2017年08月13日
福田、確変.291
福田、確変.291
2017年8月1日 紙面から

黙々と打撃練習する福田=ナゴヤ球場で(篠原麻希撮影)
中日の福田永将内野手(29)に夏男襲名の期待がかかる。これまで夏は苦手な季節だったが、7月を好調のまま乗り切った。巻き返しの夏を前に和製大砲の鼻息は荒い。1日からDeNA3連戦(横浜)に先発予定の吉見一起投手(32)から大野雄大投手(28)と続く。先週のヤクルト戦の悪夢を次戦で断ち切る。
今年の夏は背番号55の和製大砲にお任せだ。7月は打率2割9分1厘、5本塁打、18打点。福田にとって、本塁打と打点はいずれも月間での自己最多。「試合に出続けている結果です。出ている中で好調の波が偶然きただけですよ」と謙遜したが、8月もこの勢いでそのまま突き進みそうな気配だ。
苦手な季節を克服しつつある。昨季までの7月の通算打率は2割4分7厘。8月に至っては2割4厘に落ち込む。「ドーム育ちなんで、暑いのは嫌いです」と苦笑いするが、それは過去の話。夏本番に向かっていく25日からの1週間では、25打数10安打、3本塁打、10打点と大暴れ。今年はひと味もふた味も違う。
秘訣(ひけつ)は、健康管理だ。「とにかくよく寝ることと食べることには気をつけてます。僕のようなタイプは体重を落としてはだめ」。オフに90キロになる体重が、毎年この時期に80キロ近くまで落ちてしまう。だが、今は努力のかいもあってか84キロ台をキープしている。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201708/CK2017080102000104.html