2017年03月25日
森監督苦悩、ローテ決まらん…
森監督苦悩、ローテ決まらん…
2017年3月23日 紙面から

試合を見守る森監督。ピリッとしない若竜投手陣に渋い表情
中日1-1ロッテ これでは決められない…。22日にロッテとのオープン戦(ZOZOマリン)に臨んだ中日は、開幕ローテを狙う先発の鈴木翔太投手(21)と2番手の小熊凌祐投手(26)が決め手を欠く内容。いずれも「合格証」を手にすることはできず、首脳陣には苦悩の色が広がった。試合は1-1で引き分け、6試合白星なしとなった。
負けなかった。ただ、また勝てなかった事実も残った。●●△●●△。竜が6試合も白星から遠ざかっている。好機はつくっても、点を取りきれない攻撃陣。それ以上に森監督の心中を波立たせるのは、決め手を欠く開幕ローテ争いだ。
鈴木は3イニングゼロ封ながら4四球と制球に課題を残し、小熊は登板直後の連打から同点を許した。さらに、ファームでは若松も苦投。この日の「一斉テスト」で、先発ローテの当落線上から自力で浮き上がるだけの回答は示されなかった。「鈴木? 見ての通りじゃない。小熊? 見ての通りじゃない。若松もピリッとしないみたいだし、みんなピリッとしない。困りましたね」。若手の台頭を待ち望んでいた指揮官にとって、いずれも満足できる内容とは言い難かった。
開幕ローテ争いは混迷を深めている。大野と吉見の両腕を除くと、安定感を見せているのはベテラン山井だけ。鈴木、小熊、若松、又吉、バルデス、ジョーダン。ZOZOマリンの球場外で竜党の声援を浴びながら指揮官がつぶやいた「ピピッとこない」の言葉には寂しさもにじみ出た。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201703/CK2017032302000113.html