2017年05月25日
岩瀬、7球仕事人
岩瀬、7球仕事人
2017年5月20日 紙面から

中日-広島 7回表に3番手で登板した岩瀬=ナゴヤドームで(布藤哲矢撮影)
◆中日5-3広島 刻んできたマウンドが鮮烈過ぎるだけに、簡単に復活とは言えないかもしれない。だが、そう思いたくなる7球だった。1点リードの7回。岩瀬は表情ひとつ変えない。広島が誇る「タナキクマル」を、まったく寄せ付けなかった。
先頭の田中への初球は、内角高めの直球。この日最速の140キロでストライクを奪ったのが始まりだった。球威、キレ、制球、どれも揺るぎない。内角攻めで空振り三振に仕留めると、続く菊池は2球で捕邪飛に。最後は丸を1球で左飛に打ち取って、1イニングの完全投球を完成させた。
「きょうは良かったです」とさらりと振り返った今季8ホールド目。9回に田島が同点に追いつかれ、8回の三ツ間との3人での勝利の方程式は成立しなかったが、存在感は増すばかり。森監督も「今は岩瀬が必要な時期。荒木にしても、ベテランが引っ張ってくれている」と目を細める。投の岩瀬。打の荒木。勝利の味を知るV戦士も今や1軍ではこの2人だけになった。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201705/CK2017052002000115.html
2017年5月20日 紙面から

中日-広島 7回表に3番手で登板した岩瀬=ナゴヤドームで(布藤哲矢撮影)
◆中日5-3広島 刻んできたマウンドが鮮烈過ぎるだけに、簡単に復活とは言えないかもしれない。だが、そう思いたくなる7球だった。1点リードの7回。岩瀬は表情ひとつ変えない。広島が誇る「タナキクマル」を、まったく寄せ付けなかった。
先頭の田中への初球は、内角高めの直球。この日最速の140キロでストライクを奪ったのが始まりだった。球威、キレ、制球、どれも揺るぎない。内角攻めで空振り三振に仕留めると、続く菊池は2球で捕邪飛に。最後は丸を1球で左飛に打ち取って、1イニングの完全投球を完成させた。
「きょうは良かったです」とさらりと振り返った今季8ホールド目。9回に田島が同点に追いつかれ、8回の三ツ間との3人での勝利の方程式は成立しなかったが、存在感は増すばかり。森監督も「今は岩瀬が必要な時期。荒木にしても、ベテランが引っ張ってくれている」と目を細める。投の岩瀬。打の荒木。勝利の味を知るV戦士も今や1軍ではこの2人だけになった。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201705/CK2017052002000115.html