2016年12月18日
小笠原、沙保里に学ぶ 女王の生き方に心酔
小笠原、沙保里に学ぶ 女王の生き方に心酔
2016年12月17日 紙面から

レスリング吉田沙保里の著書を手にする小笠原=ナゴヤ球場で(金田好弘撮影)
沙保里魂注入だ。中日・小笠原慎之介投手(19)が16日、今夏に出版された女子レスリング・吉田沙保里(34)=至学館大副学長=の著書「強く、潔く。 夢を実現するために私が続けていること」(KADOKAWA)を愛読していることを明かした。この日は、手術した左肘の検査のため愛知県内の病院へ。年明けのキャッチボール再開に向けた経過は良好だという。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201612/CK2016121702000108.html
2016年12月18日
田島、リーダー宣言 幼稚園で餅つき交流
田島、リーダー宣言 幼稚園で餅つき交流
2016年12月17日 紙面から

園児と一緒に餅つきをする笑顔の田島=名古屋市瑞穂区の享栄幼稚園で(篠原麻希撮影)
中日・田島慎二投手(26)が16日、名古屋市瑞穂区の享栄幼稚園を訪れ、園児238人と餅つきなどで交流した。来季で6年目を迎える田島は投手王国再建に向けて若手投手陣のリーダーになる考えを明かした。
子どもたちと楽しく触れ合う姿とは対照的に、背番号12の顔から責任感がにじむ。「しっかりまとまった形で一年間、戦っていきたい」。先発、中継ぎ、抑えの役割は関係なく、若手投手陣をまとめる覚悟を見せた。
今季の田島は開幕から31試合連続無失点の日本記録を樹立するなど計59試合に登板して3勝4敗17セーブ、防御率2・44をマークし、竜投の中で結果を残した。リーダーとして若手への求心力は十分だ。
プランもある。田島より若い投手限定の食事会開催だ。今季は月1回をめどに田島から福谷、又吉を通じて若手を呼び掛けたが開催できないこともあった。
「どれぐらいのペースになるか分からないけど、(食事会を)やっていきたい」。12日には2004~11年に黄金時代を築いた落合政権をほうふつとさせる新ユニホームもお披露目された。「チームが強いと言われていたころは投手が成績を残していた。そのころを復活させようと。みんな同じ気持ちだと思う」と常勝軍団時代の投手王国再建への考えも共有する。来季はリーダー田島がより密にコミュニケーションを取って投手陣からチームを勢いづける。 (永井響太)
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201612/CK2016121702000107.html
2016年12月18日
近藤コーチ、柳へ「心得3カ条」
近藤コーチ、柳へ「心得3カ条」
2016年12月16日 紙面から

サンタクロースやトナカイの衣装を着て登場する(前から)岸本、近藤投手コーチ、伊藤=愛知県一宮市の幼稚園で(篠原麻希撮影)
中日・近藤真市投手コーチ(48)が15日、ドラフト1位の明大・柳裕也投手(22)に即戦力投手としての「心得3カ条」を発した。いわくフォームを変えるな、休養を取れ、マスコミ対応を覚えよ。金の卵を預かるコーチも責任重大。愛知県一宮市の一宮栽松幼稚園のクリスマス会に参加した同コーチは、初対面を心待ちにしている。
最下位からの逆襲を期すチームにあって、ドラ1にかかる期待値は例年以上に重い。ましてや即戦力。だからこそつぶせない。すでにキャンプの1軍スタートも決定している柳に、直属の上司となる近藤投手コーチが「心得3カ条」を発した。
(1)フォームは変えるな
「いいものを持って入ってくるわけだからね。基本は(コーチは)触らない。そのままのスタイルでいい。自分のやってきたように体を動かしてもらえればいい」
新人のフォームはいじらない。これは森監督の指導原則でもある。つまりチーム方針。もちろん柳にも当てはまる。フォームに問題があるのなら、プロの水に慣れてからでも十分間に合う。あらゆる環境が激変するプロ入り後に、何かを変えようとすることがどれだけ危険を伴うか…。自分を見失い、迷路に入り込んだ逸材を、スカウトとして、コーチとして何人も見てきた。
(2)休養を取れ
未知の世界に飛び込む不安感が、本来は必要な休養を取る余裕を奪う。クリスマスや正月。満喫とまでいかなくても、うまく休養を挟まねばオーバーワークに陥りかねない。「適度にリラックスして休みを取りながらやればいい。けがだけはしないでほしい」。心身のリフレッシュこそがケガを未然に防止する。
(3)マスコミ対応も仕事のうち
新人の中で最も注目度の高いのがドラフト1位。入寮以降の柳には、連日の取材攻勢が待っている。高卒と大卒の違いこそあれ、甲子園を沸かせた地元のスターだった近藤コーチも同じドラ1。第3条は30年前の経験を踏まえたものだ。「取材が多くて大変な時期だが、やるしかない。活躍すればもっとファンに応援してもらえるから」。練習のペースを守りつつ、自分の言葉で発信する。それもドラ1の務めということだ。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201612/CK2016121602000117.html
2016年12月18日
木下「柳の球受けたい!!」
木下「柳の球受けたい!!」
2016年12月16日 紙面から
木下拓哉捕手(24)は、初のオフもナゴヤ球場に通い続ける予定だ。そこには投手のボールを1球でも多く受けて開幕を迎えたいという捕手らしい思いがあった。
「(古巣の)トヨタ自動車に行くのは1度ぐらいだと思います。それ以外はずっとナゴヤ球場です。1人でも多くのピッチャーのボールを受けます」1人でも多くの中には、もちろん柳も含まれている。ルーキーの心細さもわかっている。1年前は木下自身が右も左も分からず、入寮や新人合同自主トレを終えて、あっという間に沖縄へ…。練習をこなすだけで開幕を迎えた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201612/CK2016121602000116.html
2016年12月18日
加藤、2の2 背水3年目…台湾で成長中
加藤、2の2 背水3年目…台湾で成長中
2016年12月16日 紙面から

3回に二塁への内野安打を放つ加藤=斗六球場で(小西亮撮影)
【斗六(台湾)小西亮】中日・加藤匠馬捕手(24)が15日、打撃開眼の兆しを見せた。NPBウエスタン選抜として参加する「アジアウインターベースボールリーグ」の台湾アマ代表戦に「7番・指名打者」で先発出場。2打数2安打1四球と気を吐いた。打率3割4分8厘と好調で、背水の3年目に向け、当地で急成長中だ。
何かを得て帰らなければ、台湾まで来た意味はない。加藤が結果で示したのは打撃。先頭で迎えた3回に初球をはじき返して二塁内野安打に。4回1死二塁では3ボール1ストライクから直球を左前にはじき返し、2打席連続安打を記録した。
快音の影にあるのは、徹底した意識。「初球からある程度狙いを絞り、中堅から右方向を考えながら強いスイングを心掛けています」。冬季リーグ通算では23打数8安打、1打点、打率3割4分8厘。「ここで打てても来季打てるわけではない」と冷静だが、手応えはある。
さらに別の数字にもうなずく。計29打席で四球は6つ。この日の3打席目も無理に手を出さずに一塁へ歩いた。今季の2軍戦では、ストライクからボールになる球を振らされることが多く「少しずつ見ることができるようになってきた」と言う。
入団からの2年間で、1軍出場はわずか4試合、1打席でマスクはかぶっていない。正捕手候補の筆頭格である杉山に圧倒的な差をつけられているのが打力。勝負の土俵に上がるには、バットでの存在感を求められるのも分かっている。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201612/CK2016121602000115.html
2016年12月18日
吉見、合同自主トレで徹底取材
吉見、合同自主トレで徹底取材
2016年12月16日 紙面から

キャッチボールする吉見=ナゴヤ球場で(金田好弘撮影)
中日・吉見一起投手(32)が来年1月に、取材魔と化す。福岡県八女市で、オリックス・中島や楽天・今江らとの合同自主トレに参加。絶好機ととらえ、精度アップに取り組むフォークを「打者目線」から徹底的に取材する。
来年の1月、吉見が取材魔と化す。自主トレ先は恒例の福岡県八女市。鴻江寿治トレーナーが主宰する合宿に参加する。骨盤の動きや体の軸に注目した独自の理論を持つ鴻江トレーナーからフォームチェックを受けながら、茶畑の間を縫う過酷なランニングなどで肉体を追い込む。
「練習もそうですけど、あの場所にいることじたいに意味があると思う」。吉見がこう話す理由は練習をともにする顔ぶれにある。中島、今江にソフトバンク・千賀、さらには北京五輪・女子ソフトボール金メダリストの上野由岐子らが来年も集うという。「何日間かで技術が格段に上がるわけではないけど、刺激を受けることで成長できる」。トレーニングもさることながら、一流アスリートが集う環境を最大限に生かす。
今季はチーム最多の131イニング1/3を投げるなど、2013年の右肘の手術以降、初めて1年間離脱しなかった。さらに数字を上げるために、吉見が必要だと思っているのがフォークの使い方だ。
「そこがカギ。スライダーみたいな横の曲がりはバットに当てられることが多い。フォークのような縦の変化の方が当てられにくい。でも、見逃されれば球数は増える。昔はカウントにも決め球にもできた。もう一度、しっかり投げられるようにしたい」
そこで取材! 「すごく観察していて、野球偏差値がめちゃくちゃ高い」という中島に聞いてみたいのが「打者目線」だった。
「右打者にとってフォークは外角か内角かどっちが嫌なのか聞いてみたい」。ただ低めに落とす技術ならもっている。しかし、手術前なら簡単に空振りを取れたフォークが、見逃されることも多くなってきた。球数が増える、降板も早まる…。中島の言葉ならヒントをつかめるかもしれない。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201612/CK2016121602000114.html
2016年12月17日
野村、収穫あり 台湾から3年目の飛躍へ
野村、収穫あり 台湾から3年目の飛躍へ
2016年12月15日 紙面から

アジアウインターベースボールリーグの台湾プロ選抜戦に先発した野村=台中インターコンチネンタル球場で(小西亮撮影)
【台中(台湾)小西亮】中日・野村亮介投手(23)が14日、NPBウエスタン選抜として参加する冬季リーグ「アジアウインターベースボールリーグ」の台湾プロ選抜戦(台中インターコンチネンタル)に先発し、6イニングを3失点にまとめて勝利投手となった。プロ入り直前に21歳以下の日本代表として戦った台湾の地で、3年目の飛躍に向けた助走をつける。試合は7回に勝ち越したウエスタン選抜が11-6で台湾プロ選抜を破った。
風が冷気を含み、冬の気配を感じる台湾の夜。異国のマウンドで、野村がきっかけをつかもうと腕を振った。冬季リーグ4度目の登板で、最長6イニング。「変化球はだいたい思ったところに投げられた」と99球を振り返った。
立ち上がりのアクシデントにも動じなかった。1回に先頭の打球が右太ももを直撃したが、何事もなく投球を再開。2回1死一、三塁から二ゴロの間に失点したが、3回は三者凡退で軌道修正した。1死二、三塁を迎えた4回も、後続を空振り三振と一ゴロに仕留めて事なきを得た。
いただけなかったのは6回。1死一塁で119キロの低めのスライダーをすくわれ、右翼席に2ランを被弾した。「少し真ん中に入りましたね」。後味は悪かったが、先発の役割を果たしたとされる「クオリティースタート」(6イニング以上で自責点3以下)は達成。初白星も手に入れた。
今リーグでは4試合計15イニングで防御率3・60。数字ではなく内容で進化の手応えをつかんでいる。カーブでカウントが取れ、フォークで空振りを奪えた。一方で、秋季キャンプから課題に掲げる直球は「思ったように投げられていない」。球速は130キロ台中盤。阪神の高橋投手コーチも「投球術は持っている。だからこそ、それに頼りすぎない直球のキレとスピードが欲しい」と求める。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201612/CK2016121502000102.html
2016年12月17日
石岡3安打!近藤2安打!!
石岡3安打!近藤2安打!!
2016年12月15日 紙面から

2回無死二塁で右前打を放った石岡(小西亮撮影)
石岡と近藤が、ともにバットで気を吐いた。「6番・一塁」で先発出場した石岡は3安打1打点。2回に右前打、6回に中前打を放つと、9回1死二塁では中越えの適時三塁打で締めくくった。これまで今リーグでは打率1割台と苦戦。「チームのいい流れに乗れなかった」と振り返るが、終盤に巻き返す。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201612/CK2016121502000105.html
2016年12月17日
周平、小笠原との湘南タッグで「月1お立ち台」
周平、小笠原との湘南タッグで「月1お立ち台」
2016年12月15日 紙面から

トークショーで来季へ向けた漢字を「喜」とした高橋
中日・高橋周平内野手(22)が14日、小笠原慎之介投手(19)との神奈川・藤沢市の同郷コンビでの「月1お立ち台」を公約に掲げた。この日、そろって名古屋第一赤十字病院を慰問した。小笠原も月1お立ち台に意欲満々で、来季10勝以上をマークして子どもたちに再会することを誓った。
今季は高橋と小笠原の「湘南タッグ」でのお立ち台は実現できなかった。ならば、来年こそ。背番号3が小笠原とのヒーローインタビューに意欲を示した。
「慎之介とお立ち台に上がりたいですね。地元が一緒で、かわいがっていますから。ゲームに出続けないとヒーローインタビューに呼んでもらえません。一緒にお立ち台というのはモチベーションになります。月に1度ぐらい、そういうふうになるように頑張ります」
5年目野手とルーキー左腕は縁深い。小中学校も所属した野球チームも同じ。親の付き合いもある。小笠原が高校を選ぶ際は、高橋に相談。高橋と同じ東海大甲府への進学も考えていた左腕に、「気を使わなくていい。好きにしろ」と告げた。その言葉に背を押され、小笠原は東海大相模を選んでいる。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201612/CK2016121502000109.html
2016年12月17日
田島、一日署長に就任 思い込みNO!
田島、一日署長に就任 思い込みNO!
2016年12月15日 紙面から

中署の一日署長に就任し、栄の地下街をパトロールする田島=名古屋市中区で(小沢徹撮影)
中日の田島慎二投手(26)が14日、愛知県中警察署の一日署長を務め、名古屋市中区栄の繁華街などで防犯キャンペーンを行った。田島は集まった高齢者を含むファンに向け、振り込め詐欺への注意をアピール。間違った思い込みが大きな失敗を招くのは振り込め詐欺も野球も共通するとし、不要な思い込みを排除して来季に臨む考えを明かした。
あっという間に人だかりができた。師走の地下街を警察官姿の田島が練り歩くと、すぐに気付いたファンが押し寄せた。そこで配ったのは『オレは誰?』と書かれた黄色いチラシ。被害者の9割が振り込め詐欺の存在を知りながら引っ掛かってしまったことなどを○×クイズ形式で紹介し、さらに笑顔で写真撮影に応えるなど、振り込め詐欺防止に一役買った。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201612/CK2016121502000107.html