2016年12月23日
ドアラ、ギネス挑戦
ドアラ、ギネス挑戦
2016年12月23日 紙面から

契約更改の会見で、ファンとの握手回数の目標を199・4万回としたドアラ=名古屋市中区の中日ビルで(小沢徹撮影)
中日の人気マスコット・ドアラが22日、名古屋市中区の球団事務所で契約交渉し、年俸の食パン750グラムから150グラム減の600グラム、プラス出来高払いでサインした。大幅減俸で更改したドアラは球団から「ファンとの触れ合いを増やしてほしい」との要望を受け、来季1年間で握手した人数でギネス世界記録に挑戦するミッションをぶち上げた。 (パンの重量は推定)
19年ぶりに最下位となったチームのあおりを食らい、大人気マスコットも厳冬更改になった。年俸の食パンが20%ダウン。筆談会見では「↓」と大幅減を表す矢印を書き、パンの重量には平田が中日残留を決める直前の報道陣への対応をまねて「想象にお任せします」(原文のまま)と書き込んだ。ダウン提示の動揺からか、スケッチブックを落としてしまった。
ドアラの契約更改では、初めて出来高払いもついた。来季のスローガン「原点回帰」にならい、ファンとの触れ合いが重視されることに。球団からは「ファンとの触れ合いをもっと増やしてくれ」と要望を受けた。
そこでドアラは来季にドデカイ目標をぶち上げた。「ギネス挑線」と書いて線に×印をつけてから「戦」と書き換え、ギネス世界記録挑戦を表明した。年間でファンと握手した回数をギネスに申請する。握手数で観客動員を増やせば、出来高にも影響する。ドアラも「なんでもきろくにのこるのはいい」「お客さんいっぱいにする」と気合十分だ。
来年2月1日から握手した回数を担当者がカウントしてシーズン後に申請する予定だ。球団ホームページで握手した数を更新。具体的には決まってないが、ナゴヤドームの試合後にドアラの握手会を開くプランもある。球界ナンバーワンの人気を誇るドアラ。AKB48の握手会に引けを取らないビッグイベントになれば、集客アップも間違いない。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201612/CK2016122302000117.html
2016年12月23日
荒木「辞めるまで来たい」
荒木「辞めるまで来たい」
2016年12月23日 紙面から

名古屋第二赤十字病院慰問はドラゴンズ選手最多となった荒木
中日・荒木雅博内野手(39)が22日、名古屋市昭和区の名古屋第二赤十字病院を慰問し、小児病棟に入院する子どもらと触れ合った。これで同院への訪問回数は本紙評論家・立浪さんを抜き、最多の11回となった。「これからもやりたい。僕が辞めるまで来たいですね」。来季2000安打の記録がかかるベテランは大記録を達成して戻ってくる。
初めて荒木がこの病院を訪れたのは2001年のオフ。6年目のことだった。それから15年がたち、通算の慰問回数は立浪さん(本紙評論家)、井端現巨人コーチを抜き、歴代最多になった。「長く野球をやらせてもらっているということだね」と感慨深げ。それだけ第一線で戦ってきたという裏返しでもある。
この日は大島、大野、高橋、小笠原とともに訪問。トークショーをした後に小児病棟に足を運び、病気やケガと戦っている子どもたちを励ました。「子どもたちもそうだけど、大変な思いで看病している両親も喜んでくれたし、良かったです」。一緒に写真に映ったり、プレゼントを渡したり、夢のようなひとときをプレゼントした。
来季は残り39本としている2000安打達成に期待がかかる。さらに400盗塁も残り27に迫っている。「個人的なものだけど、どちらも目標ですね。この年になってくると毎年何かの記録は残していかないと。(慰問は)これからもやりたい。僕が辞めるまで来たいですね」とキッパリ。来オフはダブル大記録を両手に、子どもたちの前に現れてくれるはずだ。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201612/CK2016122302000118.html
2016年12月23日
25歳アラウホ、新守護神候補
25歳アラウホ、新守護神候補
2016年12月23日 紙面から
中日ドラゴンズが来季の新加入選手としてベネズエラ人のエルビス・アラウホ投手(25)を獲得することが22日、確実となった。アラウホは身長2メートルの左腕で、常時150キロ近い速球が武器の新守護神候補。移籍の手続きは最終段階に入っているとみられる。
最下位からの逆襲には欠かせないピースである絶対的な守護神。その候補となる外国人の獲得が、間近となった。ベネズエラ人の2メートル左腕、アラウホだ。週明けにも正式契約を結ぶ見込み。推定年俸は出来高込みの総額1億5000万円となることが有力だ。
今季はシーズン序盤に守護神を任せた福谷が不振に陥り、その後は田島が務めたが、2人合わせて25セーブはリーグ最少だった。当然、首脳陣はクローザーを補強の最優先事項に。国際渉外担当も兼ねる友利投手コーチが米国メリーランド州でのウインターミーティングに参加してリストアップし、球団が交渉していた。
アラウホは15年にフィリーズでメジャー初昇格し、主に中継ぎで活躍した。2メートルの長身から投げ下ろす常時150キロ近い速球と、切れ味鋭いスライダーが武器。今季フィリーズでは32試合に登板して2勝1敗、防御率5・60と精彩を欠いたが、傘下の3Aでは18試合1勝0敗、防御率2・18の好成績を残した。メジャー通算62イニングで63奪三振と高い奪三振率を誇る。現所属のベネズエラ・ウインター・リーグのアギラスでは19試合17イニングに登板し、防御率1・59と、高い能力を証明している。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201612/CK2016122302000120.html
2016年12月23日
周平、“大島道場”に覚悟の入門
周平、“大島道場”に覚悟の入門
2016年12月22日 紙面から

打撃練習する高橋=中日ドラゴンズ屋内練習場で(金田好弘撮影)
中日・高橋周平内野手(22)が21日、大島洋平外野手(31)と年明けから約2週間にわたり、大阪・貝塚市の日本生命グラウンドで自主トレすることを明かした。高橋にとって、来季は真価が問われる6年目。球団のシーズン最多安打記録を持つヒットマンが鍛える「虎の穴」で才能を開花させ、レギュラーの座を手中に収める。
行く方も連れて行く方も相当な覚悟がある。高橋が大島に同行する「虎の穴」入門の目的を説明した。
「誘っていただいたので『よろしくお願いします』と伝えました。大島さんと一緒にいることでスイングを知れますし、筋力トレーニングの知識も増えると思います。付いていこうと思いました」
5度目のオフ。ルーキーイヤーは井端(現巨人内野守備走塁コーチ)と熊本自主トレした。2年目以降は地元・神奈川県藤沢市で始動、ナゴヤ球場で仕上げてきた。甘えがあったとは言わない。ただ、殻を破りきれなかったのは孤独トレに限界があった可能性もある。年明けの自主トレに思いを巡らせていた11月下旬。シーズン中からゲーム後の行動をともにする大島から救いの手を差し伸べられた形となった。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201612/CK2016122202000121.html
2016年12月23日
野村、あす結婚「彼女が幸せになれるかは僕次第」
野村、あす結婚「彼女が幸せになれるかは僕次第」
2016年12月22日 紙面から

婚約者の里佳さんとの似顔絵を手に笑顔を見せる野村=名古屋市中川区で(金田好弘撮影)
中日・野村亮介投手(23)が21日、結婚することを明かした。お相手は同じ静岡出身で、同い年でもある元保育士の里佳さん。すでに一緒に暮らし、大安の23日に婚姻届を提出する。ドラフト1位で入団しながら、何もできなかった2年間…。富士山が見守る地元で誓った永遠の愛を追い風に、決死の覚悟で飛躍を遂げる。
身を固め、格段と増す覚悟。来季3年目を迎える野村が、伴侶という味方を得た。「守るものもできました。彼女が幸せになれるかどうかは、僕次第だと思っています」。交わした永久の約束に死に物狂いで応える。
出会いは三菱日立パワーシステムズ横浜時代の2014年夏。静岡に一時帰省した際、共通の知人が経営するバーで席を共にする機会があった。高校時代に野球部のマネジャーをしていた里佳さんは「あ、静清高のエースだ」。野村も清楚(せいそ)な印象を受け、すぐに交際が始まった。
女優の松本莉緒似で、目鼻立ちのくっきりした里佳さん。ただ、その外見とは対照的に、性格はおっとりしている。身長差30センチのカップルで、野村が「一緒にいて、すごく楽」と言えば、里佳さんも「こう見えて、心が広いんです」。ドラフト1位で指名された際には「えー、どうしよう」と不安もあったが、背番号20の富士山のような雄大な心が関係を支えた。
1年目で心身ともに厳しい日々だったが、たまのオフには疲れていても静岡に帰ってデート。里佳さんも、結果が出ない彼を優しさで包み込んだ。その年のオフに寮を出たのをきっかけに一緒に暮らすように。昨年のクリスマスイブ、JR静岡駅前の「葵タワー」のレストランで「結婚しよう」とプロポーズした。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201612/CK2016122202000119.html
2016年12月23日
森野覚悟 地獄キャンプ
森野覚悟 地獄キャンプ
2016年12月22日 紙面から

病院を慰問し、子どもたちと触れ合う森野=名古屋市立大病院で(金田好弘撮影)
中日・森野将彦内野手(38)が21日、森監督体制で臨む1年目の春季キャンプが地獄になることを予言した。落合政権時代に主力に成長したベテランは「もっと怖い練習をするかも…」と早くも身震い。この日は名市大病院を慰問。入院する子どもたちから逆に元気をもらい、その地獄に備える。
落合政権時代に汗と泥にまみれてレギュラーを奪った男が、来春のキャンプでそれ以上の練習量を覚悟した。
「森さんの方がやるんじゃないかな。もっと怖い練習すると思うよ」。「森さんの方が」と比較して振り返ったのが、黄金期を築いた落合政権。2005年の秋季キャンプでは、ノックを受け続け脱水症状と酸欠で失神寸前に。「監督に『もういいぞ』って言わせようとしたんだけどね、ダメだった」。今でこそ笑えるが、当時は救急車を手配される直前まで追い込まれ、それがレギュラー奪取の礎となった。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201612/CK2016122202000118.html
2016年12月23日
平田タイガーマスク 児童養護施設を慰問
平田タイガーマスク 児童養護施設を慰問
2016年12月22日 紙面から

子どもたちとサッカーを楽しむ平田=名古屋市昭和区の駒方寮で(谷沢昇司撮影)
中日・平田良介外野手(28)が21日、名古屋市昭和区の児童養護施設「駒方寮」を慰問し、54人の子どもたちと交流。平田はここに住む子どもたちに向けたホームラン後のパフォーマンスを考えることを約束した。
全国各地の児童施設などにプレゼントが届けられる「タイガーマスク現象」が世間では話題だが、竜の背番号6も慈善活動に立ち上がった。「みんなすごい元気があった。もっと笑顔にしたいですね」。交流会では、子どもたちに交じってドッジボールに参加すると、ハッスルプレーを連発。さらに野球をやっている子どもにはバッティング指導も行い、夢のような時間をプレゼントした。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201612/CK2016122202000117.html