2016年11月06日
小笠原、退院「開幕間に合わなくても焦らない」
小笠原、退院「開幕間に合わなくても焦らない」
2016年11月5日 紙面から

左肘遊離軟骨の除去手術を終え退院し、明るい表情で寮に戻った小笠原=ナゴヤ球場で(谷沢昇司撮影)
中日・小笠原慎之介投手(19)が4日、左肘遊離軟骨の除去(クリーニング)手術のために入院していた愛知県内の病院を退院した。復帰は焦らず、「4、5月にはローテで投げられれば」と強調。スロースタートだった1年目の今季と同じような調整で、完全復活への青写真を描く。
生まれて初めての入院、そして手術。野球人生でひとつの決断を乗り越え、小笠原は吹っ切れた表情を見せた。「今までの自分とはまた違う自分になっていかないといけません」。肘にメスを入れたからには、現状維持では済まさない。
肘からはがれ、動き回って神経などを傷つける恐れのある遊離軟骨。東海大相模高時代から抱えていたが、今季終了後の秋季練習中に違和感を訴え、即座に決断した。10月31日に入院し、翌1日午後に全身麻酔で約2時間の手術を受けた。
術後とあって左腕は少し腫れており「まだ動かせないんで、どんな感じか分かりません」。しばらくは安静で、10日に抜糸予定。約2週間後からランニングなどを始めるという。「この時期が一番大事」とトレーナーに相談しながら、患部に気を配る。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201611/CK2016110502000126.html
2016年11月06日
森脇コーチ「打球は線でとらえろ!」
森脇コーチ「打球は線でとらえろ!」
2016年11月5日 紙面から

10個のボールを置き、自らボールを転がして亀沢(右)に捕球させる森脇コーチ(左)(小沢徹撮影)
新たに内野守備や走塁、作戦面を担当する中日の森脇浩司コーチ(56)が4日、中日屋内練習場に秋季キャンプ参加の全内野手を集めて意識改革に取り組んだ。目の前に10個のボールを並べて捕球練習するユニークな指導法に、選手も納得の表情だった。
拾うわけでも投げるわけでもない。目の前にタテに一列に並んだ10個のボールが『森脇塾』の教材だった。ボールの列に平行に転がす。それを捕って投げる。内野手9人の受講生が、森脇新コーチの指導を熱心に聞いて実践していた。
「点じゃなく線でとらえることが大事。線でとらえればスムーズに捕球できる。クレー射撃とかと一緒。そのためのボール(の列)なんです」と森脇コーチが意図を説明した。
1日の就任会見から選手たちのノックを見てきたが、他球団と同じ悪癖を感じたという。「人工芝の弊害なんだろうけど、バランスよく捕球できていない。ボールを追い越して左バランスで捕球しているんです。正面で捕らないと、いいスローイングはできない」
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201611/CK2016110502000125.html
2016年11月06日
岡田、侍参戦準備OK
岡田、侍参戦準備OK
2016年11月5日 紙面から

シート打撃に登板する岡田=ナゴヤ球場で(谷沢昇司撮影)
準備完了だ。10日から東京ドームで行われる侍ジャパンの強化試合(メキシコ、オランダ戦)のメンバーに選ばれている中日・岡田俊哉投手(24)が4日、ナゴヤ球場でのシート打撃に登板。10月28日以来2度目の登板は打者7人に1安打無失点。ナゴヤ球場での調整を終え、5日の合流に備えた。
「皆さんに協力してもらって調整できた。気持ちも高ぶってきました。しっかりとしたパフォーマンスを見せたい」
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201611/CK2016110502000124.html
2016年11月06日
平田、きょうにも残留表明
平田、きょうにも残留表明
2016年11月5日 紙面から
国内フリーエージェント(FA)権取得で去就が注目されている中日・平田良介外野手(28)が5日にも残留を表明する。4日夜、西山球団代表と交渉し、残留へ気持ちが傾いたようだ。
交渉前に中日屋内練習場のトレーニングルームで汗を流した背番号6は「ドラゴンズを第一に考えているのは変わりません。話し合いは進んでいます」と充実感をにじませた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201611/CK2016110502000123.html
2016年11月06日
バントの極意はオープンスタンス
バントの極意はオープンスタンス
2016年11月5日 紙面から

オープンスタンスでバント練習する伊藤ら投手陣=北谷球場で(黒田淳一撮影)
沖縄組にも「土井イズム」の徹底だ。中日の一部投手陣による沖縄・北谷での秋季キャンプに新しい練習メニューが加わった。4日は犠打が必要になるケースを想定した実戦形式の練習「バントゲーム」を導入。「小技の徹底」を掲げる土井打撃コーチからの指令をもとに、投手陣のバントフォーム矯正に取り組んだ。また、福敬登投手(24)はブルペンで無駄な力を取り除いた「7割投法」に挑戦した。
投内連係を終えた11人が投手役、打者役、走者役に分かれる。沖縄キャンプで初めての試みとなる、実戦を意識した約30分間のバント練習だ。
無死一塁、無死一、二塁、無死二塁の3パターンを想定し、投手役の選手が投げた球に対して打者役の選手が送りバントをするというもの。投手役の鈴木、野村、福、三ツ間を除く7人が2、3度ずつ打席に入った。
新メニューの追加は「小技の徹底」を掲げる土井打撃コーチの指令だった。友利投手コーチは「土井さんから森監督を通じて連絡があった。形もリクエストされた」と説明。選手には、投手と正対する「オープンスタンス」を徹底させた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201611/CK2016110502000121.html
2016年11月06日
福、7割投法に挑戦
福、7割投法に挑戦
2016年11月5日 紙面から

ブルペンで投球練習する福
無駄な力を入れることなく、福がテンポよく投げ込む。近藤投手コーチが右手でOKサインを連発するほど、直球は低めに決まっていった。
「7割ぐらいの力で投げている。思い切り投げて棒球よりも、7割ぐらいでいい球がいけば打者も打ちづらいと思う」
ルーキーイヤーは27試合で43イニング1/3を投げて1勝2敗、防御率4・78で終えた。がむしゃらさが売りだが、時に制球を乱すこともあった。その解決策の一つとしてたどり着いた。この日はブルペンで直球を中心に78球。球のキレだけではなく、癖の解消にももってこいだ。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201611/CK2016110502000120.html
2016年11月06日
平田「第一はドラゴンズと考えている」
平田「第一はドラゴンズと考えている」
2016年11月4日 紙面から

トス打撃する平田=中日ドラゴンズ屋内練習場で(谷沢昇司撮影)
国内フリーエージェント(FA)権取得で去就が注目されている中日・平田良介外野手(28)が3日、練習に訪れたナゴヤ球場で、残留を基本線に考えていることを明かした。2日に西山球団代表と交渉した背番号6は近日中に再び話し合いの場を持つという。
悩める平田の核にあるのは「竜ファースト」だった。2日の交渉から一夜明けて、ティー打撃などで体を動かした背番号6が心境を語る。
「中日を基準に考えています。11年間、ずっと中日でした。愛着もありますので、第一に中日ドラゴンズを考えて、自分のやりやすい環境なら残ると思います」。その後も「第一は中日と考えています」と繰り返した。
残留へ前進したかのように受け取れるコメント。それだけ2日の交渉が有意義だったのか-。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201611/CK2016110402000119.html
2016年11月06日
又吉&福谷、投げてスタミナUP
又吉&福谷、投げてスタミナUP
2016年11月4日 紙面から

他の投手が投げ終わった後も、黙々と投球練習する福谷(手前)と又吉=北谷球場で(黒田淳一撮影)
中日・又吉克樹投手(26)と福谷浩司投手(25)が3日、沖縄・北谷で行われている秋季キャンプでブルペンに入り、アピール合戦を繰り広げた。来季から先発に転向する可能性のある2人が火花を散らすように計531球を投げた。
又吉は午前中に沖縄入りして最多の177球、午後の個別練習でも53球と計230球。10月の秋季教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」での先発テストで5イニングを3失点。短いイニングなら150キロを超える球速も途中から130キロ台後半に落ちた。「走り込みや投げ込みが5イニング以上投げられることにつながると思う」。スタミナアップを目指すだけでなく福谷を意識したのか、ほぼ全力で腕を振り続けた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201611/CK2016110402000118.html
2016年11月06日
チェンが来た!! 慎之介に金言
チェンが来た!! 慎之介に金言
2016年11月4日 紙面から

岡田(左)を激励する元中日でマーリンズのチェン=ナゴヤ球場で(谷沢昇司撮影)
2011年まで中日に在籍し、現在はイチローと同じ米大リーグのマーリンズに所属するチェン・ウェイン投手(31)が3日、3年ぶりにナゴヤ球場を訪れ、秋季キャンプ中の選手らと久々の対面を果たした。中日時代の06年に左肘手術を経験した同投手は、同じく左肘にメスを入れた小笠原慎之介投手(19)に早期復帰へのアドバイスを送った。
中日から世界に羽ばたき、メジャー通算5年間で51勝37敗の左腕が、通称「ねずみ」と呼ばれる遊離軟骨の除去手術を1日に施した小笠原へ金言を送った。
「焦らずにしっかりと治すことが大事。筋トレなどもやりすぎは良くない。いろいろと勉強しながらリハビリやトレーニングを続け、万全の状態で球場に戻ってきた方が良い」
手術後は吉見らとともに強力投手陣の一角を占め10、11年のリーグ連覇に貢献。被打率が低く、最も安打を打ちにくい投手としても名をはせたチェンが伝えたかったことは(1)焦らない(2)自分の体を知る、の2点だった。
リハビリ期間中に焦りを抑えることは難しい。他選手がプレーする姿を見ればなおさらだ。そこで、チェンは自らの経験談を一例に挙げた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201611/CK2016110402000116.html
2016年11月06日
平田、ギリギリまで悩む
平田、ギリギリまで悩む
2016年11月3日 紙面から

晴れ間がのぞく空の下、ランニングからナゴヤ球場に戻った平田=ナゴヤ球場で(金田好弘撮影)
去就が注目される中日・平田良介外野手(28)が2日、国内フリーエージェント(FA)の宣言期間ギリギリまで結論を持ち越す可能性を示唆した。この日、球団と話し合いを行ったが、最終結論は持ち越し。平田は「何回か話し合いをするかもしれない」と語るなど、宣言期間の9日までで残り1週間、悩みに悩む心境を吐露した。
胸中は振り子のように揺れていた。この日、ナゴヤ球場で体を動かした平田は、報道陣に囲まれると、神妙な面持ちで口を開いた。「宣言するしないは、フィフティ、フィフティですね。話し合ってお互いに良い条件で決められれば…」。FA宣言か否か。どちらに転んでもおかしくない。野球人生をかけた決断を前に、悩める胸中を明かした。
宣言できる期間は9日まで。限られた時間の中で決断を下さなければならない。「まずは中日ドラゴンズと話しをして、FAするかしないか決めないといけない。この1週間の中で、何回か話し合いをするかもしれない。1回で終われば良いですけど。自分にとって(考える時間が)長いとか、短いとかは分からない」。この日も球団との残留交渉を行ったが、結論は持ち越し。期限ギリギリまで目いっぱい時間を使って熟考する可能性は大だ。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201611/CK2016110302000104.html