2017年02月25日
平田、満弾 小久保監督うならせた!!
平田、満弾 小久保監督うならせた!!
2017年2月9日 紙面から

シート打撃で右越えに満塁ホームランを放つ平田(金田好弘撮影)
侍大将の前で猛アピールだ! 3月に開幕するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の中日・平田良介外野手(28)が8日、春季キャンプ初のシート打撃で、視察に訪れた小久保裕紀監督(45)の前で満塁本塁打を放った。右翼の定位置奪取へ技ありの一発。ブルペンでの投球を披露した岡田俊哉投手(25)ともども、好調な仕上がりを印象づけた。
これも平田のもつ勝負強さなのか。隣接するブルペンで、岡田の投球を見た小久保監督が、メイン球場へ戻ってからわずか2、3分だった。伊藤から放った打球は、右翼芝生席へ吸い込まれた。2月とはいえグランドスラムは、絶好のアピール弾となった。
「そうなんですか? いいアピールができたと思います」。初めてのWBC。そのチャンスを与えてくれた侍大将の前で、勝負強さと右方向への長打力を見せられた。
今キャンプ初のシート打撃。カウント1-1から始まり、伊藤の2球目は外角高めに入った140キロの直球だった。土井打撃コーチから伝授された「ボディーブロー打法」で完璧に捉えた打球。目の当たりにした小久保監督もうなった。
「ブルペンにいたので(球場に)着いた時に偶然見られてよかった。自覚を持ってこのオフを過ごしてきたようだ。まだまだこれから上がると思う」。あらためて平田の素質を認め「右(方向)に打てるのが彼の良さ。今回は短期決戦なので、存分に彼の良さを発揮してほしい」と、期待を込めた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201702/CK2017020902000106.html