2017年07月02日
京田&大島、竜党歓喜呼んだ足と技
京田&大島、竜党歓喜呼んだ足と技
2017年6月29日 紙面から

中日-阪神 6回裏2死三塁、大島が左翼線に適時二塁打を放つ(篠原麻希撮影)
打たれたのは今季最少タイの2安打だが、打ったのも最少の3安打。そんな投手戦を制したポイントは走塁だった。竜打線の前に立ちふさがっていた阪神の小野が、唯一犯した失敗は6回1死から京田を歩かせたことだ。続く亀沢の打席で、けん制球を4連発。初対戦の投手、リーグ最高の盗塁阻止率4割1分5厘の捕手。その警戒網をかいくぐって、京田は走った。
「全然走りにくくなかった。あれだけ(けん制が)来ればもうないだろうと」。二塁に滑り込んで今季12個目の盗塁をマーク。捕手・梅野の悪送球も誘って一気に三塁まで到達し、局面ががらりと変わった。
2度目はないかもしれない大チャンスを、大島が一振りでモノにした。高めの148キロ直球を逆方向へ。「打った瞬間抜けると思った。オッシャーという感じ」。三塁線を鋭く破る適時二塁打。この先制打が決勝打となることを、どちらのベンチも感じ取ったはずだ。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201706/CK2017062902000117.html