2017年01月25日
周平、不動の3番こだわる!!
周平、不動の3番こだわる!!
2017年1月23日 紙面から

「サンデードラゴンズ」に出演し、今季の意気込みを話す高橋=名古屋市中区のCBCで(黒田淳一撮影)
中日・高橋周平内野手(23)が22日、3番打者への思いを口にした。初めて自主トレをともにした大島の言葉に刺激を受け、三塁で全試合出場を目指す背番号3。チームの中心選手になるための自覚が生まれてきた。この日は、福田永将内野手(28)とCBCテレビのドラゴンズ応援番組「サンデードラゴンズ」に出演した。
竜を背負う自覚はまだ芽だが、きっと葉を出し、花を咲かせる。開幕スタメンはもちろん、不動の三塁レギュラーで全試合出場。ここまでは公言してきた。もうひとつ、高橋がこだわりをにじませるのが打順だ。
「3番(を打つ)ということはチームの中心になる。そういう存在になれればいいですけどね」
オレが打つ。まだそこまでは言えない。だが打ちたいとは強く思っている。高橋の心を動かしたのは、竜のリードオフマンの言葉だった。大島に誘われて初めて自主トレをともにした。年明けから約2週間、ウエートトレーニングや打撃練習など1日8時間に及ぶハードメニューを消化した。
期間中、大島からこう言われた。「周平が3番を打ってくれれば(チームは)上位にいける」。不動の1番打者からの言葉を聞いた高橋は「それぐらいの気持ちでやらないといけないです」。自主トレに誘ってくれた恩返しは「3番・三塁」で143試合を戦い抜くほかない。
昨季は初めて開幕スタメンを勝ち取ると、春先は「3番・三塁」に定着した。しかし、4月30日の広島戦(マツダ)で右手有鉤(ゆうこう)骨を骨折。3番も三塁も明け渡さざるを得なかった。7月28日のDeNA戦(ナゴヤドーム)で3カ月ぶりに復帰も、主に6番。3番がいつまでも空いて待っている世界ではなかった。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201701/CK2017012302000105.html
2017年01月25日
福田は飛距離こだわる!!
福田は飛距離こだわる!!
2017年1月23日 紙面から

笑顔で話す高橋(右)と福田=名古屋市中区のCBCで(黒田淳一撮影)
今季の福田は飛距離にこだわる。近鉄や中日で活躍し、通算404本塁打を誇る中村紀洋のような豪快なアーチ量産への決意をみなぎらせた。
「中村さんのように飛ばせるようになりたい。ホームランを打てる打者は限られている。そこは追求したい。130~140メートル? ギリギリ入るよりはいい」
昨季終盤に痛めた右肩は現在もリハビリ中。こちらの距離はまだ5メートル程度だが、マシン打撃はこなせている。もちろんかっ飛ばす前に、完治が大前提。その一方で、回復への手応えがあるから本塁打へのイメージも膨らませられる。近鉄時代に大阪ドーム(現京セラドーム大阪)で、推定155メートルの認定本塁打を放った伝説のスラッガー・中村に近づけるか。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201701/CK2017012302000104.html
2017年01月25日
小川、脱・ワンポイント
小川、脱・ワンポイント
2017年1月23日 紙面から

記者の質問に答える小川=ナゴヤ球場で(黒田淳一撮影)
中日・小川龍也投手(25)が22日、「脱・ワンポイント」を誓った。ソフトバンク・中田らと自主トレしていたグアムから前日に帰国。日焼けした顔でナゴヤ球場に姿を見せ、「今年は1イニングを投げきることを目指します」と力を込めた。
グアムでは同じ練習施設を使用していたサッカー界のレジェンド、三浦知良(49)を目撃。「(話しかけるのは)恐れ多いです。やたら体が引き締まっていました」と頭をかく一方、自身の練習内容も「充実していた」と胸を張った。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201701/CK2017012302000103.html
2017年01月25日
大野、粘投で負け数減らす
大野、粘投で負け数減らす
2017年1月23日 紙面から

子どもの鋭い質問に「困った」と笑う(左から)平田、大野、山崎武司さん=愛知県豊田市のJAあいち豊田本店で(篠原麻希撮影)
中日の大野雄大投手(28)が22日、愛知県豊田市で行われた「JAあいち豊田 新春熱血トークライブ」に平田良介外野手(28)、OBで本紙評論家の山崎武司さん(48)とともに出演し、山崎さんから「大野には貯金を10個作ってもらう」と指令を受けた。昨季は7勝10敗と負け越し、通算でも42勝42敗とまったくの五分。厳しい課題だが、新のエースとなるために大野も決意を新たにした。
言われなくてもわかっている。が、言われれば応える気持ちはますます強くなる。それが、大野にとっての貯金指令だ。トークショーの最後、マイクを持った山崎さんが和やかな雰囲気をピリッと引き締めた。
「今年ドラゴンズが優勝争いするために、投手では大野、野手では平田がやらないと。その中で大野には貯金を10個作ってもらう。平田には打点100を取ってもらう。この2人が去年みたいにケガしたら完全にBクラスになる。責任感を持って1年間戦ってもらいたい」
大先輩がエース候補に厳命したのは貯金10。昨季は7勝10敗と3つの借金をつくり、通算では42勝42敗の五分。過去の最多貯金は2014年の2…。「それは言われ続けてきていますから、どうにかしないと」と大野も口元を引き締めた。
どうすれば殻を破れるか。大野が出した答えは、負け数を減らすことだった。「勝つのが大前提ではあるけど、いかに負けないか。1年間戦っていくなかで、どうしても厳しい試合はある」。例えばローテの軸となれば、カードの頭で相手のエース級との対決が増える。打線の援護が乏しくても、先に点を与えなければ、負けは付かない。「いかに粘り強く投げられるか。シーズン終盤までそういう投球をするかは大事」と力を込めた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201701/CK2017012302000101.html
2017年01月25日
平田、苦手の神宮克服する
平田、苦手の神宮克服する
2017年1月23日 紙面から

リラックスした様子の平田
大野が貯金10なら、平田への山崎指令は100打点。苦手の神宮球場を克服することで達成に近づく。昨季は2割3分1厘とセ・リーグの本拠地中最も打率が低かった。平田によるとその原因は独特の形状にある。神宮はマウンドを頂点として球場全体に傾斜があり、打者目線では上から投げ下ろされる感覚が他球場よりも強いという。
「たぶん水はけを良くするためでしょうね。僕の目には合わないけど、それを克服しないといけない」と明かした。
昨年までも構えたときの顔の角度を変えるなど対応を試みてきた。ただ、正解は見つからなかった。今季は「構えたときの目の位置も考えないと」とさらに修正を加えるつもりだ。両翼97・5メートルと小さい神宮は本来打者有利なはず。平田は「早く対策を練りたい。そこで成績を残せれば自分の成績も変わるし、すべての数字が上がる」と、その先にあるのが100打点を見据えた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201701/CK2017012302000100.html