2016年12月23日
野村、あす結婚「彼女が幸せになれるかは僕次第」
野村、あす結婚「彼女が幸せになれるかは僕次第」
2016年12月22日 紙面から

婚約者の里佳さんとの似顔絵を手に笑顔を見せる野村=名古屋市中川区で(金田好弘撮影)
中日・野村亮介投手(23)が21日、結婚することを明かした。お相手は同じ静岡出身で、同い年でもある元保育士の里佳さん。すでに一緒に暮らし、大安の23日に婚姻届を提出する。ドラフト1位で入団しながら、何もできなかった2年間…。富士山が見守る地元で誓った永遠の愛を追い風に、決死の覚悟で飛躍を遂げる。
身を固め、格段と増す覚悟。来季3年目を迎える野村が、伴侶という味方を得た。「守るものもできました。彼女が幸せになれるかどうかは、僕次第だと思っています」。交わした永久の約束に死に物狂いで応える。
出会いは三菱日立パワーシステムズ横浜時代の2014年夏。静岡に一時帰省した際、共通の知人が経営するバーで席を共にする機会があった。高校時代に野球部のマネジャーをしていた里佳さんは「あ、静清高のエースだ」。野村も清楚(せいそ)な印象を受け、すぐに交際が始まった。
女優の松本莉緒似で、目鼻立ちのくっきりした里佳さん。ただ、その外見とは対照的に、性格はおっとりしている。身長差30センチのカップルで、野村が「一緒にいて、すごく楽」と言えば、里佳さんも「こう見えて、心が広いんです」。ドラフト1位で指名された際には「えー、どうしよう」と不安もあったが、背番号20の富士山のような雄大な心が関係を支えた。
1年目で心身ともに厳しい日々だったが、たまのオフには疲れていても静岡に帰ってデート。里佳さんも、結果が出ない彼を優しさで包み込んだ。その年のオフに寮を出たのをきっかけに一緒に暮らすように。昨年のクリスマスイブ、JR静岡駅前の「葵タワー」のレストランで「結婚しよう」とプロポーズした。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201612/CK2016122202000119.html