2017年06月24日
竜、積極策が裏目
竜、積極策が裏目
2017年6月16日 紙面から

中日-日本ハム 7回裏1死二塁、代打堂上の右前打で京田が本塁を突くがタッチアウト(小沢徹撮影=ナゴヤドームで
追い付くのが精いっぱい-。中日は15日の日本ハム戦(ナゴヤドーム)で、2点を追う6回に平田良介外野手(29)の適時打など一度は追い付く粘りをみせたが、走塁や守備での策が裏目に出て連敗を喫した。2カード連続の負け越し交流戦トータルも1つ負け越しとなり、残り1カード。ホームで何とか意地を見せてほしい。
痛い星を落とした。交流戦ラストウイークのジョーカーとして「第2先発」で起用したジョーダンが3イニング目に捕まった。同点の8回。1死からの連打にバッテリーエラーも絡み、最後は一邪飛で決勝点を献上した。
走る。本塁を狙う。一方は必死に守る。その攻防の結果が勝敗に直結した。「ウチはできずに、向こうはできた。見ている人には良いゲームかもしれないが、やっている人は負けたら一緒」。激闘の直後でも、森監督は淡々と振り返った。
皮肉というしかない。ビシエドの好捕が裏目に出た。1死二、三塁。広いナゴヤドームのファウルグラウンドに上がった飛球を必死に背走し、フェンス際でキャッチ。しかし、結果的には三塁走者の大累にタッチアップで生還を許した。
「(捕球時にグラウンドに背を向けて)投げにくい体勢になってしまった。何とかダブルプレーにしたかったが…」。本塁への直接送球が大きくそれたこともあり、ビシエドは反省の弁。公式アナウンスは「犠飛は付かず、打数、打点あり」-。珍しい形での得点シーンになった。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201706/CK2017061602000107.html