2017年08月21日
谷元、G倒デビューへ
谷元、G倒デビューへ
2017年8月4日 紙面から

DeNA-中日 チームに合流し試合前の練習に臨む谷元(七森祐也撮影)=横浜スタジアムで
巨倒で窮地を救ってくれ!! 日本ハムから金銭トレードで中日に加入した谷元圭介投手(32)が3日、1軍に合流した。DeNA戦(横浜)の試合前にブルペン入りして、森監督が状態を確認。勝利の方程式の一角として期待される右腕は、早ければ4日の巨人戦(東京ドーム)で出場選手登録され、新天地デビューする可能性は十分だ。なお、試合は3-4で惜敗し、7カード連続負け越し。谷元が救世主として新風を運ぶしかない。
スタンバイOKだ。トレード期限寸前の電撃加入から4日。谷元がDeNA戦(横浜)の試合前練習に合流した。早速ブルペンに入り、森監督ら首脳陣が見守る中で変化球も交えて約30球。ベンチ裏で試合終了まで見届けると、自然に気持ちも高ぶった。
「サインの確認とか、覚えておかないといけないことを見ていました。(4日に)登録されるかどうかは監督やコーチが決めることですが、『いけ』と言われたら、いく準備はできています」
31日にナゴヤ球場で入団会見に臨んだ後、その足で札幌に戻って寮の片付けと関係者にあいさつ回り。2日には日本ハムの2軍の拠点である千葉・鎌ケ谷に出向き、この日の昼に横浜市内のチーム宿舎に入った。球場に到着すると、選手やスタッフらに自己紹介した。
「身が引き締まる思いです。快く迎えていただいて、声もかけてもらったので、疲れませんでした。森監督からも『頑張れ。期待している』と声をかけられました」
新天地で背負った番号は「60」。自然と緊張した表情が浮かぶ。さらに、合流当日のブルペン入り。谷元は「少し投げすぎました」と苦笑いを浮かべたが、おのずと気合が入るのも当然だろう。ただ、通算101ホールドを誇る右腕の投球をその目で確認した友利投手コーチは、感嘆の声を上げた。「イメージ通りのボールを投げていた。期待もするし、あてにもします」。それもそのはずだ。守護神・田島につなぐ岩瀬、又吉に谷元が加われば、ブルペンの層は確実に強固。近藤投手コーチも「7、8回をしっかり投げてもらえたら」と期待を寄せた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201708/CK2017080402000112.html