2018年01月13日
荒木、仙さんの教えを胸に始動 竜野手最長23年目
荒木、仙さんの教えを胸に始動 竜野手最長23年目
2018年1月13日 紙面から

2000安打を達成し、花束贈呈役の星野仙一さん(右)に頭をなでられる荒木=2017年6月3日、ナゴヤドームで(篠原麻希撮影)
プロ23年目を迎える中日・荒木雅博内野手(40)が12日、年が明けてから初めてナゴヤ球場に現れ、軽いランニングやキャッチボールなどで汗を流した。在籍23年は、本紙評論家の立浪和義さんを抜いて球団の生え抜き野手では最長。今季からコーチ兼任になるチーム最年長野手は、入団時の監督だった故星野仙一さんの教えを胸に始動した。
故郷の熊本で正月を過ごしていた荒木の下に恩師の悲報が届いた。すぐに予定を返上、その日のうちに名古屋へ戻った。
「すべてが強烈な方だった。野球に対しての厳しさ、命懸けで野球をやるんだ、ということを入った時から教えられた。それは僕の土台になっていて、周りに伝えていければと思います」
1995年オフに星野さんが監督に復帰。“外れの外れ”とはいえ、第2次星野政権で最初のドラフト1位指名を受けたのが荒木だ。星野さんが監督を務めた2008年の北京五輪では日の丸メンバーに呼んでもらってもいる。今年から選手兼任コーチ。体に染み付いた星野イズムを若手に継承することも役割の一つになるだろう。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201801/CK2018011302000107.html
2018年01月13日
大野雄、直球進化計画 沖縄・北谷で自主トレ公開
大野雄、直球進化計画 沖縄・北谷で自主トレ公開
2018年1月13日 紙面から

キャンプ地の北谷球場でキャッチボールをする大野雄=沖縄で(中嶋大撮影)
進化させた直球で竜投の主役に返り咲く。中日・大野雄大投手(29)が12日、沖縄県北谷町で伊藤準規投手(27)、小熊凌祐投手(27)とともに自主トレを公開。昨季は2年連続で開幕投手を務めながらスタートダッシュに失敗した左腕が復権へ向け、開幕前までに進化した直球を追い求めていく決意をにじませた。
持ち味を存分に生かしたい。大野雄にとって最大の武器は直球。今季はパワーで打者をねじ伏せたい。「真っすぐの質、どれだけ押せるかということになる」。キャンプ地でキャッチボールやウエートトレーニングなど約5時間、みっちり汗をかいた左腕が力を込めた。
二度と苦杯はなめたくない。6月7日のロッテ戦(ZOZO)まで白星に恵まれなかった昨季、あらためて自身の武器に気づけた。「(直球の)使い方が良くなった。信じられるようになった」。6月以降は15試合で7勝3敗と巻き返した。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201801/CK2018011302000106.html
2018年1月13日 紙面から

キャンプ地の北谷球場でキャッチボールをする大野雄=沖縄で(中嶋大撮影)
進化させた直球で竜投の主役に返り咲く。中日・大野雄大投手(29)が12日、沖縄県北谷町で伊藤準規投手(27)、小熊凌祐投手(27)とともに自主トレを公開。昨季は2年連続で開幕投手を務めながらスタートダッシュに失敗した左腕が復権へ向け、開幕前までに進化した直球を追い求めていく決意をにじませた。
持ち味を存分に生かしたい。大野雄にとって最大の武器は直球。今季はパワーで打者をねじ伏せたい。「真っすぐの質、どれだけ押せるかということになる」。キャンプ地でキャッチボールやウエートトレーニングなど約5時間、みっちり汗をかいた左腕が力を込めた。
二度と苦杯はなめたくない。6月7日のロッテ戦(ZOZO)まで白星に恵まれなかった昨季、あらためて自身の武器に気づけた。「(直球の)使い方が良くなった。信じられるようになった」。6月以降は15試合で7勝3敗と巻き返した。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201801/CK2018011302000106.html
2018年01月13日
鈴木博、ラクラク体調管理 社会人経験生かしPCでアプリ駆使
鈴木博、ラクラク体調管理 社会人経験生かしPCでアプリ駆使
2018年1月13日 紙面から

気迫のこもった表情で守備練習をする鈴木博=中日ドラゴンズ屋内練習場で(小沢徹撮影)
中日のドラフト1位・鈴木博志投手(20)=ヤマハ=が12日、社会人時代に培ったIT力を駆使し、プロで生き抜くための一助としていることを明かした。パソコンに体重などを入力し、可視化することでモチベーションを上げることが狙いだ。
3年間の経験を、最大限に生かす。ヤマハ時代は、社業でデスクワークを中心に資料作成などを担当。ブラインドタッチやエクセルなどの操作が朝飯前のルーキーは「紙で字を読むより、パソコンに打ち込んでグラフとかにした方が理解しやすいし、やる気も出ますね」と話した。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201801/CK2018011302000105.html
2018年01月13日
夢 燃え尽くまで<特別編(下)> 仙さん語録1996~2000年
夢 燃え尽くまで<特別編(下)> 仙さん語録1996~2000年
2018年1月13日 紙面から

2003年の年賀状
◆1999年
1月22日
「スパイ行為と伝達は全く別のもの。力の差を補うものがなくなってくる。それもプロの野球。プロ野球がだんだん、おかしくなってくる」(スコアラーによる試合中の情報伝達禁止に)
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201801/CK2018011302000098.html
2018年01月13日
夢 燃え尽くまで<特別編(上)> 仙さん語録1996~2000年
夢 燃え尽くまで<特別編(上)> 仙さん語録1996~2000年
2018年1月12日 紙面から

1997年の年賀状
古い5冊の日記帳がある。星野さんが中日の監督として復帰した1996年から2000年までの5年間。担当記者として星野さんの言葉をつづってきたものだ。グラウンドで、ご自宅で、移動の車中で…。そのひと言ひと言に「星野の生き方」が詰まっている。そんな中からいくつかを2回に分け紹介し、今回の緊急連載の締めとする。 (報道部長・館林誠)
◆1996年
1996年1月5日
「いきなり、即優勝を目指していく。待たせません!」(5年ぶり復帰の球団年賀式で)
1月7日
「みんなダボダボのユニホーム。足元がだらしなさすぎる」(選手の印象を)
1月14日
「笑顔、怒っている顔。アレもオレ。コレもオレ」
1月20日
「『今の若いヤツは』は大人の勝手な言い訳。時代が変わった? 変えたのは大人じゃないか」
1月24日
「外出するなということ」(キャンプの門限を廃止)
1月31日
「まず組織、その中で個人を出せ! コーチも玉虫色の顔じゃダメ。イエス、ノー。ハッキリした態度を取らないと」(キャンプインを翌日に控え)
2月1日
「コーチ陣はコーチ同士で話がある。選手も監督やコーチの悪口がある。それを考えて、ああいう席にした。誰にだって不満はある。オレの悪口言うのも、コーチの悪口言うのもいい。でも場所と相手を間違えちゃいかん」(キャンプの食事の席は選手、コーチ陣別々。監督は報道陣、来客と一緒に)
2月3日
「オレは幸せ者だよ。半世紀もの間、野球を続けさせてもらっている。これで重い物しょっとるや、悩みや言うたらバチが当たる。選手はやるだけのことやって、あとは運。我々がついて行けるのは扉の前まで。開けることはできん」
2月24日
「監督のスタイルも環境、選手によって変わってくる。年齢もある。智恵、駆け引き…。随分、ずるさも覚えたかな。名古屋のファンは熱しやすく冷めやすい。冷めさせたらオレの負け」
4月14日
「聞かなければ言ってないのと一緒。分からせて初めて言ったことになる」(指導法について)
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201801/CK2018011202000118.html