2017年07月15日
ゲレーロ、御礼の適時打&マルチ
ゲレーロ、御礼の適時打&マルチ
2017年7月12日 紙面から

阪神-中日 1回表1死一、三塁、ゲレーロが右前に先制打を放つ。捕手梅野=倉敷マスカットスタジアムで(黒田淳一撮影)
真夏の祭典でアーチの競演が待ち遠しい。ゲレーロがそんなウズウズした気持ちをバットに乗せた。1回1死一、三塁。ふわりと上がった打球は二塁と右翼の間にポトリと落ちる。三塁走者の亀沢が生還して先制。この日、球宴の本塁打競争出場が決まり、適時打で御礼した。
「いいスイングができた結果。詰まったけど、いいところに持っていけたよ」。チームトップを快走する51打点目。4回1死で迎えた2打席目も149キロの直球を鮮やかに中前へ。マルチ安打で竜打線を鼓舞したが、阪神・メッセンジャーの前に沈黙した。
普段とは違う場所ではいつも以上に頼もしい。地方球場で開催された6試合で19打数10安打、打率5割2分6厘、9打点。豊橋、岐阜、松山、浜松と放ってきた本塁打は途切れたものの、存在感は健在だ。その要因を問われ、首をかしげるが「毎日でも地方でやりたいね」と不敵な笑みを浮かべた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201707/CK2017071202000114.html