2017年06月23日
ゲレ、交流戦男だ 単独トップ8号
ゲレ、交流戦男だ 単独トップ8号
2017年6月15日 紙面から

中日-日本ハム 9回裏1死、ゲレーロが左越えに同点ソロを放つ=ナゴヤドームで(金田好弘撮影)
グラウンドにしゃがみこみ、膝にほおづえをついたまま、ゲレーロが固まった。延長12回1死一、三塁。最終回での1点勝ち越しを許し、なおも迎えたピンチで、三塁ゴロをさばいたゲレーロが回転してから投げた送球がそれ、三塁走者レアードの生還を許す。2点差に広がる痛恨の野選。打撃では3打点をたたきだしたが、「一生懸命粘った試合だけど、残念だ」と肩を落とした。
一度は起死回生となる一撃を放った。9回裏1死、日本ハムのクローザー・増井の初球フォークを捉えた。打球の行方を確かめ、悠然とダイヤモンドを1周。交流戦本塁打王争い単独トップの8号となり、セ・リーグでは2位エルドレッド(広島)に3本差とする今季18号ソロは、敗色濃厚のチームに息を吹き返させる同点弾となった。
第1打席では1死満塁から左翼線を破る先制2点タイムリーを放ち、今季初めて初回に一挙4点を奪う先制攻撃の主役となった。しかしその後2打席は凡退。6回に甘い球を打ち損じて中飛に倒れると、バットをグラウンドにたたきつけ、さらに自らの膝でたたき折ろうとするほど憤慨した。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201706/CK2017061502000111.html