2017年07月17日
ビシエド、Wヘッダーあるぞ
ビシエド、Wヘッダーあるぞ
2017年7月17日 紙面から

ブランクなんの、鋭いスイングを見せるビシエド。きょうの2軍戦の内容次第ではそのまま1軍直行も=ナゴヤドームで(小沢徹撮影)
中日のダヤン・ビシエド外野手(28)が16日、ナゴヤドームで行われた全体練習後、シート打撃で汗を流した。米国の市民権取得手続きで長らく離脱していた主砲は、17日のウエスタン・リーグ、広島戦に出場予定。昼のナゴヤ球場で問題なくプレーすれば、そのまま巨人とのナイターが行われるナゴヤドームへ。後半戦の開幕からスタンバイする可能性が高そうだ。
1軍復帰へ、ビシエドが最終段階を迎えた。6月中旬にチームを離れてから約1カ月。久々のナゴヤドームで投手の球を肌で感じ、思わず白い歯を見せた。
「ずっとピッチャーの球を見てなかったけど、そんなに悪くない。右方向にいい打球もあったし、いいスイングもあった」
背番号66の早期復帰を願って、全体練習後にシート打撃が用意された。森監督や土井打撃コーチらが熱視線を送る中、練習用バットで打ってから試合用の相棒に持ち替え、計11打席でヒット性は4本。柵越えこそなかったが、ドラフト6位の丸山からあと1メートルで右翼席最前部に届きそうなフェンス直撃の当たりも披露。手応えは上々だったようだ。
周囲の期待は、後半戦開幕となる17日の巨人戦から1軍の戦力になってもらうこと。だがビシエドは6月15日の日本ハム戦(ナゴヤドーム)以降、投手の生きた球から遠ざかっていた。「長いこと見ていないと、タイミングが崩れてしまうね。ピッチャーを見れば見るほどできてくる」。実戦の中で感覚を取り戻すことが、次のハードルとなる。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201707/CK2017071702000101.html