2016年11月16日
若松、シュート磨くぞ!!
若松、シュート磨くぞ!!
2016年11月15日 紙面から

ブルペンでシュートを投げる若松=6日、北谷球場で(小沢徹撮影)
北谷秋季キャンプに参加中の中日・若松駿太投手(21)が、シュートの習得に励んでいる。今季は右打者との相性が悪く、ヤクルト・山田や広島・エルドレッドに打ち込まれた。強打者の内角をえぐるシュートを身につけて、来季こそ背番号61がエースへの階段を上がる。
若松は7月9日の7勝目を最後に白星をつかめなかった。「バテてしまった」と話すが、失速の原因はそれだけではないはずだ。
「シュートを試しています。1年目に覚えたけど、しっくり来なかった。精度上げる感じですね。そううまくはいかないけど、しっかり投げられるようになれたらいい」
若松といえば、チェンジアップが代名詞だ。直球と同じ腕の振りに、打者は幻惑される。だが、それだけでは抑えられなかった。決定的だったのは右打者との相性の悪さ。昨季は被打率1割9分8厘とねじ伏せたが、今季は3割6厘に跳ね上がった。特に打ち込まれたのが被打率8割のヤクルト・山田、同5割の広島・エルドレッド。持ち味の緩急に内角をえぐるシュートがあれば、セ界の強打者を封じる道も見えてくる。「ストレートがよくないとシュートも生きないと思うけど、投げて打ち損じてくれれば」と意欲がにじむ。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201611/CK2016111502000103.html