2017年03月14日
吉見「ある程度真剣勝負したい」
吉見「ある程度真剣勝負したい」
2017年3月14日 紙面から

鋭い眼光でシャドーピッチングする吉見=ナゴヤ球場で(金田好弘撮影)
早くも本番モードだ。中日は13日、一部投手陣がナゴヤ球場で練習した。14日の対西武オープン戦(メットライフドーム)に先発予定の吉見一起投手(32)は練習後、東京都内の宿舎に移動。「ある程度真剣勝負をしたい」とシーズンさながらの緊張感でマウンドに上がる考えを明かした。また12日までのソフトバンク戦(ヤフオクドーム)出場の野手らは西武戦に備えて福岡から空路で東京入りした。
開幕まで残り2週間余りとなった。右肘手術からの完全復活を目指す吉見が言葉に緊張感をにじませた。先発ローテーションを担っていくシーズンを見据えた投球を意識していた。
「結果にはこだわりませんが、ある程度真剣勝負をしたいです。けがだけはしないように。テーマはそこだけです」
ここまで吉見は試合ごとにテーマを設定してきた。けがをしないことがエース復権へ向けた大前提。さらに、スコアボードにゼロを並べられれば文句なしだ。しかし、今回はシーズンに備えた投球も心掛ける。イメージ通りに打者を打ち取ることを優先させるつもりだ。
オープン戦初先発となった4日のロッテ戦(ナゴヤドーム)で吉見は、3イニングで40球を投げて無失点に抑えた。テーマにしていた走者を出してからの投球にも手応えをつかんだ。
最速139キロを計測した直球には「スピードガンだけ見ればまだまだだけど、感覚として悪くはない。あとはバッターがどう感じるか。決して速いボールではないけど、どう速く見せるか」と話していた。14日の西武戦は投球回も伸び、球数も増える予定。長いイニングを投げても打者に真っすぐの速さを感じさせられる投球も大事になりそうだ。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201703/CK2017031402000099.html
2017年03月14日
京田、開幕1軍へハードル設定
京田、開幕1軍へハードル設定
2017年3月14日 紙面から

移動のため福岡空港に到着した京田。後方はゲレーロ(小沢徹撮影)
中日のドラフト2位、京田陽太内野手(22)=日大=が13日、開幕1軍に向けてラストスパートをかける決意をにじませた。残り10試合のオープン戦で自らハードルを設定。打撃で「打率3割超え」、走塁で「1試合1盗塁」、守備で「ミスを恐れずノーミス継続」を掲げた。
開幕への道筋が見えてきたからこそ、いま一度気持ちを入れ直す。福岡から東京への移動のみだったこの日。京田の体がうずいた。「春季キャンプに比べて練習量も減ってくる。だからこそ、試合前に自分で追い込まないと。体がきつい方が動けるタイプなんです」と言う。
これまでオープン戦に9試合出場。8日の巨人戦(岡崎)ではサヨナラ二塁打を放つなど、着実に存在感を示している。打率2割8分6厘、3打点、1盗塁。「与えられた仕事をやっていくだけ」という姿勢には変わりないが、もうひとアピールできれば道は開ける。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201703/CK2017031402000098.html
2017年03月14日
小熊「ラストチャンス」 先発ローテ懸けきょう2軍戦
小熊「ラストチャンス」 先発ローテ懸けきょう2軍戦
2017年3月14日 紙面から

朝倉投手コーチ(左)と笑顔を見せる小熊=ナゴヤ球場で
中日・小熊凌祐投手(26)が背水のマウンドに上がる。14日のウエスタン春季教育リーグ・阪神戦(ナゴヤ)に先発予定。「ラストチャンスのつもりで頑張る」と、先発ローテーション入りを懸けて全力で腕を振る覚悟だ。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201703/CK2017031402000097.html
2017年03月14日
ゲレーロ弾、5試合ぶり出た!
ゲレーロ弾、5試合ぶり出た!
2017年3月13日 紙面から
中日のアレックス・ゲレーロ内野手(30)が12日、ソフトバンクとのオープン戦(ヤフオクドーム)で初めて5番に座り、5試合ぶりとなるオープン戦2号本塁打を放った。しかし試合は先発のラウル・バルデス投手(39)とホルヘ・ロンドン投手(29)が大誤算。5-11で敗れ、オープン戦は半分の10試合(雨で中止が1試合)を終えて3勝6敗となった。
今、誰よりも頼りになる助っ人が、打線の中で唯一の光明となった。ゲレーロだ。入団後初めて5番に入ると、2回の第2打席で5試合21打席ぶりとなる2点本塁打。真ん中に入ってきた5球目の甘い直球を「腕が伸びきらなかったが、うまく芯でとらえられたよ」ときっちり振り抜き「ホームランテラス」を越え左中間スタンドに運んだ。
「いつか変えることがあると言っただろ」と森監督が語った通り、これまでの3番から初めてビシエドの後ろに回る5番に入った。「試合直前まで3番だと思っていたよ」と苦笑したが、打率1割6分と苦しむ同僚の重圧を軽減。土井打撃コーチは「これまで走者をためた状況で5番が機能していなかった。シーズン中も組み替えはあると思う」と説明した。
ただ、「与えられたところでやるだけ」とゲレーロに打順はあまり関係ない。気になるのは対戦相手や球場だ。初めてのヤフオクドームで練習した10日、15年から新設された「ホームランテラス」により特殊な形状となっていることに気づき、「ここの外野フェンスまでの距離はどうなっているんだ?」と研究開始。距離を聞いたうえで、右中間と左中間に本塁打が出やすいのではと推測し、見事にそこに打ち込んだ。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201703/CK2017031302000096.html
2017年03月14日
ロンドン、炎上
ロンドン、炎上
2017年3月13日 紙面から

7回裏無死二、三塁、牧原(左)に2点二塁打を浴びるロンドン(小沢徹撮影)
守護神候補が炎上した。7回から登板した新外国人投手のロンドンが制球に苦しむ。先頭のジェンセンにストレートの四球を与えてしまう。負の連鎖は止まらず、続く明石から5者連続安打を許して5失点。真砂に死球を与えてしまい、1つもアウトを取れずに交代を告げられた。
「強い球を投げられたけど、あまりいい出来ではなかった。全体的にボールが高めだった」
守護神候補の筆頭格に据えられ、球団最速の159キロもマークした速球派右腕。安打を浴びたのは全て直球だった。的を絞っていたソフトバンク打線への投球に友利投手コーチは「あれだけ真っすぐを待っているバッターに真っすぐを投げるのはどうかな」と振り返った。1イニング1失点だった8日の巨人戦(岡崎)に続く2戦連続の失点で、不安要素を残した。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201703/CK2017031302000095.html
2017年03月14日
大野、文句なし 森監督が好評価
大野、文句なし 森監督が好評価
2017年3月12日 紙面から

ソフトバンク-中日 ホークス打線を相手に6イニング1安打無失点と好投した先発の大野(小沢徹撮影)=ヤフオクドームで
有言実行だ。開幕投手に立候補する中日・大野雄大投手(28)が11日のソフトバンクとのオープン戦(ヤフオクドーム)で6イニング1安打無四球の快投。4失点した前回登板からきっちりと修正し、2年連続の開幕投手の座を大きく引き寄せる圧巻の投球で、猛アピールした。森繁和監督(62)は明言こそ避けたものの、「文句の付けようがない」と左腕を絶賛した。
3・31開幕戦(東京ドーム)のマウンドが、はっきりと視界に入った。松坂との投げ合いとなった敵地で、風格を見せたのは大野だ。6回裏2死で本多の当たりは遊撃手・堂上のグラブをかすめてセンターへと抜けたものの、許した安打はこの1本のみ。6イニングで82球を投げ無四球、7奪三振、無失点の開幕デモだ。
4イニング4失点だった5日の前回登板で出た課題を、きっちりと修正した。「この前は少し力だけで行ってしまった。しっかり立って、コースに投げ分けられるように意識した」。強い直球を取り戻すという今季のテーマにこだわったがゆえに上体が前に突っ込み、ボールがシュート回転していた。
だからこそ、この日は投球の質を追求。速球は最速143キロだったが、「スピードガンがからかった。打者の反応を見れば141、2キロの球じゃない」と“反論”するほど手応えを感じた。
見据えるのは2年連続の大役だけだ。昨オフは「28番目でも、補欠でもいい」とWBC日本代表入りを熱望。しかし2月8日に発表された予備投手枠にも名前がなかったことで、きっぱりと気持ちを切り替えた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201703/CK2017031202000104.html
2017年03月14日
大島、4割7分8厘 竜のリードオフマン絶好調!!
大島、4割7分8厘 竜のリードオフマン絶好調!!
2017年3月12日 紙面から

ソフトバンク-中日 1回表無死、大島が中前打を放つ。投手松坂(谷沢昇司撮影)=ヤフオクドームで
◆ソフトバンク4-3中日 竜のリードオフマンから快音が止まらない。オープン戦出場7試合すべてで安打をマークし、23打数11安打、打率4割7分8厘。数字だけ見れば絶好調だが、まだオープン戦。そう言わんばかりに大島はひょうひょうとしながら振り返った。
「シーズンが始まってみないと分からないけど、手応えはあります。結果はたまたま。キャンプからバッティング練習がいい状態でやれていたので、このまましっかり1年間維持できればいいですね」
パ・リーグを代表する投手から打ったことにも価値がある。まずは1回。“平成の怪物”からチームで唯一となる安打をマークした。初めて対峙(たいじ)した松坂の外角低めに来た123キロスライダーにバットを合わせて中前に運んだ。「すごい人から打ててよかった」。一走では自慢の俊足で、けん制悪送球を誘発。先制点のきっかけをつくり、切り込み隊長の仕事をこなした。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201703/CK2017031202000111.html
2017年03月14日
田島、タカ上位打線14球斬り
田島、タカ上位打線14球斬り
2017年3月12日 紙面から

7回の1イニングを無安打に抑えた田島(小沢徹撮影)
これが田島だ。タカの上位打線を寄せ付けなかった。2番手で7回から登板。先頭の中村をスプリットで遊ゴロに仕留めると、続く柳田には内角に141キロ直球を投げ込んで見逃し三振に。盤石の三者凡退を14球で完成させた。
「この前より大きく球が外れることはなかったですし、修正はできていると思います」。5日のロッテとのオープン戦(ナゴヤドーム)では、2連続四球をきっかけに2失点。直球の質やフォームの再構築を求め、9日には2軍戦にも登板して調整してきた。
1週間での軌道修正に、森監督は「2回やられるわけにはいかないだろ。順調にやっているんじゃないか」と納得。リリーフ陣には欠かせない存在なだけに、友利投手コーチも「これをきっかけに状態が上がっていってくれれば」と期待した。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201703/CK2017031202000109.html
2017年03月14日
ゲレーロ、松坂打ちワクワク
ゲレーロ、松坂打ちワクワク
2017年3月11日 紙面から

ソフトバンクの松坂打ちを狙うゲレーロとビシエド(左)=ヤフオクドームで(谷沢昇司撮影)
中日は10日、ソフトバンクとのオープン戦(11、12日・ヤフオクドーム)に備えて福岡市に移動し、練習した。キューバ出身のアレックス・ゲレーロ内野手(30)は相手の予想先発が松坂大輔投手(36)と聞いて興奮。第1、2回WBCでキューバの天敵となった元祖怪物打ちに意欲を見せた。
ダイスケ・マツザカ-。その名前を聞いたゲレーロが、目を輝かせながらヒューっと口笛を鳴らした。「当時のキューバにとっては素晴らしい対戦相手だった。ものすごく速い球を投げていたよね」。折しもWBCで母国キューバは日本と同組で、ともに2次リーグ進出を決めた。ただゲレーロの記憶に刻まれている松坂の姿は、19歳のときに見た2006年の第1回大会の決勝、そして09年第2回大会の2次ラウンド初戦。キューバを相手に2度も快投を見せつけられ、テレビ画面にくぎ付けになった。
ゲレーロは11年に初めてキューバ代表に選出されたが、亡命する13年まで国際舞台での日本との対戦経験はない。14年だけがメジャーで重なったが「チャンスがなかった」と、対戦は実現しなかった。
それだけに、今回の対戦は特別だ。「3、4年間彼を見ていないので今はどんな感じなのかはわからない。ただ、素晴らしい投手なので尊敬しているし、対戦するのはワクワクする」。現在は変化球と投球術を駆使するスタイルになっているとみられるが、「すごく経験のある投手なので、学べることもたくさんあるはず」と、日本投手への順応の糧とする。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201703/CK2017031102000107.html
2017年03月14日
ビシエド、自信回復フリー打撃
ビシエド、自信回復フリー打撃
2017年3月11日 紙面から

真剣な表情で打撃練習するビシエド(谷沢昇司撮影)
中日のダヤン・ビシエド外野手(28)が10日、打撃に復調気配を漂わせた。ヤフオクドームでのフリー打撃で、140メートル級の柵越えを連発。オープン戦19打数3安打、打率1割5分8厘と悩める主砲の変化に、首脳陣もひと安心した。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201703/CK2017031102000112.html