2017年07月31日
ビシエド、3ラン お待たせ復帰後初弾
ビシエド、3ラン お待たせ復帰後初弾
2017年7月22日 紙面から

広島-中日 3回表1死一、三塁、ビシエドが左中間に3ランを放ち本塁に向かう=マツダスタジアムで(布藤哲矢撮影)
今季全敗だった竜の鬼門・マツダスタジアムで、7戦目にして初勝利を飾った。21日の広島戦はダヤン・ビシエド選手(28)の再来日後初となる3ランなど、3発で打ち勝った。真夏の夜の夢? いやいや一夜限りでは終わらせぬ!
帰ってきた主砲のバットが鬼門を破壊した。3回だ。ビシエドが待望の復帰初弾を左中間席にたたきこんだ。セーフティーリードなどないマツダスタジアムで、5点差に広げる価値ある3ラン。ここまで6戦で12発を浴びてきた敵地で、空中戦を制した。7戦目での初勝利だ。
赤一色の観客席が静まり返る中、ビシエドが悠然とダイヤモンドを一周する。6月13日の日本ハム戦(ナゴヤドーム)以来、38日ぶりの快感だ。久々の感触が残る右拳を握り締めると、思わず白い歯がこぼれた。
1死一、三塁でマウンドには昨季の沢村賞左腕・ジョンソン。昨季7打数1安打と抑え込まれていた。「打てるボールを積極的にいこうと思っていた」。内角高めにきた140キロの初球を思い切り振り抜いた。「芯じゃなかったから、ヒットになってくれればと思っていた。でもよく飛んでくれてよかったよ」。持ち前のパワーでスタンドに突き刺した。チームにとっても天敵の左腕に黒星をつけたのは、2015年8月19日以来。全8打点を外国人だけでたたきだした「カリビアン・ナイト」の中心にいたのはビシエドだった。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201707/CK2017072202000112.html