2016年12月05日
大塚コーチ、駐米スカウト
大塚コーチ、駐米スカウト
2016年12月4日 紙面から

パドレス3Aへ派遣が決まった大塚投手コーチ(金田好弘撮影)
中日は3日、今季2軍投手コーチを務めた大塚晶文コーチ(44)を米大リーグ、サンディエゴ・パドレスに派遣することを発表した。来季から傘下の3Aでコーチをしながら、現地では異例のスカウト業も兼務させる。メジャー球団との友好関係を構築するとともに、主な外国人獲得ルートだったドミニカ共和国、キューバに加えて新規開拓に着手。なお、この日は来季の全コーチングスタッフも発表された。
強竜復活へ、近未来を見据えた新たな外国人獲得ネットワークが構築されることとなった。キーマンは、パドレスへの派遣が決定した大塚投手コーチだ。この日、球団を通じて「コーチとしてさらに研さんを積んできたい。学んだことを還元できるように精いっぱいがんばってきます」とコメント。ただ、目的は本場でのコーチ修行だけではない。肩書こそ付かないが、駐米スカウトを兼務。パドレス側もこのことを了承している。
パドレスは、大塚コーチにとっても最もつながりの深い球団だ。03年オフに中日からポスティングで移籍し、翌年からの2シーズンで計139試合に登板し、56ホールドを記録。サンディエゴには現在も自宅を持つ。今後はひとまず1シーズン、3A「エル・パソ・チワワズ」でコーチをしながら、対戦相手も含めた3A選手の中から日本プロ野球向きの選手をリストアップしていく。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201612/CK2016120402000103.html
2016年12月05日
周平「全試合出る」
周平「全試合出る」
2016年12月4日 紙面から

アディダスの新商品を紹介するイベントに参加し、司会者の質問に答える(左から)中日・高橋、ヤクルト・山田、楽天・則本(久野功撮影)
2年連続トリプルスリー男から、最高の刺激を受けた-。中日・高橋周平内野手(22)が3日、ヤクルト・山田哲人内野手(24)と楽天・則本昂大投手(25)とともに、神宮外苑の室内球技場で行われた契約メーカー「アディダス」の新商品発表イベントに参加した。山田から突然ほめられタジタジになる場面もあったが、山田の素振りには熱視線を送り打撃開眼のヒントを吸収。6年目を迎える来季こそ、三塁争いを制して全試合に出場する。
初対面ならではのリップサービス。もちろん、額面通りに受け取るわけではない。高橋が新商品発表会のトークイベントで、ヤクルト・山田から持ち上げられた。
「長打力があって、右に左に大きいのを打てます。ボクはどちらかと言うと引っ張り。逆方向にホームランがないので、それはボクと違うところ。うらやましいです」
球界を代表するスラッガーから、まさかのべた褒め…。これには高橋も恐縮しきりだ。「ボクのほうがうらやましいと思って見ていますよ」。そうつぶやくのが精いっぱいだった。
契約選手を代表してのイベント出席となったが、高橋も立場は理解している。今季75試合出場で打率2割5分1厘。出席を打診されて「自分は則本さん、山田さんと並べられる選手ではありません」と、いったんは難色を示した。
ただ、翻意するきっかけとなったのは「山田さんと話してみたかったから」。子どもたちに打撃指導するコーナーでは、山田のスイングに熱視線を送った。秋季キャンプでは、波留打撃コーチと二人三脚で軸回転でスイングスピードを速くする練習に着手。「いいお手本になりました」。山田のスイングを目の当たりにし、来季へ向けた打撃フォーム固めに間違いがないことを確認。生きた教材から、最高の刺激を受けた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201612/CK2016120402000089.html
2016年12月05日
山井、現役で続ける
山井、現役で続ける
2016年12月4日 紙面から

子どもたちとドッジボールをする山井=宮城県気仙沼市の旭が丘学園で(篠原麻希撮影)
中日・山井大介投手(38)が3日、東日本大震災の被災地である宮城県気仙沼市の児童養護施設「旭が丘学園」を訪問。義援金と特製グッズを贈った。また、同市内にある気仙沼小学校では地元の小中学生を相手に野球教室を開催。4年連続となる被災地訪問で地元の子どもたちと触れあった。
山井の復興支援に終わりはない。13年のノーヒットノーラン達成を機に始まった被災地訪問は今年で4年連続。当然のように宮城県気仙沼市を訪れ、子どもたちに笑顔を届けていた。
「現役でやっている以上は続けたいし、続けることで覚えていてくれる。(横断幕で)『おかえりなさい』というのはうれしかったですね」
義援金と特製タオルを贈った「旭が丘学園」では園児らが温かく迎えてくれた。プチ歓迎会を終えると、校庭でキャッチボールやドッジボールなどで触れ合い、ランチタイムをともにした。午後は気仙沼小で、地元の少年野球2チームと地元中学生を相手に野球教室を開催。投手では約60人の全選手、打者では全投手とそれぞれ対戦した。
「思った以上に復興までの時間がかかっていますね」。これが1年ぶりに訪れた感想だ。前日は気仙沼に向かう途中に南三陸町の防災庁舎を訪れ、いまだ津波の爪痕が残る気仙沼向洋高校の旧校舎を目の当たりに。気仙沼の市街地も、被害が大きかった海岸沿いはかさ上げの盛り土がされているだけで、街並みは回復していない。学校のグラウンドや球場には今も仮設住宅が設置され、復興が遠い道のりであることを実感していた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201612/CK2016120402000098.html
2016年12月05日
福メラメラ「岡田超え」宣言!!
福メラメラ「岡田超え」宣言!!
2016年12月4日 紙面から

ボール供養に参加し、護摩木の炎を見つめる福=名古屋市千種区の医王寺で(小沢徹撮影)
中日の福敬登投手(24)が3日、名古屋市千種区の医王寺で行われた「ボール供養」に、育成の渡辺とともに参加した。約30分間の供養の後には即席の質問コーナーが設けられ、参列したファンから来季の目標を問われた福は「岡田さんより多く投げる。ジャパンを超える」と豪語。「同じ左投手で年も近い(小川)龍也さん、(岡田)俊哉さんは乗り越えなければいけない壁」と力を込め、侍ジャパン入りした同じ中継ぎ左腕・岡田よりも登板数で上回ることを宣言した。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201612/CK2016120402000100.html