2017年07月15日
逆襲竜へ 後半戦は一丸
逆襲竜へ 後半戦は一丸
2017年7月13日 紙面から

阪神-中日 前半戦を終え、厳しい表情で引き揚げる森監督=甲子園球場で(布藤哲矢撮影)
勝ちゲームだったはずが、3点リードの6回に暗転した。先発のバルデスが背信投球。1死から3連打で1点をかえされ、その後の2死満塁では大和に外角の直球を右前に運ばれた。ボール自体は厳しいところを突いていただけに、バルデスは「良い球も打たれてしまった」と肩を落とした。6イニング4失点で降板。大島の2ランでリードを広げた直後だっただけに、ここで粘れなかったことが後の展開に響いた。森監督は険しい表情で足早にバスに乗り込んだ。
この4連敗の間、失点は31に上った。先発が試合をつくり、何とか救援陣がつないで白星を拾っていくのが勝ちパターン。だが、その前提となる先発が崩れては元も子もない。援護する打線はビシエドと平田を欠く。序盤や中盤でつまずくと、はね返すのは難しい。
それでも、開幕当初のことを考えれば底は抜けている。今季は5連敗からスタートし、借金は5月半ばに最大12まで膨れ上がった。しかし、交流戦を5割で終えたころには投手陣の整備が進み、開幕直後は大不調だったゲレーロも本来の力を出すようになっていた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201707/CK2017071302000110.html