2017年02月25日
京田、打って投げて伸び盛り
京田、打って投げて伸び盛り
2017年2月9日 紙面から

溝脇の右前打で三塁に滑り込む一走京田。三塁手ゲレーロ(黒田淳一撮影)
中日のドラフト2位、京田陽太内野手(22)=日大=が8日、積極果敢な走塁で快足を猛アピールした。今キャンプ初のシート打撃で、打っては2打数2安打。好走塁も披露した。得点力アップに向けチームの共通認識は走塁改革。京田の鋭い動きは首脳陣への大きなアピールとなった。
前へ、さらに前へと向かう気持ちが、足に宿る。「いけると思ったのでいきました」。京田に無駄なブレーキは不要だった。初めての実戦形式。50メートル走5秒9の俊足に加わった積極性が、首脳陣をうならせた。
1打席目に左前にポトリと落ちる当たりで出塁すると、溝脇の右前打で一気に三塁へ。右翼は強肩の平田でもお構いなし。さらに2打席目は左前に飛ばした打球の行方を見るや一気に二塁に到達した。さらに後続の阿部が右前にはじき返すと、スピードを緩めることなく生還した。
この日は小雨の降る中でのシート打撃だったが「ケチをつけるところがない。馬力もあって、悪条件でもスピードが乗ったままいける」。走塁改革を一任される森脇内野守備走塁コーチは絶賛。森監督も「今の状態をアピールするなら足。堂上とふたりでムキになってくれれば」と激しい遊撃争いを期待した。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201702/CK2017020902000111.html