2017年07月15日
ビシ、帰ってきた!! 17日G戦「出る」
ビシ、帰ってきた!! 17日G戦「出る」
2017年7月14日 紙面から

再来日し打撃練習するビシエド=中日ドラゴンズ屋内練習場で(布藤哲矢撮影)
米国の市民権取得手続きのため渡米していた中日のダヤン・ビシエド外野手(28)が再来日し、13日に名古屋市中区の球団事務所で西山球団代表、森監督らに現状を報告。手続きが完了していない中で戦列復帰を決断した主砲は、球宴後の「開幕カード」となる17日からの巨人3連戦(ナゴヤドーム)での出場を志願した。
これ以上の迷惑はかけられない。ビシエドが市民権取得手続きの結果を米国内で待つことは一時断念。自宅のあるマイアミから12日夜に緊急再来日し、戦列復帰を優先させることを決断した。
「手続きが想像以上に長引き、ファンの皆さまやチームメート、球団関係者の方々に本当に申し訳なく思っています」
会談を終えて取材陣の前に現れたキューバ出身の主砲は、まず謝罪を口にした。自身と家族の人生を考え、市民権取得を熱望していることに変わりはない。とはいえ、チーム離脱の辛苦も限界に達した。
約1カ月。米国の入国管理局から日時の指定を受け、日本を離れたのが6月16日だった。面接を受けた後、当局から求められたのは09年以降の米大リーグでの契約書や住居関連の書類提出。しかし、最終手続きに当たる宣誓式の連絡が届かない状況だという。
「(昨年に)6カ月以上、米国外に出ていたことが問題になっているようだ。(今も)米国でプレーしたら、もっと早く(認可を)出してもらえたのかもしれないが」
いつになるかも分からない連絡を待つことをあきらめ、3人の子どもが義母とともに待つ名古屋に戻った。当然、目的は野球をするためだ。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201707/CK2017071402000105.html