2016年12月23日
25歳アラウホ、新守護神候補
25歳アラウホ、新守護神候補
2016年12月23日 紙面から
中日ドラゴンズが来季の新加入選手としてベネズエラ人のエルビス・アラウホ投手(25)を獲得することが22日、確実となった。アラウホは身長2メートルの左腕で、常時150キロ近い速球が武器の新守護神候補。移籍の手続きは最終段階に入っているとみられる。
最下位からの逆襲には欠かせないピースである絶対的な守護神。その候補となる外国人の獲得が、間近となった。ベネズエラ人の2メートル左腕、アラウホだ。週明けにも正式契約を結ぶ見込み。推定年俸は出来高込みの総額1億5000万円となることが有力だ。
今季はシーズン序盤に守護神を任せた福谷が不振に陥り、その後は田島が務めたが、2人合わせて25セーブはリーグ最少だった。当然、首脳陣はクローザーを補強の最優先事項に。国際渉外担当も兼ねる友利投手コーチが米国メリーランド州でのウインターミーティングに参加してリストアップし、球団が交渉していた。
アラウホは15年にフィリーズでメジャー初昇格し、主に中継ぎで活躍した。2メートルの長身から投げ下ろす常時150キロ近い速球と、切れ味鋭いスライダーが武器。今季フィリーズでは32試合に登板して2勝1敗、防御率5・60と精彩を欠いたが、傘下の3Aでは18試合1勝0敗、防御率2・18の好成績を残した。メジャー通算62イニングで63奪三振と高い奪三振率を誇る。現所属のベネズエラ・ウインター・リーグのアギラスでは19試合17イニングに登板し、防御率1・59と、高い能力を証明している。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201612/CK2016122302000120.html