2017年02月26日
周平、1日で復帰 軽い左足首捻挫も全メニュー+特打こなす
周平、1日で復帰 軽い左足首捻挫も全メニュー+特打こなす
2017年2月10日 紙面から

豪快なスイングを見せる高橋=北谷公園屋内運動場で(篠原麻希撮影)
足の痛みを訴えて8日の練習参加を見合わせた高橋周平内野手(23)が、9日の練習に復帰した。痛めたのは7日の守備練習中で、8日に病院で検査した結果、左足首の捻挫だったことを明かした高橋。疲労の蓄積による炎症ではなかったため、この日は「できる範囲ですけど」とテーピングをしっかりと巻いて、すべての練習メニューをこなした。
軽めの捻挫とはいえ、わずか1日の離脱で復帰。周囲からは心配の声も上がったが「大丈夫です。痛みも。徐々にというか、普通にやります」と、練習中に痛みを表情に出すことはなかった。さらに全体メニュー後の居残りマシン打撃まできっちり消化。体が動く以上、やるべきことはやるという姿勢を見せた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201702/CK2017021002000105.html
2017年02月26日
笠原、ブルペンで107球
笠原、ブルペンで107球
2017年2月10日 紙面から

ブルペンで投球する笠原=北谷球場で(金田好弘撮影)
速球と変化球を合わせて107球をブルペンで投げ込んだ笠原の投球に、目慣らしのため打席に入ったWBC日本代表の平田が目を見張った。
「速球に力がある。球に威力があるのでチェンジアップも有効だと思う。チェンジアップは能見さん(阪神)みたいで、速球は球質的に石田(DeNA)や岩貞(阪神)に近い感じ。右足が着地してからリリースまでが長いのでタイミングが取りづらい」
実戦派左腕の面目躍如。ただ、笠原自身はこの日の投球内容に満足していなかった。「あまりストライクが入らなかった。何球かは良い球があったので、平田さんはそのことを言っているのではないでしょうか」。侍戦士の思わぬ高評価に、戸惑ったような表情でしきりに恐縮していた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201702/CK2017021002000103.html
2017年02月26日
ゲレーロ、12日の韓国・ハンファ戦志願
ゲレーロ、12日の韓国・ハンファ戦志願
2017年2月10日 紙面から

メディシンボールを使い練習するゲレーロ(黒田淳一撮影)
新外国人のアレックス・ゲレーロ(30)が、対外試合初戦となる12日の韓国・ハンファ戦での長めの出場を志願した。「できれば5イニングくらい出たい。2、3打席は立ちたい。コーチにはもう伝えてあるし、自分もそのつもり」と語った。
ゲレーロはドジャースを自由契約となった昨年4月を最後に約10カ月間公式戦に出ていない。「しばらく試合に出ていなかったので、実際の投手と対戦したい。もちろん守備もする」と熱望。12日の最高気温は14度と低くなる予報だが、「仕事なので、寒くても出ます」と笑った。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201702/CK2017021002000106.html
2017年02月26日
<竜戦士 オレの原点> 近藤弘基外野手
<竜戦士 オレの原点> 近藤弘基外野手
2017年2月10日 紙面から

砂浜を険しい表情で走る近藤=沖縄県北谷町で(黒田淳一撮影)
「オレ、もうやる気ないから野球辞めるわ」。名城大2年の冬、近藤は父・真市(現投手コーチ)に告げた。1987年にプロ初登板でノーヒットノーランを達成した父を追うように、小3のころ野球を始め、父と同じ享栄高に進んだ。順風満帆、のはずだった。
名城大に進んで歯車が狂い始めた。愛知の名門校出身とあって1年から試合に起用された。だが、野球に身が入らない。全体練習には顔を出しても、個別練習までやる気になれない。「カラオケとかに行って授業をサボっていた」。誘惑に負けてしまった。
悪い話はすぐに伝わる。松永監督(当時)に授業をすっぽかしたことが2回ばれた。練習から外され、ボール拾いや草むしりの日々。近藤だけの“仕業”ではなかったが「何でオレだけ目を付けられるんだ」とひがんだ。野球から身を引くことを父に話した。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201702/CK2017021002000101.html
2017年02月25日
平田、満弾 小久保監督うならせた!!
平田、満弾 小久保監督うならせた!!
2017年2月9日 紙面から

シート打撃で右越えに満塁ホームランを放つ平田(金田好弘撮影)
侍大将の前で猛アピールだ! 3月に開幕するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の中日・平田良介外野手(28)が8日、春季キャンプ初のシート打撃で、視察に訪れた小久保裕紀監督(45)の前で満塁本塁打を放った。右翼の定位置奪取へ技ありの一発。ブルペンでの投球を披露した岡田俊哉投手(25)ともども、好調な仕上がりを印象づけた。
これも平田のもつ勝負強さなのか。隣接するブルペンで、岡田の投球を見た小久保監督が、メイン球場へ戻ってからわずか2、3分だった。伊藤から放った打球は、右翼芝生席へ吸い込まれた。2月とはいえグランドスラムは、絶好のアピール弾となった。
「そうなんですか? いいアピールができたと思います」。初めてのWBC。そのチャンスを与えてくれた侍大将の前で、勝負強さと右方向への長打力を見せられた。
今キャンプ初のシート打撃。カウント1-1から始まり、伊藤の2球目は外角高めに入った140キロの直球だった。土井打撃コーチから伝授された「ボディーブロー打法」で完璧に捉えた打球。目の当たりにした小久保監督もうなった。
「ブルペンにいたので(球場に)着いた時に偶然見られてよかった。自覚を持ってこのオフを過ごしてきたようだ。まだまだこれから上がると思う」。あらためて平田の素質を認め「右(方向)に打てるのが彼の良さ。今回は短期決戦なので、存分に彼の良さを発揮してほしい」と、期待を込めた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201702/CK2017020902000106.html
2017年02月25日
岡田、何でも屋任せろ!
岡田、何でも屋任せろ!
2017年2月9日 紙面から

ブルペンで投げ込む岡田(黒田淳一撮影)
小久保監督と権藤投手コーチが見守ったブルペンで、侍・岡田がキレの良い球を次々に投げ込んだ。速球と変化球を計41球。「あまり球がばらつくわけにはいかない、という思いで投げた。しっかりと調整できている」と制球を重視した投球を振り返った。
三輪ブルペン捕手が座ってから、まずは速球のみ30球。その後はカーブ、スライダー、シュートの状態を確認した。明らかなボール球はほんの数球。権藤コーチは「彼の良いところはストライクが入るところ」と満足そうだった。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201702/CK2017020902000107.html
2017年02月25日
京田、打って投げて伸び盛り
京田、打って投げて伸び盛り
2017年2月9日 紙面から

溝脇の右前打で三塁に滑り込む一走京田。三塁手ゲレーロ(黒田淳一撮影)
中日のドラフト2位、京田陽太内野手(22)=日大=が8日、積極果敢な走塁で快足を猛アピールした。今キャンプ初のシート打撃で、打っては2打数2安打。好走塁も披露した。得点力アップに向けチームの共通認識は走塁改革。京田の鋭い動きは首脳陣への大きなアピールとなった。
前へ、さらに前へと向かう気持ちが、足に宿る。「いけると思ったのでいきました」。京田に無駄なブレーキは不要だった。初めての実戦形式。50メートル走5秒9の俊足に加わった積極性が、首脳陣をうならせた。
1打席目に左前にポトリと落ちる当たりで出塁すると、溝脇の右前打で一気に三塁へ。右翼は強肩の平田でもお構いなし。さらに2打席目は左前に飛ばした打球の行方を見るや一気に二塁に到達した。さらに後続の阿部が右前にはじき返すと、スピードを緩めることなく生還した。
この日は小雨の降る中でのシート打撃だったが「ケチをつけるところがない。馬力もあって、悪条件でもスピードが乗ったままいける」。走塁改革を一任される森脇内野守備走塁コーチは絶賛。森監督も「今の状態をアピールするなら足。堂上とふたりでムキになってくれれば」と激しい遊撃争いを期待した。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201702/CK2017020902000111.html
2017年02月25日
翔太&若松、熱投300球
翔太&若松、熱投300球
2017年2月9日 紙面から

シート打撃登板後、ブルペンで若松(左)と投げ込む鈴木=北谷球場で(小沢徹撮影)
中日の若手右腕コンビが8日、沖縄・北谷球場で直球のみ300球超の投げ込みを敢行した。シート打撃への登板で指揮官から絶賛された鈴木翔太投手(21)は、今キャンプ竜投最多の357球。対照的に低調だった若松駿太投手(21)は反省の333球だった。
横並びの2人が、汗を飛び散らせ腕を振る。1学年先輩の球数に耳を澄まし「若松さんが投げているのに、自分が少なく終わるわけにはいかない」。鈴木が雄たけびを上げ、疲れ切った下半身にムチを打った。
直前のシート打撃のマウンドは抜群だった。打者8人に対して2安打、無失点。最速は142キロで、平田らから計3三振も奪った。森監督は、登板した計8投手の中で「きょうで言えば翔太」と評価。ただ、メインディッシュは48球を投げた後だった。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201702/CK2017020902000108.html
2017年02月25日
福、脱・パワー頼みだ
福、脱・パワー頼みだ
2017年2月9日 紙面から

シート打撃に登板し、打者7人をパーフェクトに抑えた福(黒田淳一撮影)
脱・パワー投球だ。2年目の福敬登投手(24)がシート打撃で打者7人を相手に完全投球を演じた。カーブを交えた緩急で、3人目の近藤からは4者連続三振。首脳陣に1軍生き残りをアピールした。
誰よりも本人が驚く快投だった。「カーブでタイミングを外せていた。あまり腕が振れていないかなと思ったんですけど…」。象徴的な場面は古本への決め球。103キロの遅球で相手の体勢を崩し、空振りを奪った。「『アレ?』という感じ。緩急があるから、ああなるのかな」と目を丸くした。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201702/CK2017020902000109.html
2017年02月25日
<竜戦士 オレの原点> 若松駿太投手
<竜戦士 オレの原点> 若松駿太投手
2017年2月9日 紙面から

1年目の春から首脳陣の目に留まる存在だった若松=北谷球場で
見向きもされない存在だと思っていた。実績のない高卒ドラフト7位。入団したての若松は、春季キャンプも2軍の読谷球場で過ごした。「1年目は体づくり。投げさせてはもらえないだろうな」。だが、意外にもチャンスはすぐに訪れた。
ウエスタン・リーグが開幕してすぐの4月8日。ホワイトボードに記された翌日のベンチ入りの中に背番号61があった。投手陣にけが人が多かったことに加え「変化球でストライクが取れる器用さがあった」。当時の鈴木孝政2軍監督は見逃していなかった。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201702/CK2017020902000112.html