2017年04月14日
三ツ間、救い投げ
三ツ間、救い投げ
2017年4月9日 紙面から

中日-DeNA11回表2死満塁のピンチに登板、宮崎から三振を奪った三ツ間=ナゴヤドームで(小沢徹撮影)
連勝を目指した中日は8日、ナゴヤドームでDeNAと戦い、1-1で引き分けた。3回に大島洋平外野手(31)の適時打で先制したが、中3日で先発した若松駿太投手(22)が7回に1点を失い、あとは両チームの救援陣が踏ん張って、12回まで両チーム無得点に抑えられた。9日に今季初のカード勝ち越しをかけ、DeNAと戦う。
確信を持って、腕を振った。勢いよく放たれた白球が外角低めに構えた捕手のミットに突き刺さる。球審の手が上がった。見逃し三振。一瞬静まり返ったナゴヤドームに爆発的な歓声がこだまする。三ツ間が抑えた。同点の延長11回2死満塁から登板し、絶体絶命のピンチを切り抜けた。
「抑えるしかない。気持ちで負けないようにと思った」。打席には宮崎。初球スライダーで空振りを奪ったが、その後3球連続でボール。それでも表情は変わらない。「ボールは高めに浮いていないし、大丈夫だと思った。点を取られたら抹消されるという気持ちでやっている」。直球でフルカウントに持ち込むと、最後は139キロで締めた。これでデビュー戦から5試合連続無失点となった。
育成出身。2軍での投球が評価され、昨オフに支配下選手として登録された。キャンプから1軍サバイバルの日々。「毎日緊張していました」。眠りも浅くなる。午前2時に目覚めることもあった。「辺りが暗くて、何時か分からず寝坊したのかと思った」。緊迫の日々を自らの結果で乗り越えた。オープン戦で6試合無失点で開幕1軍を勝ち取った。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201704/CK2017040902000096.html