2017年07月02日
福田、意地のヘッド
福田、意地のヘッド
2017年7月2日 紙面から

広島-中日 6回表2死二、三塁、代打福田が放った打球は遊撃へ(佐伯友章撮影)=マツダスタジアムで
コイに一矢を報いた。2試合ぶりにスタメンを外れた福田がムードを変えようと、必死の一打を放った。6点ビハインドの6回に適時内野安打で1点をたたき出し、首位独走中の広島相手に零封負けを阻止。チームは大敗を喫したが、意地を見せられたことに少しだけホッとした表情を浮かべていた。
「何とか打ちたかったので。完封されるわけにはいかなかった。チャンスで期待に応えられて良かったです」
起用にすぐさま結果を出した。6回2死二、三塁。代打で打席に向かった。広島・薮田の外角高めに来た153キロ直球に食らいついた。派手な当たりではなかったものの「飛んでくれたところが良かった」。遊撃・田中がダイビングキャッチで止めたが、三塁走者の森野が生還。6月23日の巨人戦(東京ドーム)以来、7試合ぶりの適時打になった。
夜よりも昼にめっぽう強い。今季、ナイターで福田は17試合で30打数5安打、打率1割6分7厘。対してデーゲームは10試合で14打数5安打、打率3割5分7厘と打ちまくっている。さんさんと輝く太陽の下で好成績を残せていることに「ファームが長いんでね」と冗談交じりに笑い飛ばした。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201707/CK2017070202000101.html