2017年06月10日
京田、5戦連続の先頭打者安打&マルチ
京田、5戦連続の先頭打者安打&マルチ
2017年6月9日 紙面から

ロッテ-中日 1回表無死、京田は三塁への内野安打を放つ=ZOZOマリンで(小沢徹撮影)
ルーキーの勢いが止まらない。もはやスコアボードに何度も「H」ランプをともすことが当たり前になりつつある。京田が5打数3安打でプロ初となる2試合連続の猛打賞をマークした。だが快音連発も、ロッテに3タテを食らわすことのできなかった悔しさが勝った。
「塁に出ることだけを考えてやっているので。(3本打っても)試合に負けたので意味がない」
この日も背番号51の安打で幕を開けた。1回。ロッテの先発・唐川に外角のカーブに詰まらされたが、快足を跳ばして三塁内野安打にしてみせた。これで5試合連続の先頭打者安打も記録。すかさず今季7個目の盗塁も決めた。同点で迎えた4回1死一塁には内角高めのカーブを捉えて右翼への二塁打にした。いずれの打席でも後続がつながり本塁に生還し、得点のきっかけをつくることに成功した。9回無死一塁では内から二塁内野安打を放った。
前夜はうれしい出来事もあった。2011年から2年間、ロッテに在籍していた工藤のつながりで、京田と同じ石川県出身のロッテ・角中と食事する機会に恵まれた。「それほど地元トークに花は咲かなかったけど、いい時間を過ごせました」。同じ食卓を囲んでも試合では敵同士。同じ左打ちでロッテの顔ともいえる郷土の先輩を上回る輝きを放った。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201706/CK2017060902000112.html