2017年08月13日
遠藤&京田、足で活路
遠藤&京田、足で活路
2017年7月30日 紙面から

中日-阪神 (上)7回裏無死一、三塁、遠藤が遊撃への適時内野安打で出塁する (下)7回裏2死二、三塁、遊ゴロで一塁にヘッドスライディングする京田。失策で同点となる=ナゴヤドームで(いずれも谷沢昇司撮影)
俊足コンビが持ち味を発揮した。執念の一打を放ったのは遠藤だ。2点ビハインドで迎えた7回。好投を続けていたメッセンジャーから藤井、福田の長短打で一、三塁の好機をつかむと、遊撃への内野安打。1点差に詰め寄る貴重な打点をたたき出した。
「つないでくれたので。自分も何とか後ろに回そうと思っていました。チャンスは多くないと思うので、少ないチャンスを生かすためにも練習からしっかりやってチームに貢献していきたい」。
28日に1軍再昇格を果たすと、2試合連続で先発出場。ともに「H」のランプをともした。昨季、今季と開幕スタメンに名を連ねながら、1軍に定着できないもどかしさ。与えられた役職を忠実にこなそうと必死だ。
ドラフト2位ルーキーが続いた。その後に続いた2死二、三塁の逆転機で、京田が遊撃へゴロ打球を打ち返した。二走の遠藤と重なった打球を遊撃・大和がファンブル。拾い直した後の一塁送球よりも早く、一塁へ頭から滑り込んだ。その間に三走の福田が同点のホームを踏んだ。記録は失策だったものの、試合を振り出しに戻したのは京田の足だった。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201707/CK2017073002000099.html