2016年11月06日
森脇コーチ「打球は線でとらえろ!」
森脇コーチ「打球は線でとらえろ!」
2016年11月5日 紙面から

10個のボールを置き、自らボールを転がして亀沢(右)に捕球させる森脇コーチ(左)(小沢徹撮影)
新たに内野守備や走塁、作戦面を担当する中日の森脇浩司コーチ(56)が4日、中日屋内練習場に秋季キャンプ参加の全内野手を集めて意識改革に取り組んだ。目の前に10個のボールを並べて捕球練習するユニークな指導法に、選手も納得の表情だった。
拾うわけでも投げるわけでもない。目の前にタテに一列に並んだ10個のボールが『森脇塾』の教材だった。ボールの列に平行に転がす。それを捕って投げる。内野手9人の受講生が、森脇新コーチの指導を熱心に聞いて実践していた。
「点じゃなく線でとらえることが大事。線でとらえればスムーズに捕球できる。クレー射撃とかと一緒。そのためのボール(の列)なんです」と森脇コーチが意図を説明した。
1日の就任会見から選手たちのノックを見てきたが、他球団と同じ悪癖を感じたという。「人工芝の弊害なんだろうけど、バランスよく捕球できていない。ボールを追い越して左バランスで捕球しているんです。正面で捕らないと、いいスローイングはできない」
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201611/CK2016110502000125.html