2017年08月27日
翔太、雪辱だ ブルペン46球「しっかり腕振るだけ」
翔太、雪辱だ ブルペン46球「しっかり腕振るだけ」
2017年8月8日 紙面から

1軍に合流し、キャッチボールで調整する鈴木=ナゴヤドームで(小沢徹撮影)
雪辱の舞台は整った。中日・鈴木翔太投手(22)が、8日の広島戦(ナゴヤドーム)で先発する。7日はナゴヤドームで行われた1軍の投手練習に合流。屈辱の強制送還で2軍落ちを味わった7月23日の同カード(マツダ)以来となる1軍マウンドで、自らの存在価値を証明する。
引き締まった表情に決意がにじむ。屈辱の炎上劇から2週間。鈴木に再びチャンスが与えられた。この日、1軍の投手練習に合流した右腕はキャッチボールや短距離ダッシュを行うと、ブルペンで46球の投球。最終調整を終えた。
「ボールが指にかかっていた感じがした。調子はいいと思う。試合中は腕をしっかり振ることだけに集中したい」
もう2度とあんな思いはしたくない。7月23日の広島戦で3イニング1/3を投げ4失点。試合終了を待たず、名古屋に強制送還された。「無駄な四球が多かった。自分の投球ができなかった」。1人、新幹線で過ごした時間が悔しさを倍増させた。
2軍降格後、上下のバランスが崩れていたというフォームの修正に加え、自らの武器でもある直球を見つめ直した。「指にかかっていれば多少のシュート回転でも打たれない」。2日のウエスタン・リーグのソフトバンク戦(ナゴヤ球場)で7イニング2/3を2失点。6四死球を与えたが、直球の最速は144キロを計測。1軍でも実績がある打者が並ぶ打線を相手を手応えを取り戻した。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201708/CK2017080802000099.html