2017年07月02日
ゲレーロ、初回先制打
ゲレーロ、初回先制打
2017年6月30日 紙面から

中日-阪神 1回裏1死一、二塁、ゲレーロが先制の左前適時打を放つ=ナゴヤドームで(金田好弘撮影)
右肩の痛みなど比べものにならない胸の痛みを知っている。それは、野球ができないことであり、チームの力になれないこと。だから2試合連続で強行出場し、期待に応えてみせた。新たな竜の4番・ゲレーロだ。1回1死一、二塁。ギアを1段上げたメッセンジャーに追い込まれながら、4球目の外角に沈むカーブに食らいついた。「少しタイミングを外されたけど、うまく拾うことができた。あの打席はランナーをかえすことがチームのためにやるべきことだった」。結果的に決勝点となる、値千金の先制タイムリーだ。
27日の阪神戦(浜松)で藤川の直球を右肩に受けた打撲は「腕を伸ばすときに痛い」と打撃にも影響している。それでも、ビシエド、平田という中軸2人が離脱している緊急事態に、自身が背負うものの重さはわかっていた。「2人がいないなかで、僕まで休むわけにはいかない。スイングできる以上は耐えながらやっていく」。その決意をバットに込めた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201706/CK2017063002000107.html