2017年07月17日
ドラ1トリオ、灼熱地獄の2部練習
ドラ1トリオ、灼熱地獄の2部練習
2017年7月16日 紙面から

森監督(右)の話を聞く(左から)柳、鈴木、小笠原 =ナゴヤ球場で(布藤哲矢撮影)
ドラ1トリオが灼熱(しゃくねつ)地獄の2部練習だ。中日ドラゴンズは15日、ナゴヤ球場で全体練習を行い、17日の巨人戦(ナゴヤドーム)での登板が予想される小笠原慎之介投手(19)は、4年目の鈴木、ルーキー柳とともに2軍と1軍の練習を掛け持ちする特別授業。また、吉見一起投手(32)も1軍に合流した。
小笠原の表情が、みるみる紅潮していった。ジリジリと強烈な日差しが照りつけるナゴヤ球場の体感気温は40度を超えていてもおかしくない。この日は午後0時半から2軍、同4時から1軍がそれぞれの練習スケジュール。立っているだけでも汗まみれになる中、背番号11が柳、鈴木とともに超異例の2部練習で己の体をいじめぬいた。
“第1部”では、2軍の選手とともに、アップ、キャッチボールをこなしたのち、50メートルダッシュを10本こなしていく。途中、森監督が3人を集めて、約5分間の青空ミーティング。指揮官直々に2部練習の意図が伝えられた。代弁したのは友利投手コーチだ。「後半戦が始まるとナゴヤドームの後は、マツダ、神宮と屋外が続く。彼らは投げる可能性あるわけだからね」。約1時間の休憩を挟んで、午後4時から1軍練習がスタート。屋外ナイターでは、まさにこの時間に練習をこなして試合に臨む。そのための準備にはもってこいだった。
小笠原は再びアップを済ませると、ブルペンへ。松井雅を座らせ、変化球を交えながら約50球投げ込んだ。途中、森監督から直接指導も受け、「久しぶりに指導してもらった。引き出しを増やしていかないといけない」と口元を引き締めた。さらに右翼ポールと左翼ポールの間を5往復。高校生以来という2部練習に「疲れました…。足がもつれる。酸素が欲しい」とぐったり。計4時間、充実したメニューをこなした。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201707/CK2017071602000087.html