2017年04月14日
杉山打つ! 昨年4割「神宮男」
杉山打つ! 昨年4割「神宮男」
2017年4月12日 紙面から

ヤクルト戦が雨天中止となり、リラックスした表情で練習する杉山=神宮室内練習場で(七森祐也撮影)
中日・杉山翔大捕手(26)が得意の神宮で最下位脱出を狙うチームを勢いづける。昨季20打数8安打、打率4割と打ちまくっている「神宮男」は、バットで結果を残す決意をにじませた。11日のヤクルト戦(神宮)は雨天中止となり、チームは室内練習場で午後3時30分から約1時間40分間、練習した。
チーム浮上のカギは「神宮男」にあり。強い雨が降りしきり、最高気温は9度と真冬並みの寒さとなった神宮。得意とする球場での3連戦初戦が流れた。それでも「いい方向にもっていければいいですね」。杉山が静かに闘志を燃やした。
神宮での相性は抜群だ。昨季は打率4割、1本塁打の好成績を残した。「そんなに打ってるんですか?」と、杉山もビックリするほど打ちまくっている。「いつも通りやっているだけです」。平常心で戦ってきた結果が数字に表れている。
早大での4年間でホームだったことも後押ししているといえる。東京六大学リーグの4年秋(2012年)には、打率3割8分9厘、2本塁打、15打点で三冠王に輝いた実績も持つだけに「強いと言うなら、大学から神宮でやっていたからですかね」と好相性の要因を分析した。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201704/CK2017041202000091.html
2017年04月14日
バルデス、スライドで先発「影響何もない」
バルデス、スライドで先発「影響何もない」
2017年4月12日 紙面から
バルデスが12日のヤクルト戦(神宮)にスライド先発する。この日はキャッチボールやダッシュなどで調整した左腕は「雨なので仕方がない。影響は何もない。試合にそなえて時間を過ごしたい」と語った。13日は又吉、ジョーダンの2人が先発として投げられる態勢になっている。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201704/CK2017041202000090.html
2017年04月14日
井領、今季初1軍昇格 2軍で3割超え
井領、今季初1軍昇格 2軍で3割超え
2017年4月12日 紙面から
井領が今季初めて1軍に昇格した。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201704/CK2017041202000089.html
2017年04月14日
又吉、救世主になれ あす初先発へ
又吉、救世主になれ あす初先発へ
2017年4月11日 紙面から

真剣な表情でキャッチボールする又吉=ナゴヤドームで(谷沢昇司撮影)
中日・又吉克樹投手(26)が12日のヤクルト戦(神宮)に先発することが濃厚になった。ここまで195試合、すべてリリーフしていた右腕が、4年目で初めて担う大役。結果を残したからこその配置転換だ。
ここまで3試合で8イニング、無失点とほぼ完ぺきな投球。3イニング、1安打、無失点で今季初勝利を飾った7日のDeNA戦(ナゴヤドーム)の後、森監督は「もちろん又吉は次、当然先発なんですけど」と明言した。そこから2試合登板なし。又吉は「まだ言われてません。言われたところで頑張るだけです。みなさん騒いでいますが…」と表情ひとつ変えないが、状況は先発に大きく傾いている。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201704/CK2017041102000090.html
2017年04月14日
京田、「庭」で壁超える
京田、「庭」で壁超える
2017年4月11日 紙面から
ドラフト2位の京田が、自ら「お庭ですね」という舞台で壁を超える決意だ。11日からヤクルト3連戦を行う神宮球場は、日大時代の4年間、東都大学リーグなどで活躍した故郷。日大野球部の後輩ら、知り合いも応援に来てくれることになっており「久しぶりで楽しみ。プロでは大学とはまた違った雰囲気になると思う」と思い描いた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201704/CK2017041102000089.html
2017年04月14日
「CHASE」亀沢、執念のヘッド 初勝利導いた内野安打
「CHASE」亀沢、執念のヘッド 初勝利導いた内野安打
2017年4月11日 紙面から

中日-DeNA 7回裏1死、亀沢が遊内野安打を放ちヘッドスライディング=7日、ナゴヤドームで(小沢徹撮影)
ドラゴンズの勝敗を分けた「一球」「一瞬」に迫る「チェイス」。第2回は7日のDeNA戦(ナゴヤドーム)から、開幕7戦目の森監督初白星を導いた、ガッツマン亀沢恭平内野手(28)の渾身(こんしん)のプレーをクローズアップした。
開幕2カードを終えて5敗1分け。ダッシュに失敗した竜の首脳陣が、起爆剤にとこの試合の先発メンバーに書き込んだのが亀沢だった。その起用が4打席目に当たった。互いに点を取り合って4-5で迎えた7回1死。亀沢の打球は遊撃へ高くバウンドした。土煙を上げながら、亀沢は頭から飛び込んだ。
「あそこの打席は塁に出ることしか考えていなかった。ヒットは打ちたいけど、ヒット、ヒットって意識したら崩れるだろうし、とにかく塁に出ることだけ。どんな形でもいいから」
流れを変えた。ゲレーロが中前打で続き、3番手の須田は降板。代わった進藤からビシエドが中前打を放ち、亀沢が同点のホームを踏んだ。さらに四死球と犠飛で計3点を奪い、逆転に成功した。
なぜ2番・亀沢だったのか。大島が打率4割6分2厘、ビシエドが3割6分8厘(10日現在)と1、4番が機能していながら、得点力が上がらない。得点圏での勝負弱さと打線が寸断されることが要因だ。9試合で3人を起用している2番の人選も悩みどころの一つ。DeNAの先発はデータの少ない新外国人のクライン。右腕だからというのも亀沢を使った理由の一つだろうが、左というだけなら直近2試合で2番を務めた京田や前日に二塁で先発した溝脇もいる。打順を検討する土井打撃コーチは、その理由を「それまではしつこいのが欠けていた」と説明した。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201704/CK2017041102000088.html
2017年04月14日
森竜もがく 左翼ゲレーロ新シフトもカード勝ち越しならず
森竜もがく 左翼ゲレーロ新シフトもカード勝ち越しならず
2017年4月10日 紙面から

中日-DeNA 7回裏2死二塁、大島の安打で本塁を突く代走溝脇(手前)をベンチから身を乗り出して見る吉見(後方左から2人目)=ナゴヤドームで(布藤哲矢撮影)
中日は9日のDeNA戦(ナゴヤドーム)で1点が届かず、1球に泣いた。森繁和監督(62)はゲレーロを初めて左翼で使い、三塁には堂上を起用。打線を改造し、積極用兵で挑んだが実は結ばず。投打の歯車がかみ合わぬまま借金は「5」にふくらんだ。
あと少しの歯車が回らない。安打は出る。しかし、散発。奪ったのは2回の1点のみ。重い展開が先発吉見の両肩にズンと乗り、わずか1球の失投が命取りになる。勝てない。いや、勝ちきれない。森監督もその現実に歯ぎしりした。
「こんな試合をずっとやっていたら、俺も体がもちませんわ」。2失点の右腕を責めることはできない。課題は誰の目にも同じに映る。しかも、なかなか改善されない。「点を取る方がな。チャンスはあったけどモノにできなかった。(点を)取らなくちゃいけないところで取れなかったのが敗因でしょう」
2回に先制。その1点では重圧から解放されないのが、今の竜打線だ。「(走者は)塁にたまるけど、(1本が)肝心なところで出ない」と土井打撃コーチ。DeNAを上回る8安打を放っても、追加点には結び付かなかった。この日もまた、ナゴヤドームは竜党の嘆息に包まれた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201704/CK2017041002000013.html
2017年04月14日
吉見、痛すぎる1球
吉見、痛すぎる1球
2017年4月10日 紙面から

中日-DeNA 逆転2ランに立ち尽くす吉見=ナゴヤドームで(金田好弘撮影)
◆DeNA2-1中日 計102球。ほぼ隙はなく「自分の形は出せている」。そんな吉見がマウンドで天を仰ぐ。表情なく、打球が吸い込まれていったバックスクリーンをしばらく見つめた。痛すぎる逆転2ランだった。
1点リードで迎えた6回2死一塁。梶谷への初球だった。85球目。外角を狙った137キロの直球が、真ん中に入る。開幕から好調の左打者が見逃してくれるはずもなかった。「改めて1球の怖さを思いしらされた」。その言葉以外、見当たらない。
タラレバがないわけでもない。4回には外角の直球で見逃しストライクから入り「外一辺倒で抑えていた」と三ゴロに。ただ、違ったのは一塁に走者がいること。「足の速いランナー(桑原)がいる状況で打者心理を考えたら、ボール球から入ったり、違う球種を選んだりしてもよかった」。そう振り返った上で「全ては自分のコントロールミス」と飲み込んだ。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201704/CK2017041002000012.html
2017年04月14日
堂上、先制打 2年ぶり三塁先発
堂上、先制打 2年ぶり三塁先発
2017年4月10日 紙面から

中日-DeNA 2回裏1死三塁、堂上が先制の中前適時打を放つ=ナゴヤドームで(谷沢昇司撮影)
3試合ぶりにスタメンに名を連ねた堂上が唯一の得点をたたき出した。今季初めてのカード勝ち越しこそかなわなかったが、バットに気持ちを込めた。
「ランナーが三塁へいったので、外野フライでもという気持ちで力まず打つことができた」
2回1死。ビシエドの二盗が捕手・高城の悪送球を誘い、三塁まで進む。いきなりふくらんだ絶好機でDeNAのドラ1左腕・浜口の甘く入った127キロチェンジアップを見逃さなかった。中前にはじき返して1日の巨人戦(東京ドーム)以来、6試合ぶりの適時打で先制点をもたらした。
久々の守備位置でも冷静だった。三塁での先発は2015年7月11日の広島戦(ナゴヤドーム)以来。ゲレーロを左翼に回してでも、首脳陣は打線の活性化をはかりたかった。「練習でもやっているので、そんなに違和感はなかった」。オープン戦では5試合守っており、3度の守備機会は無難にこなした。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201704/CK2017041002000014.html
2017年04月14日
三ツ間、救い投げ
三ツ間、救い投げ
2017年4月9日 紙面から

中日-DeNA11回表2死満塁のピンチに登板、宮崎から三振を奪った三ツ間=ナゴヤドームで(小沢徹撮影)
連勝を目指した中日は8日、ナゴヤドームでDeNAと戦い、1-1で引き分けた。3回に大島洋平外野手(31)の適時打で先制したが、中3日で先発した若松駿太投手(22)が7回に1点を失い、あとは両チームの救援陣が踏ん張って、12回まで両チーム無得点に抑えられた。9日に今季初のカード勝ち越しをかけ、DeNAと戦う。
確信を持って、腕を振った。勢いよく放たれた白球が外角低めに構えた捕手のミットに突き刺さる。球審の手が上がった。見逃し三振。一瞬静まり返ったナゴヤドームに爆発的な歓声がこだまする。三ツ間が抑えた。同点の延長11回2死満塁から登板し、絶体絶命のピンチを切り抜けた。
「抑えるしかない。気持ちで負けないようにと思った」。打席には宮崎。初球スライダーで空振りを奪ったが、その後3球連続でボール。それでも表情は変わらない。「ボールは高めに浮いていないし、大丈夫だと思った。点を取られたら抹消されるという気持ちでやっている」。直球でフルカウントに持ち込むと、最後は139キロで締めた。これでデビュー戦から5試合連続無失点となった。
育成出身。2軍での投球が評価され、昨オフに支配下選手として登録された。キャンプから1軍サバイバルの日々。「毎日緊張していました」。眠りも浅くなる。午前2時に目覚めることもあった。「辺りが暗くて、何時か分からず寝坊したのかと思った」。緊迫の日々を自らの結果で乗り越えた。オープン戦で6試合無失点で開幕1軍を勝ち取った。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201704/CK2017040902000096.html