2017年01月23日
笠原、脱!!人見知り
笠原、脱!!人見知り
2017年1月21日 紙面から

スタンドのファンにあいさつする笠原=ナゴヤ球場で(金田好弘撮影)
中日のドラフト4位・笠原祥太郎投手(21)=新潟医療福祉大=が20日、「脱・人見知り」を宣言した。捕手だけでなく周囲とのコミュニケーションは必須。奥手な最速147キロ左腕が課題克服へ奮闘中だ。
ド緊張の場面が待っていた。選手会合同自主トレ後の新人選手によるあいさつ。人見知りを自認する笠原がグラウンドでマイクを握る大役を担った。
「これから1軍で活躍できるように頑張るので、応援よろしくお願いします」。決意表明が、どことなくたどたどしい…。前日には同3位の石垣が特技のダジャレでスタンドのファンを楽しませた。「石垣のようにギャグはないですが、練習を終わります」。何とか締めた。「しゃべるのは大の苦手。慣れていかないといけないですね」と、笠原は頭をかいた。
ハードルは高そうだ。「聞かれたことには答えられるが、自分から発信できない」。積極的に話し掛けられないことがネックになっている。大学時代のマウンドでもほとんど捕手の要求通りに投げ、「実家でも静かに過ごしていた」という。
受け身の姿勢を変える足掛かりになりそうなのが同学年の選手だ。笠原を含めて1994年度生まれの選手は若松、浜田達、ルーキーの柳、京田ら計8人。「何かが変わるかもしれない。開かれればうれしい」と若松を筆頭に94年組で集まる「若松会」開催を願った。食事をともにすれば、芋づる式に先輩、後輩とも交流の輪が広がる。コミュニケーションも取りやすくなるというわけだ。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201701/CK2017012102000108.html