2017年06月16日
平田、V&ダメ押し
平田、V&ダメ押し
2017年6月12日 紙面から

オリックス-中日 8回表2死一、三塁、中前へタイムリー(佐伯友章撮影)=京セラドーム大阪で
息詰まる投手戦で、中日の4連敗を阻止したのは、平田良介外野手(29)だった。11日のオリックス戦(京セラドーム大阪)で5回に先制打、8回にダメ押しで計2打点。7イニング無失点で2勝目を挙げたラウル・バルデス投手(39)を援護した打棒は、復調のきっかけになりそうだ。
難攻不落と思われたウイニングショットを打ち砕き、勝利への突破口を開いた。互いに無得点で迎えた5回1死二塁。1ボールからオリックスの先発・山岡のスライダーをとらえた。打球はライナーで右中間を抜けていった。
「甘く来たボールを逃さずに打つことができました」。打線は即戦力ルーキーのカット、スライダーに苦しめられていた。4回までわずか2安打。平田も1打席目は3球カットボールを続けられ、空振り三振。「すごくキレがあった」。タイミングはまったく合っていなかった。
次の打席が回ってくる間に思考を巡らせた。「自分はカットでやられているので、同じ系統のボールがくると思った。開かないことが大事だな、と」。右打者にとって、外に逃げていくボールは体が開くと打てない。だからこそおっつけて右方向。しかも右へ強い打球が打てることが平田の持ち味。まさにプラン通りに事が進んでいった。8回にもダメ押しの中前適時打を放ち、「2本ともセンターから右方向に強い打球が打てて良かった。これを継続していければ」とうなずいた。
苦しんでいる。シーズン打率は2割5分にも届いていない。今年は複数年契約の1年目。やって当たり前という中でプレーするのは、重圧との戦いでもある。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201706/CK2017061202000010.html
2017年6月12日 紙面から

オリックス-中日 8回表2死一、三塁、中前へタイムリー(佐伯友章撮影)=京セラドーム大阪で
息詰まる投手戦で、中日の4連敗を阻止したのは、平田良介外野手(29)だった。11日のオリックス戦(京セラドーム大阪)で5回に先制打、8回にダメ押しで計2打点。7イニング無失点で2勝目を挙げたラウル・バルデス投手(39)を援護した打棒は、復調のきっかけになりそうだ。
難攻不落と思われたウイニングショットを打ち砕き、勝利への突破口を開いた。互いに無得点で迎えた5回1死二塁。1ボールからオリックスの先発・山岡のスライダーをとらえた。打球はライナーで右中間を抜けていった。
「甘く来たボールを逃さずに打つことができました」。打線は即戦力ルーキーのカット、スライダーに苦しめられていた。4回までわずか2安打。平田も1打席目は3球カットボールを続けられ、空振り三振。「すごくキレがあった」。タイミングはまったく合っていなかった。
次の打席が回ってくる間に思考を巡らせた。「自分はカットでやられているので、同じ系統のボールがくると思った。開かないことが大事だな、と」。右打者にとって、外に逃げていくボールは体が開くと打てない。だからこそおっつけて右方向。しかも右へ強い打球が打てることが平田の持ち味。まさにプラン通りに事が進んでいった。8回にもダメ押しの中前適時打を放ち、「2本ともセンターから右方向に強い打球が打てて良かった。これを継続していければ」とうなずいた。
苦しんでいる。シーズン打率は2割5分にも届いていない。今年は複数年契約の1年目。やって当たり前という中でプレーするのは、重圧との戦いでもある。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201706/CK2017061202000010.html