2016年11月29日
笠原、プロでも“初物”コレクター
笠原、プロでも“初物”コレクター
2016年11月22日 紙面から

新潟市の街並みをバックに笑顔を見せる新潟医療福祉大の笠原=新潟市のホテルイタリア軒で(武藤健一撮影)
中日は21日、ドラフト4位で指名した新潟医療福祉大の笠原祥太郎投手(21)と新潟市内のホテルで入団交渉を行い、契約金4000万円、年俸800万円で仮契約した。同大野球部1期生で新潟県内の大学から初めてプロの門をたたく笠原は、プロ初登板や初勝利を12球団ルーキーで1番乗りを目指す意欲を見せた。(金額は推定)
初物づくしにこだわる。ルーキーなら、いち早く1軍で活躍したい。その思いは笠原も同じ。その上でさらなる高みを見据えた。12球団のルーキーで初登板、そして初白星1番乗りだ。
緊張にほおを少し赤らめた。控えめな口ぶりながらもプロへの決意を新たにした。「できるだけ早く1軍で活躍できるピッチャーになりたい。早く初登板して、初勝利も早くできたら」
「初」そして「1番」に縁がある。笠原は理学療法士を目指して新潟医療福祉大に進学。新潟・新津高3年の夏に敗れた新潟明訓高の佐藤和也監督(60)が入学後に創部される同大硬式野球部の監督に就任すると知り、同大の野球部1期生となった。10月のドラフト会議では新潟県内の大学から初めて指名。「創部1年目の野球部員とか、新潟で初めてのプロ野球選手とか巡り合わせみたいな感じはある。そういうプレッシャーもあるけど誇りもあるので」とプライドをのぞかせた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201611/CK2016112202000107.html
2016年11月29日
周平、2人の分までやってやる
周平、2人の分までやってやる
2016年11月22日 紙面から

選手会のゴルフコンペで同期の西川(左)とラウンドする高橋=南山CCで(篠原麻希撮影)
中日・高橋周平内野手(22)が、戦力外通告された同期同学年の西川、川崎の無念さを背負って来季はプレーすると意気込んだ。
「同じ高卒でやってきた仲間です。これからは別々の道に進みますが、2人の分までやってやろうと思っています。西川と川崎の悔しさや無念さを背負います。自分の目標は、もちろんレギュラーです」
コンペの同組は田島、西川、川崎だった。同じ2012年入団の4人。田島が選手会役員だったことから、同期でのプレーが実現した。田島が大卒のため、同期高卒は背番号3だけとなる。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201611/CK2016112202000106.html
2016年11月29日
野村、Wウィングの門たたく
野村、Wウィングの門たたく
2016年11月22日 紙面から

笑顔でラウンドする野村
来季が3年目となる中日・野村亮介投手(23)が21日、鳥取のトレーニング研究施設「ワールドウィング」へ入門すると明かした。沖縄・北谷球場での秋季キャンプ中に、友利投手コーチから鳥取行きを勧められたという。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201611/CK2016112202000105.html
2016年11月29日
竜守護神 メジャー照準
竜守護神 メジャー照準
2016年11月21日 紙面から

ドミニカ共和国から帰国した中日の森監督=成田空港で(北田美和子撮影)
中日・森繁和監督(62)が20日、ドミニカ共和国などでの視察を終えて成田空港に帰国した。最大の補強ポイントである抑え投手獲得のメドが立っていないことや、野手との交渉に乗り出していることなどの現状を説明。また、ナゴヤ球場と沖縄・北谷で行われていた秋季キャンプが同日、終了した。
収穫はあったが、最高のプレゼントを持ち帰ることはできなかった。真っ黒に日焼けして成田空港の到着ロビーに現れた森監督が外国人補強の現状を説明。抑え投手の獲得について聞かれると、険しい表情になった。
「抑えなんかいないよ。どこにも」
毎年恒例となっているドミニカ共和国などへの視察。日本を出発した先月30日には「抑え投手が大前提」と発言。今年の補強ポイントは、抑え投手→内外野を守れる野手→先発投手、の順番で考えていることを明かしたが、視察したドミニカウインターリーグやキューバにはお眼鏡にかなう選手はいなかったようだ。
ただ、焦っているわけではない。初めて監督という立場での視察は例年より約半月早い帰国。22日の球団納会を含めて監督として球団行事に参加するためだ。さらに出発前には「ドミニカ(共和国出身)へのこだわりもない。リリーフはメジャーでやってきた選手の方が結果を残している」と発言。出発前から中米だけではなく、北米ルートからの獲得を示唆しており、今回はより吟味したことも獲得に至らなかった理由のようだ。
収穫はあった。2番目の補強ポイントである内外野を守れる野手については交渉段階に入っていることを明かし、「野手の一人は(交渉が)継続中。外野と内野を守れる選手」と発言。さらに視察で訪れていたキューバからの獲得も示唆。「キューバは育成(選手)で考えている」と育成選手として契約する選手がいることを明かした。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201611/CK2016112102000106.html
2016年11月29日
落合GM、土井コーチ信頼
落合GM、土井コーチ信頼
2016年11月21日 紙面から

落合GM(右)と談笑する土井コーチ=ナゴヤ球場で(篠原麻希撮影)
小技の徹底をテーマに掲げていた土井正博コーチ(72)は秋季キャンプを終え、「良いキャンプができた。順調にいったんじゃないかな。小技の方もちょっとずつできるようになってきた」と手応えを口にした。
西武・中村ら長距離砲の育成に定評のある名伯楽だが、意外にも就任会見で語ったのは小技の重要性。このキャンプでは、バントやベースランニングなどその根幹になる部分も徹底的に反復した。練習量自体も多く、「体力的な強さ、ハートの強さもついてきた」と納得の表情を浮かべた。チームは最下位に沈み、4年連続Bクラスと低迷している。それだけに「負け犬になってはいけない。ハートに火を付けてやっていかないと。広島だって25年ぶりに優勝した。うちもできるんだと思わないと」とハッパをかけた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201611/CK2016112102000214.html
2016年11月29日
とことん鍛えぬいた 福谷2056球、又吉1755球
とことん鍛えぬいた 福谷2056球、又吉1755球
2016年11月21日 紙面から

大雨の中、投内連係でマウンドを駆け下りる福谷=北谷球場で(小沢徹撮影)
中日は20日、ナゴヤ球場と沖縄・北谷球場での秋季キャンプをそれぞれ打ち上げた。若手投手陣が参加した北谷組では、先発転向に意欲的な右腕2人が投球数のワンツーフィニッシュ。福谷浩司投手(25)は唯一の2000球超えで、オフ期間も継続した投げ込みを宣言した。最も多くブルペンに入った又吉克樹投手(26)も1700球超。2人の猛アピールを受け、首脳陣は最適な起用法を探ることになる。
最後はあいにくの雨空でも、その表情は晴れやか。福谷が、この秋の決意を数字で示した。前日19日に163球で投げ納め、通算では実に2056球。完走した11投手では断トツの投げ込み王は、腕を振り続けた先に収穫を見つけた。
「疲れがたまったり、集中力が切れそうだったりした時に、いかに投げるかということができました。その中で、いい形もできてきた。メンタル面もずっと意識してやりました」
守護神としての役割を期待されながら、3度の2軍降格を味わった今季。一昨年に72試合を果たしながら、ここ2年は40試合台にとどまり「何かを変えていかなきゃいけないと思った」。その答えが投げ込み。主に先発だった慶大時代の「投げて投げて調子を上げる」という原点に返った。
今キャンプでは第1クールの5日間はブルペンに入らず、今月1日の第2クールから一気に球数を重ねた。301球の翌々日に309球。第3、4クールは連日100球以上で、実質3週間弱で2000球を超えた。「すべての練習で『投げる』ということを意識しました」と振り返る。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201611/CK2016112102000103.html
2016年11月29日
森脇コーチ、石岡に期待感
森脇コーチ、石岡に期待感
2016年11月21日 紙面から

秋季キャンプ終了。手締めをするナインら=ナゴヤ球場で(篠原麻希撮影)
観察に観察を重ねた約3週間の秋季キャンプを終えた参謀の目は、自信に満ちていた。森ドラゴンズの頭脳となる森脇コーチが秋季キャンプを総括。「大きな変化を見せた選手も、小さな変化の選手もいた。自分たちが思っている以上の伸びしろがある。これから2月1日までの70日間でまた大きな変化をして来るだろう」。そう期待を寄せた。
森脇コーチの視点で大きな変化を見せた選手は誰か。「全員を気にしてみていた」と積極的には名前を挙げなかったなかで、1人だけ明かした名前がルーキーの石岡だった。「何が、とは言わないが、彼なんかは期待させる感じがする」。今季は腰の故障で1軍での出場はなかったが、走攻守そろった大型一塁手。一、三塁の場面を多く作る自身のベースランニング理論を形にするための好素材と見込んだ。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201611/CK2016112102000105.html
2016年11月29日
平田、1億2000万円×5年契約 6億円
平田、1億2000万円×5年契約 6億円
2016年11月20日 紙面から

更改を終え、記者会見に臨む平田=中日ドラゴンズ屋内練習場で(金田好弘撮影)
フリーエージェント(FA)宣言せずに残留を決めた中日・平田良介外野手(28)が19日、名古屋市内で契約交渉し5年契約、年俸1億2000万円でサインした。今季の年俸7000万円から約71%の大幅増となった。同じく宣言せずに残留を表明していた大島洋平外野手(31)は3年契約、年俸は6000万円(約67%)増の1億5000万円で更改した。2人を合わせると総額10億円を超える大型契約。最下位からの巻き返しはこの2人の双肩にかかっている。(金額は推定)
最下位脱出のためにも流出だけは絶対に避けなければならなかった2人に球団は破格の好待遇でその誠意を示していた。28歳の平田には5年という長期契約を用意した。さらに今季年俸7000万円から増額は5000万円。ここ数年の厳冬ぶりがウソのような大盤振る舞いに出た。
平田自身は条件面について明かさなかったが、契約内容について「非常に良い話し合いだった。責任の大きさを感じるし、自分が改めてチームを引っ張っていかないといけないと思った」と決意を語った。今季は118試合に出場し、打率2割4分8厘、14本塁打、73打点。決して満足のいくものではなかったが、3年連続規定打席に到達し、安定した守備力もみせてきた背番号6に対し、球団は必要不可欠な戦力として評価。西山代表は「複数年というのは重大なこと。彼には期待している」と話した。
大きくなる責任に対しては結果で示す。今季は股関節痛や右肩痛のため、登録を抹消されることもあった。初の全試合出場を達成するためにも、肉体改造に取り掛かることを明かした。これまで平田は体づくりをする上で、ダンベルなど器具を使うことはなかったが、「けがが多いので何かひとつ考えないといけないと思った。体調管理をしっかりしていかないといけない」と語る。
故障した肩や腕回りをダンベルなどで鍛えたり、さらに腹筋に精を出したり、股関節についても可動域を広げるトレーニングを繰り返している。「腹筋の上の方が割れてきましたね。糸井さんのような体を目指します」。35歳で53盗塁をマークした超人ボディーになるべく、汗を流す毎日だ。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201611/CK2016112002000094.html
2016年11月29日
NPB AWARDS 2016 supported by リポビタンD
NPB AWARDS 2016 supported by リポビタンD
2016/11/28
本日(11月28日)、今シーズン活躍した選手らを表彰する「NPB AWARDS 2016 supported by リポビタンD」が行われ、第1部のファーム表彰式で祖父江大輔投手がウエスタン・リーグの最多セーブ投手賞を受賞、阿知羅拓馬投手がウエスタン・リーグ優秀選手賞に選ばれました。
第2部の表彰ではローソンチケットスピードアップ賞に選出されたラウル・バルデス投手(帰国のため欠席)と大島洋平選手の表彰が行われました。

祖父江大輔投手
ウエスタン・リーグ 最多セーブ投手賞

コメント
ファームでは主に抑えをやらせてもらいました、1軍の試合では決まったポジションで投げられていないので、与えられたポジションでしっかり投げられるように、来季も頑張っていきたいと思います。
阿知羅拓馬投手
ウエスタン・リーグ 優秀選手賞

コメント
今年は1軍も経験させてもらったので、来季は球威でどんどん押していって、どんな場面でも使ってもらえるような投手になりたい。与えられた場面で仕事ができることが一番だと思いますが、ゆくゆくは先発をやりたいと思っているのでしっかりアピールしたいと思います。

大島洋平選手
ローソンチケット スピード アップ賞
セントラル・リーグ 打者部門

コメント
狙って取れる賞ではないと思いますが、僕自身、自分のリズムで入ってこういった賞が取れたことが良かったと思います。来季はカープに勝って、優勝できるように頑張りたいと思います。
http://dragons.jp/news/2016/npbawards.html