2017年07月15日
柳、3回ロペスに痛恨3ラン被弾
柳、3回ロペスに痛恨3ラン被弾
2017年7月10日 紙面から

中日-DeNA 3回表1死一、二塁、ロペス(中)に左越え3ランを浴びる先発の柳=ナゴヤドームで(谷沢昇司撮影)
連敗の中日はカード勝ち越しならず。ドラフト1位ルーキー、柳裕也投手(23)がロペスに手痛い3ランを浴び、3敗目を喫した。昇竜デーに、竜の近未来を担う右腕がまた一つ勉強。悔しさや反省は、次への力に-。
指揮官の言葉を借りれば「痛いどころじゃない。壁に頭を打たれたような感じ」。甲高い打球音とは対照的に、重く堪え難い一発に沈められた。1点を先制され、なおも1死一、二塁。先発の柳がただ、ロペスが左翼席に架けた放物線を見つめる。結果的に、ここで勝負が決した。
悔やむに悔やみ切れない「あの1球ですね」。1ストライクからの2球目。女房役の松井雅の要求は内角のつり球だった。「時間をかけて勝負するところ」。分かっていたつもりだったが、135キロ直球はハイボールヒッターには打ちごろの高さに入る。「球威も弱かった。中途半端になった」。もう後の祭りだった。
近藤投手コーチも「ファウルにできれば良かった。怖いところにしっかり投げられないと、ああいう風になってしまう」と指摘。その後は立て直したものの、深くえぐられた傷は残ったまま。5安打4失点を喫し、6度目の先発で最短の5イニング降板。クオリティースタート(6イニング以上で自責点3以下)も3試合連続で途切れた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201707/CK2017071002000094.html