2017年07月22日
吉見、2カ月ぶり2勝目
吉見、2カ月ぶり2勝目
2017年7月19日 紙面から

中日-巨人 力投する先発の吉見(金田好弘撮影)=ナゴヤドームで
率直な気持ちだった。「勝てたことはうれしい。本当にみんなのおかげ。でも、何かゲームに入っていけなかった。でも、勝てた。そういうこともあるのかなと…」。2カ月ぶりの2勝目は、いつもの吉見の感覚とは違った。
緻密に準備し、試合をコントロールする。これが通常営業。しかし、久々の1軍マウンドだったからなのか、右足の親指にマメができた痛みもあったからなのか、いつもとはまったく違う感覚で試合は進んでいったという。「変な言い方ですけど、ボーっとしていた。それだからか、ピンチになっても焦ることがなかった。いつもだったら坂本だ、ヤバいとかなるんですけど」
意識とは裏腹に抜群のテンポ。1回をわずか6球で三者凡退に切ると、リズムに乗った。直球、シュート、スライダー、フォークのコンビネーションで4回まで2安打無失点。1点リードの5回に味方の失策絡みで1点を奪われたが、「気にならなかった」。6回にマメの痛みが強まり、大事を取って途中降板。そんなアクシデントもあったが、結果的には勝ちが付いた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201707/CK2017071902000099.html