2017年07月25日
竜、あと1本 大敗ムード一掃
竜、あと1本 大敗ムード一掃
2017年7月20日 紙面から

中日-巨人 9回裏1死一、二塁、ゲレーロが空振り三振。捕手小林は三塁へ送球する(小沢徹撮影)
粘りは見せたんだけど-。19日の巨人戦(ナゴヤドーム)、8回表までに6点差をつけられた中日は8回裏に2点、9回に3点を入れて、1点差にまで追い詰めたが、最後は1死一、二塁からゲレーロの三振と三ツ俣の盗塁失敗で試合終了。先発した大野雄大投手(28)が1回にいきなり4点を失う苦しい立ち上がりから、必死に追いつこうとしたが、あと1歩及ばなかった。
あと1点。あと1本。最後の最後、ナゴヤドームに竜党の大歓声が響き続けた。8回表を終わって0-6のビハインド。追い込まれていた竜の攻撃陣が残り2イニングで1点差に詰め寄り、さらに1死一、二塁。しかし、逆転サヨナラ劇は完結することなく、三振ゲッツーで幕を閉じた。
「あのまま(無得点で)終わるよりは、2点、3点と取ってそういうものを見せたのは良い方につながっていく」
仕切り直しで迎えた後半戦の開幕カードは負け越し。借金は再び8となり、巨人のルーキー畠にはプロ初白星を献上。それでも、試合後の森監督は無念の中にも一筋の光を見出した。
眠っていた竜が突如として目を覚ました。8回だ。1死から代打の谷を皮切りに炎の5連打。2点をかえし、白星の糸を必死に手繰り寄せると、9回にも5安打を集中。ここも代打策が当たり、堂上の2点適時打でついに1点差まで肉薄した。
完全に竜のペース。押せ押せムードでGの守護神を青色吐息に追い込んだ。しかし、ここが限界だった。あと1本を託されたゲレーロはフルカウントから低めに沈むボール球の変化球に手を出して空振り三振。代走として起用されていた今季初昇格の二塁走者三ツ俣も三塁で刺された。
ゲレーロが「答えることは何もない」と悔しさをにじませる。三ツ俣は「フルカウントから盗塁のサイン。もう少し何とかできたと思う。僕の至らないところ」と肩を落とし、指揮官も「(1軍に)来てすぐの人を使って、(試合の中での判断が)難しいところもあるだろう」と飲み込んだ。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201707/CK2017072002000107.html
2017年7月20日 紙面から

中日-巨人 9回裏1死一、二塁、ゲレーロが空振り三振。捕手小林は三塁へ送球する(小沢徹撮影)
粘りは見せたんだけど-。19日の巨人戦(ナゴヤドーム)、8回表までに6点差をつけられた中日は8回裏に2点、9回に3点を入れて、1点差にまで追い詰めたが、最後は1死一、二塁からゲレーロの三振と三ツ俣の盗塁失敗で試合終了。先発した大野雄大投手(28)が1回にいきなり4点を失う苦しい立ち上がりから、必死に追いつこうとしたが、あと1歩及ばなかった。
あと1点。あと1本。最後の最後、ナゴヤドームに竜党の大歓声が響き続けた。8回表を終わって0-6のビハインド。追い込まれていた竜の攻撃陣が残り2イニングで1点差に詰め寄り、さらに1死一、二塁。しかし、逆転サヨナラ劇は完結することなく、三振ゲッツーで幕を閉じた。
「あのまま(無得点で)終わるよりは、2点、3点と取ってそういうものを見せたのは良い方につながっていく」
仕切り直しで迎えた後半戦の開幕カードは負け越し。借金は再び8となり、巨人のルーキー畠にはプロ初白星を献上。それでも、試合後の森監督は無念の中にも一筋の光を見出した。
眠っていた竜が突如として目を覚ました。8回だ。1死から代打の谷を皮切りに炎の5連打。2点をかえし、白星の糸を必死に手繰り寄せると、9回にも5安打を集中。ここも代打策が当たり、堂上の2点適時打でついに1点差まで肉薄した。
完全に竜のペース。押せ押せムードでGの守護神を青色吐息に追い込んだ。しかし、ここが限界だった。あと1本を託されたゲレーロはフルカウントから低めに沈むボール球の変化球に手を出して空振り三振。代走として起用されていた今季初昇格の二塁走者三ツ俣も三塁で刺された。
ゲレーロが「答えることは何もない」と悔しさをにじませる。三ツ俣は「フルカウントから盗塁のサイン。もう少し何とかできたと思う。僕の至らないところ」と肩を落とし、指揮官も「(1軍に)来てすぐの人を使って、(試合の中での判断が)難しいところもあるだろう」と飲み込んだ。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201707/CK2017072002000107.html