2017年03月25日
平田、侍の経験注入 きょうチームに合流
平田、侍の経験注入 きょうチームに合流
2017年3月24日 紙面から

米国から帰国した平田(左)と岡田=成田空港で(河口貞史撮影)
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝で惜敗した日本代表が23日、成田空港に帰国した。中日の平田良介外野手(29)と岡田俊哉投手(25)は24日からチームに合流する見込み。再び代表入りすることを胸に、シーズン開幕に向けて調整に入る。
悔しい敗戦から一夜明け、ロサンゼルスを後にした平田は率直な気持ちを語った。「ホテルでもいろんな国の人からいい試合だったと声を掛けられた。影響力がすごいんだなということを知ったのと同時に、あぁ、WBC終わっちゃうんだという気持ち。悲しいです」。宮崎合宿から1カ月間。苦楽をともにした仲間たちとの別れを惜しむと同時に、新たな感情が湧き上がってきた。
「また日の丸を背負ってプレーしたいという気持ちです。選ばれるためにはシーズンでしっかりと結果を残したい」。2019年にはプレミア12、20年には東京五輪、21年には第5回WBCが予定されている。極限のプレッシャーの中で国の威信をかけて戦う。野球人として、再び夢の舞台に戻ってくることを誓った。
同時に、トップチームでの貴重な経験をドラゴンズに-という思いもある。「若い子たちにいろんなことを伝えたい。そしてみんなが目指す場所になれば」。侍ジャパンではムードメーカーとして、中田や菊池を始め、いろんな選手との交流も多かった。それぞれの準備の仕方や野球への考え方など、そこで見たり、聞いたり、感じたことを還元していくつもりだ。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201703/CK2017032402000110.html
2017年03月25日
森監督苦悩、ローテ決まらん…
森監督苦悩、ローテ決まらん…
2017年3月23日 紙面から

試合を見守る森監督。ピリッとしない若竜投手陣に渋い表情
中日1-1ロッテ これでは決められない…。22日にロッテとのオープン戦(ZOZOマリン)に臨んだ中日は、開幕ローテを狙う先発の鈴木翔太投手(21)と2番手の小熊凌祐投手(26)が決め手を欠く内容。いずれも「合格証」を手にすることはできず、首脳陣には苦悩の色が広がった。試合は1-1で引き分け、6試合白星なしとなった。
負けなかった。ただ、また勝てなかった事実も残った。●●△●●△。竜が6試合も白星から遠ざかっている。好機はつくっても、点を取りきれない攻撃陣。それ以上に森監督の心中を波立たせるのは、決め手を欠く開幕ローテ争いだ。
鈴木は3イニングゼロ封ながら4四球と制球に課題を残し、小熊は登板直後の連打から同点を許した。さらに、ファームでは若松も苦投。この日の「一斉テスト」で、先発ローテの当落線上から自力で浮き上がるだけの回答は示されなかった。「鈴木? 見ての通りじゃない。小熊? 見ての通りじゃない。若松もピリッとしないみたいだし、みんなピリッとしない。困りましたね」。若手の台頭を待ち望んでいた指揮官にとって、いずれも満足できる内容とは言い難かった。
開幕ローテ争いは混迷を深めている。大野と吉見の両腕を除くと、安定感を見せているのはベテラン山井だけ。鈴木、小熊、若松、又吉、バルデス、ジョーダン。ZOZOマリンの球場外で竜党の声援を浴びながら指揮官がつぶやいた「ピピッとこない」の言葉には寂しさもにじみ出た。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201703/CK2017032302000113.html
2017年03月25日
平田・岡田、OP戦志願 WBCの経験をシーズンへ
平田・岡田、OP戦志願 WBCの経験をシーズンへ
2017年3月23日 紙面から

練習を終えベンチに戻る平田=ドジャースタジアムで(黒田淳一撮影)
侍ジャパンの平田はベンチから、岡田はブルペンから、歓喜に沸く米国ナインを見つめるしかなかった。
平田が「悔しいです」と声を詰まらせれば、岡田も「何て言っていいのかわからない」と心境を語った。出場機会が多くはなかったが、それぞれがチームを思い、チームのためにすべてをささげた1カ月だった。
平田にとっては、これだけベンチで野球を見ることは久しぶりだった。それでもベンチでは明るく振る舞い、イニング交代時は走者に出た選手にグラブを持っていくなど、声出しから雑用までこなして鼓舞した。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201703/CK2017032302000115.html
2017年03月25日
春遠い竜打線 ここ6戦で5戦2点以下
春遠い竜打線 ここ6戦で5戦2点以下
2017年3月23日 紙面から

1回表無死、左安打を放つ大島(篠原麻希撮影)
打つべき人が、仕事を果たせない。グラウンドを舞う潮風のように、竜打線も寒々しい1得点。最近6試合で2得点以下は実に5試合。「クリーンアップにためて返そうというところで、ためるのはある程度できているんだが…」。土井打撃コーチがつぶやいた。
1回に大島の左前打と京田の四球で無死一、二塁としたが、続くゲレーロは2ボールから内角の直球に詰まらされて遊ゴロ併殺打。同様に1、2番コンビが出塁して迎えた3回1死一、三塁の好機も、新助っ人は左犠飛が精いっぱいだった。オープン戦は順調に滑り出したものの、気付けば打率2割1分4厘まで落ちた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201703/CK2017032302000112.html