ投手(25)、ホルヘ・ロンドン投手(28)が27日、ナゴヤ球場屋内練習場で来日後初練習。注目のゲレーロはフリー打撃で日本の投手への対応力を期待させる力強くコンパクトな打撃を披露。守備でも堅実なプレーを見せ、オマール・リナレス巡回コーチ(49)は「日本に適応できる」と太鼓判を押した。
「準備はできている」。その言葉を裏付けるように、ゲレーロの動きは軽やかだった。公式戦から10カ月近いブランクは、果たして本当に問題ないのか。関係者の注目も高まっていた新助っ人が、来日3日目で日本初練習。ビシエドと組んでキャッチボールで体を温めると、まず披露したのは守備だ。
ノッカーはリナレス巡回コーチ。時差ぼけを考慮して母国のレジェンドの打球は決して厳しくはなかったが、ゲレーロは左右に小気味よいステップで捕球し、三塁の位置からモーションの小さい鋭いスローイングやトスを二塁手役の桂川通訳へ送った。打ち損じのボテボテゴロを素早く前進してさばいたシーンには、見守っていた昇竜館館長の松岡育成コーチが思わず拍手を送った。派手な動きはないが、45球のノックでファンブルや暴投はゼロ。「いつも通りの動きができた。手首を使うのは私のスタイル。外野より内野のほうがやりやすいね」と笑顔で汗を拭った。
さらにリナレス巡回コーチを打撃投手にして、ビシエドと交互に打った40球のフリー打撃でも堅実さが目立った。大振りはせず、コンパクトなスイングで右方向に強い打球を連発。「ミスショットをしないように心掛けた」と話したように打ち損じはほとんどなく、センター、レフト方向に行くにつれて打球は高く上がった。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201701/CK2017012802000096.html
2017年01月28日
京田、いきなり振れてる!!
京田、いきなり振れてる!!
2017年1月28日 紙面から

フリー打撃をする京田。左は杉山(右)=北谷球場で(小沢徹撮影)
中日の合同自主トレが27日、沖縄・北谷球場でスタートした。ドラフト2位・京田陽太内野手(22)=日大=は、飛ばすことをテーマに、フリー打撃に取り組んだ。シュアな打撃を売りにするルーキーは、練習では強く振ることを意識するために、飛距離にもこだわる。また高橋周平内野手(23)もフリー打撃で順調な仕上がりをみせた。
突き抜けるような青い空に鋭い打球が映える。沖縄合同自主トレ初日、屋外フリー打撃で、京田の力強い振りがボールに伝わった。
36スイング目。振り抜かれた白球はライナーで伸び、右翼のポール際に吸い込まれた。「今の時期は強く振ることを目的にやっています」。東都大学リーグ1部では通算0本塁打。どちらかというと、シュアな打撃が売りの左打者だが、キャンプ序盤はあえて飛距離を意識するという。これには明確な目的がある。
「飛ぶということはしっかり振れているということなので。まずはガンガン飛ばしていきたい」。最初は強く振る感覚を養い、それからプロの変化に対応できるようにスイングの力感を変えていくプランだ。この日は40スイングでこの1本だけだったが「もっといけたと思う。明日以降どんどん放り込めるようにしっかり打ちたい」とテーマを絞って取り組む。
これも外野の間を抜くライナー量産のためだ。「二塁打や三塁打をたくさん打てる選手になりたい」。50メートル5秒9の俊足が最も生きる打球を追い求めている。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201701/CK2017012802000099.html
2017年01月28日
周平、かる~くサク越え
周平、かる~くサク越え
2017年1月28日 紙面から

打撃練習に向かう高橋(黒田淳一撮影)
これも大島道場の効果なのか-。軽めの振り出しからインパクトにだけ力を込める。高橋が放った打球は高らかと舞い上がり、バックスクリーン右に飛び込んでいった。軽々という表現がピッタリな一振りだった。
「そんなに力を入れなくてもという感じはあります。これも自主トレの効果ですかね」。この日は40スイングで3発。屋外での打撃練習は今季初だったというが「いい感じで振れました」と納得の表情。大ブレークに向けて、手応えは十分だ。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201701/CK2017012802000100.html
2017年01月28日
笠原、初ブルペン高評価
笠原、初ブルペン高評価
2017年1月28日 紙面から
ドラフト4位・笠原祥太郎投手(21)=新潟医療福祉大=が北谷球場で、ルーキー一番乗りでブルペンに入った。力ある球威に、視察に訪れた友利投手コーチは早くも高評価。力投型としてのアピールを期待した。
冬とは思えない陽気につられるように、177センチの体をめいっぱい躍動させる。初めて捕手を座らせ、変化球を交えて34球。田島、岡田、又吉らと並んでも動じない。「コントロールを意識して投げました」と抑え気味だったが、目を引きつけるには十分だった。
「パワーピッチャーだね。あのまま育ってほしい。どういうアピールしてくれるか楽しみ」。サングラス越しに、そう目を細めたのは友利投手コーチ。おっとりした見た目からは想像しにくい秘めたる馬力が披露されるのを心待ちにする。
起用に関しては「適性を見てから」と春季キャンプでじっくり観察する方針だが、左腕から繰り出す最速147キロの直球は何よりの魅力。まずは全力で投げられる中継ぎで試す可能性も十分にある。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201701/CK2017012802000097.html