2016年11月30日
杉山、強竜復活のためにも正捕手射止める
杉山、強竜復活のためにも正捕手射止める
2016年11月23日 紙面から

子どもたちと記念写真に収まる(中央右から)杉山と若松=名古屋市瑞穂区の高田小で(篠原麻希撮影)
扇の要の座を射止める!! 中日の杉山翔大捕手(25)が22日、若松、高橋ら8人とともに、2人一組で名古屋市瑞穂区内の4つの小学校を訪問。子どもたちと触れ合った。高田小学校を訪問した杉山は、全校生徒の大歓迎を受け、正捕手奪取に向けて気持ちを新たにした。
全校生徒351人が一生懸命に歌う校歌が、杉山の心に染み入った。「すごく心に響くものがあった。この時間を励みにして、また来シーズンがんばりたい」。質問コーナーやキャッチボール披露などに目を輝かせた子どもたちへ、約40分間の特別全校集会の最後にそうあいさつした。
燃える材料があった。19日に吉見が「捕手を育てる。一本立ちできる捕手が出てくればチームも強くなる」と発言。今季の杉山は捕手でチーム最多104試合に出場し、その筆頭候補だが「あるわけがない。何年も出続けなければそう思うことはない」とキッパリ否定した。ただ、慢心こそないが、この状況を変えるのは自分自身だという意識もある。「一本立ちというのは、チームをまとめられる捕手を作るということ。谷繁さんの抜けた穴をなんとか埋めようという意図もわかる。そこに僕が少しでも近づけば穴は埋められる」。正捕手の座を射止める誓いを新たにした。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201611/CK2016112302000106.html
2016年11月30日
竜投一丸、糸井封じ
竜投一丸、糸井封じ
2016年11月22日 紙面から

選手会納会ゴルフに参加し、笑顔でラウンドする大野=南山CCで(篠原麻希撮影)
中日・大野雄大投手(28)が21日、愛知県豊田市の「南山カントリークラブ」で行われた選手会納会ゴルフに参加し、阪神入りが決まった糸井嘉男外野手(35)について、チーム一丸となって包囲網を敷く考えを明かした。竜投は糸井を大の苦手としており、大野もその1人。情報を共有して、糸井封じに燃える。また、日本ハム時代にチームメートだった工藤隆人外野手(35)は超人の“取扱説明書”を披露した。
紅葉をバックに竜戦士が選手会ゴルフを楽しんでいる最中だった。オリックスからフリーエージェント(FA)宣言していた糸井の阪神入りの一報が流れた。最下位からの雪辱を誓うドラゴンズにとっても大きなインパクトを与えるビッグニュース。虎の大型補強成功に投手陣が反応した。
「嫌ですね。やっかいだな…。打率も残せるし、長打も打てますからね」。阪神キラーとして名をはせる大野は率直すぎる感想を口にした。吉見も「やっかいです」と口をそろえれば、侍ジャパンの強化試合で名を上げた岡田も「糸井さんはスーパースター。データを見たりしながらやっていかないと」。花丸急上昇中の左腕は左打者封じとしてピンチの場面で登板する可能性が高いだけに、警戒感をあらわにした。
それもそのハズ。糸井にはチーム全体では通算で108打数42安打、打率3割8分9厘と打たれまくっている。これは大ピンチ。中でも大野は5打数2安打、1本塁打、1打点。「本塁打も打たれていますしね。プロに入って最初にとんでもないなと思ったのが糸井さん。そこの球を打つんかいって感じでした。体勢を崩しても打たれてしまう」。2014年に交流戦で対戦した際には、外角低めへ完ぺきに決まったスライダーを左前に運ばれたという。
今季はDeNA・筒香にカモにされるなど、対左打者は被打率2割6分1厘。右の2割5分1厘より悪く、対策が課題になっている。「左に打たれないというテーマの中に糸井さんも入ってきますね」と気合を入れる。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201611/CK2016112202000108.html