2017年08月12日
京田100安打 ルーキー99年・福留以来9人目
京田100安打 ルーキー99年・福留以来9人目
2017年7月28日 紙面から

ヤクルト-中日 2回表2死二、三塁、京田が左前適時打を放つ=神宮球場で(小沢徹撮影)
竜に舞い降りた希望の光が、また輝きを足した。歴史的な大逆転負けから一夜。重苦しい空気も、ドラフト2位の京田には関係ない。2点を先制された直後の2回2死二、三塁。外角の変化球を巧みにバットで合わせ、左前へと転がした。
「チャンスだったので、何とか走者を返したかった。点が取れて良かったです」。3試合連続打点となる適時打は、今季100安打目。中日の新人では1999年の福留(現阪神)以来、18年ぶり9人目で、出場91試合目の大台は2リーグ分立以降では最も速い。
1回に11試合連続安打となる右前打でリーチをかけ、足踏みすることなく3桁へ。さらに第3打席も低めの変化球を左に落とし、今季9度目の猛打賞を決めた。新人での史上最多は巨人・長嶋(現巨人終身名誉監督)の14度。それすら依然として上回るペースで突き進む。
試合前には、グラウンドを訪れた恩師2人から激励を受けた。日大の仲村恒一監督と、青森山田高で当時野球部長だった五十嵐康朗さん。ほんの数分だったが、言葉を交わした。守備のいろはを教わった高校時代。そして今春巣立ったばかりの大学では、今に通じる打撃の意識を培った。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201707/CK2017072802000102.html