2016年11月18日
ドラフト1位・柳、日本一へM1弾
ドラフト1位・柳、日本一へM1弾
2016年11月16日 紙面から

明大-上武大 4回表明大1死三塁、中越えに2点本塁打を放つ柳=神宮球場で(斉藤直己撮影)
中日がドラフト1位指名した明大・柳裕也投手(22)が投打で大暴れした。15日に行われた、明治神宮野球大会準決勝の上武大戦(神宮)に先発し、7イニング、5安打、無失点の好投で、チームを勝利に導いた。打っては4回に大学生活初本塁打となる2ランを左中間スタンドに放った。16日はロッテのドラ1・佐々木千隼投手(22)を擁する桜美林大との決勝戦。中日がドラフト2位指名した京田陽太内野手(22)が所属する日大は、同大会準決勝で桜美林大に4-7で敗れた。
乾いた打球音が神宮に響いた。1点リードの4回1死三塁。投手・柳を援護したのは、打者・柳だった。2ボールから高めの直球を思い切り振り抜いた。高らかに舞い上がった打球はバックスクリーン左に吸い込まれた。「入るとは思わなかった。大事な試合だし、打てて良かった。たまたまです」。貴重な追加点となる2ランは、大学生活初アーチ。東京六大学リーグでは通算91打数19安打、打率2割9厘だが、4年秋には3割3分3厘と急上昇。バットでも存在感を見せつけた。
大舞台での勝負強さは生まれ持ったものかもしれない。高校時代の通算本塁打は1本。だが、それは2012年のセンバツ2回戦、聖光学院戦で放っている。この試合は渡辺監督(当時)が通算50勝目を飾ったメモリアルゲームだった。
前日に桜美林大・佐々木千隼がホームランを打ったばかり。負けじとアーチを架けた柳は「バッティング練習はやっています。結構、やっていますね」と笑顔をみせた。秋のリーグ戦に入る前に「1本も打っていないので、ホームランを打ちたい」と話していたが、ここぞという場面で価値ある一発となった。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201611/CK2016111602000099.html
2016年11月18日
鳥取で見つけた大野の伸びしろ
鳥取で見つけた大野の伸びしろ
2016年11月16日 紙面から

キャッチボールで調整する大野=ナゴヤ球場で(黒田淳一撮影)
中日・大野雄大投手(28)が15日、ナゴヤ球場で自主トレをした。大野は今月9日から14日まで鳥取のトレーニング研究施設「ワールドウィング」を初めて訪れていたことを明かした。専用器具の利用で肩回りや股関節周辺の可動域の広がりを実感したといい、年明けも再度訪れるという。岩瀬仁紀投手(42)や、イチロー(43)らが通う同施設で2年ぶりとなる2桁勝利の下地をつくる。
食わず嫌いのようなものだった。行ってみて、器具を動かしてみて、効果を実感した。9日から5泊6日の日程だった「ワールドウィング」へのお試し入門。大野が振り返る。
「自分に鳥取は向かないと思っていました。岩瀬さんとか、しなやかに体を使う人のためのトレーニングと思っていました。でも、違いました。これまでの体と違うと思えました。自分の可能性を感じました」。自身のようなパワーピッチャーにワールドウィングが提唱する初動負荷理論は向かないと決め付けていた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201611/CK2016111602000098.html
2016年11月18日
野村、11日ぶり投球練習 球の力強さアップ
野村、11日ぶり投球練習 球の力強さアップ
2016年11月16日 紙面から

ブルペンで投げ込む野村=北谷球場で(小沢徹撮影)
中日・野村亮介投手(23)が15日、10日間に及んだブルペン投球封印の効果を見せた。沖縄・北谷球場での秋季キャンプ当初からフォームが安定せず、5日以降は特別メニューで下半身を使って投げる意識を徹底。最終の第4クールが始まったこの日に投球練習を再開すると、力のある球を見せ、首脳陣をうなずかせた。
急がば回れだ。1球、1球、投球フォームを確認しながら、野村が腕を振る。捕手を立たせた状態で、約30分かけて直球のみ73球。「やろうとしていることに、少しずつ近づいてはいます」と一定の手応えを感じる。
付きっきりだった友利投手コーチが指摘するのは3点。(1)左足を上げた際に頭と軸足の右足を一直線に(2)ゆっくり軸足で粘りに粘って体重移動(3)投げる瞬間に右の腰を回しきる-。時には「上半身を忘れろ」との指摘も。その3点がかみ合い、威力ある球が走ると「OK」のサインが出た。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201611/CK2016111602000096.html
2016年11月18日
テスト生・岩崎3年半ぶり竜合流
テスト生・岩崎3年半ぶり竜合流
2016年11月16日 紙面から
楽天から戦力外通告を受けた元中日の岩崎達郎内野手(31)が15日、ナゴヤ球場での秋季キャンプにテスト生として合流。他の選手と同じメニューで守備練習や打撃練習をこなした。
13年の開幕直前に金銭トレードで楽天に移籍した岩崎にとって、約3年半ぶりの古巣。練習を終えると「メンバーも変わっているけど、自分は一生懸命やるだけ。みんなが練習を黙々とやっている姿を見て、ドラゴンズに帰ってきたんだなと思いました」と振り返った。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201611/CK2016111602000197.html
2016年11月18日
ドラフト2位・京田、強烈犠飛で片りん
ドラフト2位・京田、強烈犠飛で片りん
2016年11月16日 紙面から
最後の瞬間は次打者席で迎えた。9回1死、日大の2番・長沢が併殺に倒れ、京田の大学野球が幕を閉じた。「頼りない打者だけど、みんなが声を掛けてくれた。何とかしようと思ったけど、回ってこなかった。これも運命ですね。正直勝ちたかったです」。悔しさを押し殺すように振り返った。
大学最後の試合は3打数無安打2打点。6、8回は満塁で打席が回ってきた。6回は高めの球をバットの芯でとらえたが、右翼ライナー。犠飛となり、1点を返したものの、「越えるかと思った。力不足。クリーンアップを任されているのだから、長打か単打でつながないと」。8回は二ゴロで併殺崩れの間に三塁走者が生還。大量得点につなげられなかった。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201611/CK2016111602000095.html