2017年08月21日
福田、成長実カ~ン
福田、成長実カ~ン
2017年8月4日 紙面から

DeNA-中日 2回表無死一塁、福田が左越えに先制2ランを放つ=横浜スタジアムで(篠原麻希撮影)
5年3カ月ぶりに描いた故郷での放物線だ。2回無死一塁。福田が悠然とダイヤモンドを回る。ハマスタでのアーチは、実に2012年5月5日以来となる3本目。生粋のハマっ子にとって慣れ親しんだ場所だが「もうプロ11年目ですから」と苦笑を浮かべた。
とらえたのは、外角高めのチェンジアップ。手を伸ばして巧みにバットへ乗せ、最後は左手1本で左翼席まで運んだ。「少し泳がされたけど、うまく拾うことができました」と納得の6号先制2ラン。プロ初の2桁本塁打を放った昨季よりも、19試合早いペースで積み重ねる。
勝利に導くことはできなかったが、確かな成長を感じさせる一発だった。「あのコースはいつもゴロになってしまうけど、しっかりボールの下にバットを潜り込ませることができた。ことし2本目の感覚です」。1本目は6月25日の巨人戦(東京ドーム)での二塁打。それ以来の感触に「これができるようになれば、だいぶ違ってくる」と確かな手応えを口にした。
そんな和製大砲に触発されたように、助っ人も競演。2点を勝ち越された直後の4回1死で、ビシエドが失投を見逃さなかった。「高めに浮いてきたチェンジアップをのがさずにとらえることができたよ」。右中間スタンドへの17号ソロで追いすがった。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201708/CK2017080402000106.html