2017年06月24日
直倫、黄色い声援独り占め
直倫、黄色い声援独り占め
2017年6月17日 紙面から

中日-西武 3回裏無死、堂上が先制の右越えソロを放つ=ナゴヤドームで(布藤哲矢撮影)
球界屈指の左腕に何とか抵抗した。5試合ぶりにスタメン出場の堂上が3回に今季初本塁打となる先制ソロを放った。「ガールズシリーズ」と銘打たれた3連戦の初戦。「イケメンコンテスト」で選抜5人衆に名を連ねた背番号63は、竜党の黄色い声援を浴び、ダイヤモンドを一周した。
「しっかり自分のスイングができた。良く飛んでくれたと思う」
先頭で迎えた3回。1ボールから待ってましたとばかりに、西武・菊池の投じた外角高めの148キロを振り抜くと、打球は右翼席ギリギリに飛び込んだ。「いいピッチャーですし、ストレートに絞って初球から思い切って打ちました」。納得の一発にうなずいた。
開幕から苦しんだ。昨季は10年目で初めて規定打席に到達。しかし、今季は遊撃のレギュラーを京田に奪われ、守備固めに回るケースが多い。出場機会の減少とともにバットも湿り気味。試合前まで86打数17安打の打率1割9分8厘と下降していた。
ただ、復調の兆しもつかんだ。14日の日本ハム戦(ナゴヤドーム)前に、ウエスタン・リーグ阪神戦(ナゴヤ)に出場し、第2打席で右越え二塁打。この際、小笠原2軍監督からアドバイスを受けた。「下半身が弱っている。踏ん張れるようにしろ」。下半身主導の打撃と始動を早くするように心掛けた結果が、今季1号につながった。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201706/CK2017061702000111.html