2017年07月10日
行くぞAクラス 京田が引っ張る
行くぞAクラス 京田が引っ張る
2017年7月7日 紙面から

中日-ヤクルト 3得点に絡む活躍をし、お立ち台でガッツポーズをする京田(布藤哲矢撮影)=ナゴヤドームで
快足ルーキーの躍動で、中日の勢いに拍車がかかってきた。6日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)で1番・遊撃の京田陽太内野手(23)がいきなり安打で先制のホームを踏むなど2得点。追い付かれた後の6回には内野ゴロで決勝点を挙げ3連勝に貢献した。7日からは3位・DeNAと直接対決。3連勝でひっくり返せる。
♪1番京田が塁に出て~、なんて口ずさみたくなる。これが2017年のドラゴンズ。ドラフト2位のバットで、機先を制す。初回、2球目に来た高めの変化球をきれいに右前へ。4試合連続の先頭打者安打が打線に活力を生み、先制の本塁を踏んだ。
「たまたまヒットになっているだけ」と意に介さないが、ことごとく相手の出はなをくじく。「1番・遊撃」で先発出場した49試合で、1打席目は48打数23安打、打率は4割7分9厘と抜群。頼もしさに、森監督も「初回に出塁してくれると、向こうの投手も警戒する」とうなずく。
再び先頭の3回も初球を左前に運び、中軸の連打で生還。起点になっただけでなく、さらに自らで試合を決めた。同点に追いつかれた直後の6回1死一、三塁で、二ゴロで勝ち越しを演出。「一番ダメなのは三振。バットに当てようと思った」と胸をなで下ろした。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201707/CK2017070702000110.html